先日、飛び込みで入ったモンゴル料理屋に又、行って来た。
名古屋にある、<シンキロウ>という店だ。
(参照;7月18日)
ミュージカル<フロッグとトード>のメンバーと一緒だった。
このメンバーで行ったのが正解だった。
この店、モンゴルの住居ゲルを、室内に二つ作ってある。
食事は、もっぱらモンゴル料理。
すなわち、羊料理。
これが美味い。
お酒も、牛乳の焼酎なんてものもある。
お値段もリーズナブル。
さて、この店の特徴は、
衣装にある。
部屋の隅にたくさんの
モンゴル衣装がハンガーに掛けられている。
履物もある。被り物もある。
「どうぞ、ご自由にお召し下さい」というワケだ。
もちろん無料。
しかも、そのまま席で、食事をしてお寛ぎ下さいというワケ。
「どうぞご自由に」 ?
我ら、役者どもに、そんな待遇を与えたら、
とんでもなく
その気になる連中ばかりだ。
ワッと、衣装の周りに群がり、手当たり次第に着替え始める。
貴人風のものもあれば、
皇帝風のものもある。
闘う戦士の衣装に、
モンゴル相撲。
これが、又、我々日本人に良く合う。
モンゴル人と日本人、言葉の並びも似ているが、
顔つきもそっくりである。
衣装に違和感が全くない。
おまけに着ているのは、すぐその気になるアホ役者どもだ。
とっかえひっかえ、おいおい何着着るんだぁ?
酒宴たけなわ・・
途中で、モンゴル人の店主のウオッカの大盤振る舞いが
行なわれ、さらに、馬頭琴を演奏してくれると言う。
我ら、馬頭琴を構える店主の周りに集まった。
♪~♪~~
流れてきたのは、<荒城の月>
店主が懸命に覚えたらしい日本の曲だった。
馬頭琴の悲しげな音色と相まって、
モン日友好に、ささやかながら貢献したのである。
しかし、その時気付いた。
我らがほんとに聞きたかったのは、モンゴルの曲だ。
本場のメロディを本場の馬頭琴で聞いてみたかったのだ。
とするとだよ。
我ら日本人が海外に行った時、
アチャラで何か歌でも唄う折があれば、
それは、
日本の歌を唄うべきなんだな。
アチャラの歌を唄えば、確かに、拍手はくるだろう。
「おお~よくぞ、勉強したね」 っと。
でも、ほんとに聞きたいのは、
あなたの文化なのだな。
よし!今度アチャラに出かけたら、
<ちいさい秋> を唄おう!
♪~ちいさいあ~きぃ~ちいさいあ~きぃ~