今、ここにカットワカメの袋がある。
上部を見ると、<
ハサミで>この部分を切れと記してある。
何度も使える様に、閉袋(チャック)になっているのだ。
今、ここにコンビニで買い求めたブロック氷がある。
上部に、ココを<
ハサミで>切れと書いてある。
書いてあるのだから、正直に従ってみよう。
チョキチョキチョキ
切れた。
さて、この袋を開封しよう。
んん?
あれれ?
ピチっと閉じた、両側のビニールの隙間に指が入らない!
ナントカ、爪を使って隙間に、こじ入れようとするのだが、
なんせ、
ハサミで切ったものだから、
両側のビニールが均等の場所に位置しており、
爪を差し込むキッカケが掴めない。
やっと、小さなキッカケを掴み、グイっと拡げようとしたら、
パチっと又、元に戻ってしまった。
パチパチパチパチ
何度繰り返しても、ラチが明かない。
袋も開かない。
そこで、私は思うのだ。
あの袋の類は、なぜ、
ハサミで切れと明記してあるのだろう?
試しに、袋をよく見てみよう。
切れという部分に点線が打ってある。
その点線を頼りに、
指で裂いてみる。
おお!見事に裂けるではないか。
そして、その裂け口は、やや
イビツだ。
どちらかが背が高い状態になっている。
つまり、指で摘むと、開口部を開け易くなっている。
先ほどの、ハサミで切った状態とは雲泥の差だ。
であるならば、この商品を作った方は、むしろ、
<手で千切って下さい>
と書くべきだったのではないだろうか?
(なにか問題はあるにせよ)
世の懸命な奥様方は、皆、
手で千切っている様な気がする。