時折、マッサージにかかる事がある。
時折というのは、2,3年に一回くらいだ。
昨日、久々にかかった。
別に、どこかが凝っているわけではない。
非常に疲れているわけでもない。
温泉スパに行ったら、そこにあったのだ。
<マッサージルーム>
まあ、たまにはいいか・・・
何がいいのか解らないが、とにかく入った。
薄暗い。 担当は女のマッサージ師だ。
そもそも、なぜ、あまりマッサージを受けないかを言おう。
くすぐったい・・のだ。
これまで何度か、揉んで貰っている最中に
笑い出してしまい
プロであるマッサージ師を困らせてしまった。
幾度もの吹き出しに、
ついには怒ってしまった白衣のおじさんもいた。
今日は、大丈夫だろうか・・
不安を感じながら、うつ伏せになる。
ほほぉ、まず敵は、肩から入ったか・・
ふむふむ、肩は揉まれると、それなりに気持ちがいいな。
ん、待てよ、肩から、だんだん降りてきたぞ。
肩甲骨の辺りをグリグリやってる。
頼むから、その辺でやめといてね。
<脇>は
やばいからね、ワキは。
あと、脇まで、2センチもないからね。
ああっ、駄目だってばぁ、あと5ミリ横に動かしたら、
女子高生みたいな悲鳴をあげちゃうからね。
アブナイ!アブ!・・・
おおぉ~良かったぁ、通り過ぎたぁ~
あれれ・・あっそうか、今のは左肩だったから、
まだ、右が残っているんだ。
右もよろしくね。
お願いだから、
一線を越えないでね。
あなたは今、かなり、
微妙な所まで踏み込んでるからね。
「はい、力を抜いて下さ~い」
ええ~抜けません!抜いたらえらい事になります。
女子高生が出てきます。
ふあ~通り過ぎた・・
ほお、今度はウデか、ヒジから先は、安心だな。
タオルの上から、モミモミされると、気持ちがいいな。
両方の腕とも気持ちがいいな。
パサっ
タオルが落ちた。
拾って腕に掛けてくれる。
あれれ、他をモミ出したぞ?
今、
ウデの途中じゃなかったの?
たまたまタオルが落ちたんじゃないの?
さっきの続きは?
確か、左ウデの時は、もうちょっと何かやってたよね?
「はい、ゆっくり上を向いて下さ~い」
はっ、おいらの一番やばい場所に近づいているぞ。
それは、腿だ。モモだ。モモモモだ。
モモの表側を揉まれると、
女子中学生が出現するのだ。
触られただけで、悶絶する事もあるのだ。
や、やばい!
どうみても、雰囲気はモモを狙っている。
来た!!!
グッ(舌を歯で噛む)
モミモミモミ
フンゲっ!
ダメぇぇぇ~下に降りちゃダメぇぇぇ~
ヒザは許してぇぇぇ~
きゃあああああああ~~~~!!!
40分間、くたくたになった私は、料金を払ってその部屋を出た。