<釣ってみたい魚ベスト10>
1位;
ノルウエー サバ (鯖)
今、日本には、ノルウエーから大量のサバが輸入されている。
背中の縞々のはっきりした、脂のごっちゃりのったヤツだ。
魚焼き器の鉄板に脂がこびりついて、
ゴシゴシに手間がかかるヤツだ。
彼らは、全員冷凍になって送られて来ていると思われる。
そのサバを、ノルウエーまで出向いて
現地で釣ってみたい。
現地で、釣り上げたサバをその場で捌いてみたい。
その場で、
刺身にして食べてみたい。
我が故郷大分が生んだ名サバ、
<関サバ>と味比べをしてみたい。
ひと塩して、焼いて食べてみたい。
味噌煮にして、ごはんのおかずにしてみたい。
高く上がらないノルウエーの太陽にかざして干してみたい。
そう云えば、10数年前、
ノルウエーのお偉い方が、東京にいらした事があった。
首都高が、短時間、
部分閉鎖された。
そんな事なんで知っているのかというと、
丁度その時、首都高を私が走っていたのだ。
「なあ~んか妙に空いてるなあ」
そして、ある合流点に差し掛かった時に、それはやってきた。
黒塗りの車の行列・・・と護衛らしき車両の数々。
旗がバタバタ車の前ではためいている。
赤地に十文字の色鮮やかな
ノルウエー国旗だ。
どうやら、首都高部分閉鎖の網から、私の車だけ漏れたらしい。
(網から漏れた魚はデカクなると言われるが、
私は例外なのか)
あげくに、
あろう事か、その黒塗りの車列に紛れ込んでしまった。
そのまま、しばらく
来賓様ご一行にあいなったのである。
そうか、あの時の来賓が、
きっとサバ輸入の交渉をしていったのだろうな。
言い換えれば、
サバ大使だったのだな。
ささやかながら、わたくしイシマルも
民間サバ大使として
首都高までお迎えに挙がりましたですぞぉ~