カラスとカモメとのツーショットである。
これは、意外と珍しい。
単独の両者が、近くにいる。
両者とも、海を見ている。
高い所に止まって見ているのでなく、
空を飛びながらでもなく、
波打ち際で、
仲良く海を見ている。
カモメが海を見ているのは理解出来る。
エサに関する情報を集めているのかもしれない。
しかし、カラスは
何を見ているのだろうか?
カラスが海にダイブして、エサを捕るところなぞ見た事ないぞ。
むしろ、カラスは、陸の方を向いていなければならない筈だ。
あの位置関係であれば、カラスとカモメは睨みあっている筈だ。
それとも、人一倍好奇心の強いカラスゆえ、
カモメが
見ていた方向が気になったのだろうか?
そう云えば、先日、二羽の
カラスが一羽の
トンビを
追いかけているシーンに出くわした。
二羽対一羽とはいえ、トンビがカラスに、負けているのである。
体格は、トンビの方が遥かにデカイと思われるのだが、
「あっち行け!」
とばかりに、追い立てられている。
思えば、このシーンは時折見かける。
別に、珍しい戦いではない。
ところが、カラスとカモメが戦っているシーンは、
私の記憶を辿っても、浮かんでこない。
察するに、カラスとカモメは、
まあまあの仲なのかな?
波打ち際で、並んで海を見ていられる程の仲なのかな?
色さえ塗り替えたら、良く似ているし・・
うるさく鳴くし・・
それにしても、トンビはあのガタイを持ちながら、
可哀想だな。
ピンヨロォ~っと、鳴き声の可愛いさが、凶と出たかな。