「あれって、何年前だっけ・・?」
久々に再会した、友人と話がはずんでいる。
イシマル「あれはね、
16年前だよ」
友人『いや、
13年前だな』
ここで、3年もの誤差が生じている。
友人の記憶が間違っているに違いない。
だって、○○のドラマを撮影した年だから、16年前なのだ。
うむ、絶対に間違いない。
っと伝えると、友人の鼻息が荒くなる。
『だって、私が現在の会社に入社した年なんだから、
13年前に決まっている』
そう自信を持って言われてもなあ~
1年の誤差くらいなら、まあ、計算違いって事で済ませるが、
3年ともなると、どちらかが間違っているに決まっている。
しかし、私の記憶は、私の脳みそが作り出しているワケで、
それが
間違っているとは、とうてい認めがたい。
「そうはいうけど、その年に俺は、ヒザをケガしたんだよ。
だから、16年前だって」
あくまで主張する私の前で、友人は手の平を横にヒラヒラさせる。
『だって、
アノ直後に、
13年前の例の大事件が起きたじゃないの』
っと、非常に客観的な世間を持ち出してきた。
ず・ずるいなぁ。
だからぁ、
アノ直後って所に、
キミの記憶にゴチャゴチャが生じているんじゃないの?
~~~ ~~~ ~~~
この3年ズレ問題は、結構な頻度で、発生している。
そして、問題が解決したためしがない。
いつも、どちらも引っ込まず、
だからと云って、いつまでも主張し続ける事もなく、
曖昧なままに、話しは進んでゆく。
なぜ、あんなに、記憶のズレが起こるのだろう?
もし、相手が間違っていないとしたら・・
私の年代記憶方法に、何か大きな欠陥があるのだろうか?
それとも、
数年間、私は眠り続けていた時代があったのだろうか?