蕎麦の花
すっごく悔しい事の一例
蕎麦屋に入った。
暖かい、かけ蕎麦を注文した。
シンプルイズベスト。
(かなり、マニアックなソバ通である)
「はい、かけ蕎麦で~す」
持ってこられた蕎麦を、息もつかずにすする。
シュグっ ずるっ ングングっ
ズハア~
うんまあ~い!
汁の中に沈んでいる蕎麦をいとおしく摘み、
ズルズルする。
音として、スゥーと蕎麦がのどを通過していく感覚がおいしい。
ズロズロなどと、音をたてるほど、おいしい。
ズゥゥ~~~~シュポンと最後の瞬間に音をたてて、
飲み込むのが、えもいわれぬ醍醐味に思える。
そして、蕎麦はやがて食べ終える。
最後のイッポンをツイバミながら食べ終える。
汁もジュルジュルと飲み終える。
食べ終えた私は前傾姿勢を終え、起き上がる。
ため息をつく。
ふう~~
その時、目の前のモノに気付くのだ!
一味唐辛子があったじゃないか!
そうなのだ。
蕎麦にちょっとだけの香辛料。
一味唐辛子。
そいつをかけるのを、忘れてしまった。
え~と、今日問題となっているのは、
一味唐辛子をかけたか、かけなかったかではないのだ!
蕎麦にかけようが、かけまいが大問題ではないのだ。
問題は・・
いつも、蕎麦屋のテーブルの目の前の置いてある
<一味唐辛子>であるにも関らず、
なぜ、
いつも食べる時にかける事を忘れるのだろう?
なぜ、
食べ終わったアトに、かけなかった事に気付くのだろう?
そう、食べ終わったアトに反省するのだ。
「しまった!又かけないで食べてしまった!」
ん?そう云えば、そんな感覚他にもあったな!
それは、又、明日~