<食事というものは、
満足感を求めている>
腹八分と云う言葉もあるから、決して満腹感ではない。
最初の一口の満足感。
食べ進む満足感。
食べ終えた満足感。
では、次の言葉は正しいでしょうか?
<食べている時に美味しく感じる食事は、
食べ終えた時に満足感がある>
はい、と答えたあなた・・
あなたは、
アレを忘れていませんか?
アレと
アレを・・・
私には、二つのものが、食べ終えた時、納得出来ないのだ。
まず、一つ目。
<
カキ氷>
真夏、炎暑の中で食べるカキ氷は美味い。
これほど素晴らしい食材はない。
カキ氷が食べられる時代に生まれて、ほんとに良かった。
しかも、カキ氷は、何口にも分けて食べられる。
どんなに美味しくても、一口で終わったら、
こんな淋しいものもない。
でも、カキ氷は、楽しみが
繰り返される。
何十回も繰り返される。
ミュージックのリフレインのようだ。
口数は、かなり多い。
カレーライスを食べる時の口数より、多いような気がする。
ところが・・である。
その楽しみにも終焉の時が訪れる。
カシュー・・
「あっ、もう無い」
そこに残るのは、虚しさだ。
食事とは、
満足感が残るのではなかったのか!
今、私はカキ氷という食事をとったぞ。
まあ、満腹とはいかないにしても、楽しかったぞ。
なのに、食べ終わった直後のこの、
ポッカリ感はなんだ!
もう少し食べたいと切に願っている、この気持ちはなんだ?
あんなに楽しんだのに、尾を引くこのやり方はなんだ!
この虚しさのやり場に困り、
仕方なく目の前にある
氷水をガブリと飲む。
「うえ~ぬる~い、マズぅ」
満足感はどこに行った!
さあ、二つ目は・・・
ふむ今からソレを買いに行ってこよう。
てえことで、ソレは明日・・