<ブラインドタッチ>
パソコンに最初に触れた頃、この言葉に同時に触れた。
触れたものの、意味が理解出来なかった。
すぐに、頭の中で、直訳的な想像をした。
ブラインドにタッチするんだ。
ふむ、その頃、私がどんなイメージを抱いていたか・・
朝起きる、頭がぼんやりしている。
ベッドから、体を起こし歩き出す。
「まずは、窓を開けよう」
窓に向かい、ブラインドを開ける。
ん・・?
ブラインドに触る。
ブラインドタッチ。
こんな誤解の時代があったのだ。
ところで、あなたは、どんなブラインドタッチ?
っと、質問しても、どんなも何もないよね。
すべての指を使ってそれなりにやっているよね。
ところがところが、私の知り合いに、
こんなブラインドタッチがいるのだ。
劇作家 <後藤ひろひと> (上の写真)
彼のブラインドタッチは、異常だ。
右手、左手、それぞれ
一本の指しか使わない。
つまり、2本の指。
更に、彼の凄い所は、両手が中空に浮いている事だ。
はい、ちょっとやってみよう。
何か、キーをを叩いて単語を打ってみて。
その時、あなたの掌の手首に近い辺りが、
どこかテーブルに触れているでしょう。
あるいは、キーボードのどこかに・・
そうなのだ。
宙に両手が浮いているのだ。
基盤がなく、ブラインドタッチをするのは、
実は、とんでもなく難しいのだ。
しかも、彼は、二本の指しか使っていないのだ。
更にさらに、その彼と、チャットなんてやった日には、
あまりの反応の速さに、ついて行けないのだ。
なのに、この凄まじいブラインドタッチ!
私の七不思議である。
下の写真は、後藤ひろひとの芝居の最新作らしいのだが、
決してふざけている訳ではないそうだ。