<駒柱が立つ> (こまばしら がたつ)
上の写真を表現した言葉だ。
駒とは、将棋の駒だ。
それが、盤上の上から下に、9個縦に並ぶ様を云う。
この状態は珍しい。
もの凄く珍しいのかというと、
もの・・ほどではないが、かなり珍しい。
野球でいう、ノーヒットノーランとどちらが珍しいかと
問われると、
「いいとこ、いってるね」
と答えたくなる。
なぜ、そういう現象が起こるのか?
アマチュアレベルではまず、起こらない。
プロの棋士が、頭脳をウンウンやっていると、
お互いのウンウンが拮抗して、
ある場所の奪い合いになるのである。
ここだけは、譲れない・・と
意地になるのである。
すると、将棋の駒が、9個縦に並ぶのだ。
「何故、9個なんですかぁ?10個並ばないんですかぁ?」
それはね、将棋の枠が9個しかないからなんだよ。
でもね、あなたの指摘は素晴らしい。
もし、10枠以上あったとしたら、10個並んだかもね。
つまり、意地はどこまでいっても、
キリがないっちゅう事やね。
意地になるのは、勝負師の世界だけにしないとね。