写真の弁当は、あるロケの時の昼御飯である。
石油の高騰で、様々な物品が高くなっている。
野菜も同様らしい。
この弁当の肉指数は、高い。
おかずは、ハンバーグと豚のしょうが焼きである。
野菜はない。
ない・・と言ったが、よく見ると、しょうが焼きの中に、
玉ネギが数切れ、おしんこが、キュウリだ。
黒ゴマも野菜だろうか・・
それにしても、肉指数はかなり、高い。
医者には、叱られるだろう。
だろうが、30、40年前であれば、泣いて喜ぶ肉指数だ。
デンプンをおかずに、
ごはんというデンプンを食べていた時代からこの弁当を見ると、
大ご馳走である。
そもそも私は、緑の野菜に
さほど関心がない。
さほど・・と云うところが卑怯なのだが、
好んで食べようとは思わない。
不味くはないのだが、
タンパク質の美味しさを知ってしまったからには、
草を、食事の優先順位の上位に持って来れないだけだ。
失礼、今、<草> と野菜の事を言ってしまったが、
私の頭の中では、緑色の野菜は全部、
草 なのだ。
野に生える草と考えている。
道端の草と呼ばせて貰っている。
これは、差別でも蔑みでもない。
むしろ、雑草好きの私の、野菜に対する敬語だ。
医者に叱られるから、毎日、ムシャムシャと野菜を食んでいる。
サラダを口に押し込んでいると、
ヤギを思い出してしまう。
ブチブチと草を千切りながら食んでいるヤギだ。
アレはアレで、とても美味しそうに食べている。
以前、食べ物のテレビ番組で、
私がサラダを食すシーンがあった。
バリバリと野菜を、豪快に口に放り込み、
「メエエェ~~~」
っとやったら、思いっきりカットされていた。
そんな私が、時折、緑の野菜を
美味いと思う事がある。
「この野菜、美味いんでないかい」
感激する事がある。
そんな日を振り返ってみると、大概、暑い日だった。
汗ビショになって過ごした、その日の夜、野菜が美味かった。
暑い日 → 草が美味い
という、方程式が出来上がった。
理由は、偉い先生方に考えて頂くとして、
野菜嫌いなお子様には、汗をかかせる運動をどうぞ!