<長期休暇> という言葉がある。
それをもじって、私の場合こんな言葉を用いる。
<長距離休暇>
読んで字の如くなのだが、どういう意味か分らないよね。
説明しよう。
この休暇に、
日数は関係ない。
一日であったり、一週間であったり。
関係するのは、あくまで
距離だ。
早い話が、<遠くへ>行くのだ。
日本テレビの番組に、<遠くへ行きたい> がある。
30年以上前から続いている長寿番組だ。
その題名をそのまま頂いて、
遠くへ行きたくなるのである。
交通機関は、様々である。
飛行機に乗れば、乗り継いで、日本の端っこまで行く。
与那国島まで行ってしまう。
列車に乗れば、青春18キップを買い込み、
連泊しながら、ぐるぐる走りまわる。
車を走らせると、早朝から、日暮れまで、走り続ける。
東京から、琵琶湖は日帰りだ。
自転車に乗れば、ケツが悲鳴を挙げるまで、突っ走る。
県を跨いで走ることもしばしばである。
歩き出すと止まらない。
時間の感覚がなくなる。
距離がぐんぐん伸びていく。
遠足ではなく、もはや行軍である。
日本が小さい国で良かった。
アメリカほども大きかったら、長距離休暇をするには、
やはり、長期休暇を取らなければならなかっただろう。