日本一トンネルの多い県は、どこだか分りますか?
トンネルってからには、山が多い県だよね。
長野県?群馬県?岩手県?そうか、山梨県。
い~え違います。
答え、<大分県>
なんでそんな事知っているかって?
そりゃあ、大分県出身だからですよ。
確かに多い。どこに行くにも、まずトンネル。
ちょこちょこトンネルをクグル。
トンネルを出た出口が、次のトンネルの入り口だったりする。
長野県もトンネルは多い。
でも長野のトンネルは長い。
一度、入ると、そう簡単には出してくれない。
ところが、大分県のトンネルは、
入り口から、すでに出口が見えているのがレギュラーだ。
これ程トンネルの多い原因は、
小山が多いからだ。
長野のように大きな山が連なっていると、
長いトンネルで、イッチョアリしてしまうが、
小山だとそうはいかない。
5~600mに満たない山がデコボコに並んでいる。
トンネルの無かった時代は、すべて山越えだったのだ。
すると、どうなる?
町や、村は小山で分断される事になる。
横の流通が簡単にはいかない。
と、どうなる?
村人は、己の村で生きていく
独立心が芽生える。
どうなる?
<よそはよそ、うちはうち・・>
と云う大分県独特の気質が生まれる。
いい意味の
個人主義なのである。
「隣の村が大根を作っちょっても、
こっちは、ジャガイモ作るんじゃぇ~」 となる。
<一村一品運動>はこうして始まった。
困る事もある。
それぞれが、個人意見をしっかり持っているものだから、
寄り集まって会議を始めても、
それぞれが、それぞれの意見ばかりを言い合い、
全く
マトマラナイ。
マトメヨウという気も無い。
大分方言の横綱に、
<しゃーしい> という言葉がある。
直訳すると、<うるさい> となる。
本意は、
「横から口出しするんじゃない、うるさいよ」 である。
まさに、トンネルが無かった時代の気質を物語っている。
ちなみに、日本で二番目にトンネルの多い県は、
千葉県である。
なぜ、そんな事知っているかって?
千葉県の方に聞いたのである。