CATV ケーブルテレビに食い入っている。
いつもいつも、
ドラマをやっている。
ず~と、
ゴルフをやっている。
日夜、
魚を釣っている。
疲れることなく、
歌を唄っている。
飽きもせず、
ワニを追いかけている。
私もチャンネルを追いかけている。
24時間、
将棋をやっている。
と、思っていた。
将棋を24時間やっていると思っていた。
その他の番組は、24時間やっている。
ところが、将棋と、碁は、夜中はやっていないのだ!
夜中の
3時から6時まで休憩するのである。
なぜ、碁、将棋に限って休憩するのだろうか?
ふむふむ、
将棋ファンは高齢者に多い。
高齢者は、ただでさえ朝が早い。
2時3時に起きるのは当たり前だ。
その方達の為にも、夜中に放送があった方がいいのでは・・
と考えるのが普通だ。
特に、3時~6時はテレビを独占出来る。
しかし、待てよ。
私の場合を考えてみよう。
夜中の
4時に目が覚めてしまった。
本来なら、我慢しても、もっと眠っていなければならない。
ところが、パチっとテレビのスイッチを押すと、
将棋番組が流れていたとしたらどうなる。
ひょいと、飛び起きる。
眠っていた頭がフル回転を始める・・朝まで。
では、ある夜中、
3時に目が覚めてしまった。
パチっ、将棋だぁ~
フル回転!・・・朝まで。
ある夜中、
2時。
パチっ、将棋だあ~
フル回転!・・朝まで。
1時だぁ~
0時だぁ~
こうして、起きる時間がどんどん早くなり、
やがて、
夜は眠らない現象に突入させられてゆく。
昼間にブチブチ文句を言っているお爺ちゃんも厄介だが、
夜中に、冷蔵庫をガタガタいわせているお爺ちゃんも
困ったもんである。
CATVは、日本の
お爺ちゃんの健康を考えて、
敢えて、
夜中の休憩に踏み切ったのかもしれない。
わかりましたか、お爺ちゃん!
その代わりに、釣り番組なんか見たらダメですよ!