さあて、数学のクイズだ。
<夏の高校野球トーナメントの出場校が150校ありました。
では、
総試合数はいくつでしょう?>
答えを先に言おう。
<149試合>
では、出場校が4校だったら・
<3試合>
8校だったら、
<7試合>
つまり、出場校数-1=試合数
実に解りやすい数学の方程式だ。
ではでは、ナゼこんな簡単な、方程式になっているのか
よし、考えてみよう。
「ん~イヤだ、数学と聞いただけで、もおイヤだ~」
っと悶絶しているアナタでも、解ける優しいお勉強ですよお~
~~~ ~~~
試合の数をカウントするのに、何を利用すればいいだろう?
そこで、思いつくのが、
負けた数だ!
トーナメントに出たチームは、いずれ負ける運命にある。
いつかは
負ける試合に遭遇する。
『ああ、負けちゃったね』
涙を流しながら去って行く。
その
涙の数を数えればいいのである。
負けて悔しい涙は、それぞれのチームでは一回しかない。
そして、トーナメント制では、
毎試合、どちらかのチームの涙が流れる。
「あんだよ、ウチの子は、負けても涙なんか流さねえだよ!」
って、
ややこしい事を言い出した小林さんのウチは放おっといて・・
涙が流れた試合=
負けた試合
つまり、
負けた試合の数だけトーナメントが消化したのである。
『へ~だったら、150校出場したら150試合なんじゃないの?』
ふむ、よお~く考えてみよう。
あなたは忘れていないかな~
たった
1校だけ涙を流していない高校がある事を・・
そう!
優勝校だ。
その優勝校だけ、員数外なのである。
だから、
マイナス1