ウインドサーファーは<風>に造詣が深い。
風という奴は、強弱をもっている。
強くなったり、弱くなったりする。
秒単位で刻々変る。
風は、空気の移動だよな。
とすると、
風の強弱は、空気が早く移動するか、
遅く移動するか・・の差だよな。
では・・
風が弱い状態から、急に強い状態に変る瞬間とは、
そこの空気に
何が起こっているのだろうか?
空気が圧縮されて、
濃くなっているのだろうか?
もし、<濃くなっている>のだとしたら、
弱い時には、<薄くなっている>事になる。
では、風が弱くなった瞬間ばかりで、息をしていると
薄い空気ばかりを吸っている事になり、
身体に良くないな。
そう云えば、今日は大晦日だ。
一年のうちで、この暮れのひとときは、
時の流れが、濃く感じる。
一日々々が、濃密に過ぎてゆく感じを受ける。
対して、年が明けると、
時の流れは急に、ゆっくりになる。
つまり、薄くなった感になる。
その薄くなった雰囲気ばかりに浸っていると、
身体に良くないかな?
いや浸っていた方が、身体にも精神にも良い気がする。
と云う事は、最初の
風の強弱の理論が間違っていた事になる。
この強引な、二段論法により、
「風の強弱は、濃い薄いではない」
という事が証明された。
一年の終わりに検証する程の問題ではなかった。
こんな事ばかり考えている様では、
やはり、あくせく慌しい年末は、身体に良くないな。
早く来い来い、お正月。
と云っても、もう明日だ。
では・・又、来年・・良いお年を。