水族館好きである。
旅をしていて、水族館が地図上に現れると、迷わず向かう。
水族館のある場所は、わかり易い。
山の中にはない。(旭川水族館は別だ)
海沿いに、コジャレタ大きな建造物があれば、水族館、
もしくは、展望台である。
なんといっても、やはり最大規模の水槽を誇る、沖縄の
<ちゅら海水族館>であろう。
でっかいマンタなんか、3匹以上泳いでるもんね。
何より、体長7~8mのジンベエザメが2頭もゆらゆらしている。
あまりの水槽のデカサと、魚の豊富さに、
「海中にいるみた~い!」
と感嘆の声を挙げる方がいるが・・
(ああたねぇ、海中に潜ったって、こんなにたくさんの種類と
量の魚は見られませんぜ。おまけに、マンタとジンベイザメが
同時になんか、見れるわきゃないですぞ)
そして、この水族館の何よりの特徴・・
なんと・・そのデカイ水槽の前で、食事が出来るのだ!
そのガラスの前で、スパゲティとかカレーとか食べられるのだ。
さらに、驚くべき事に、
ビールを飲んでもいいのだ!
私がビールを飲んでいる1mと離れていない水中を、
マンタが悠然と反転したりするのだ。
マンタならいい。
回遊魚のカンパチが、近寄ってきたりするのだ。
今、回遊魚と書いたが、ほんとはこう書きたかったのだ。
刺身高級魚のカンパチが、擦り寄ってきたりするのだ。
シャブシャブ最高魚の、
クエがじっと睨んでくれたりするのだ。
滅多に釣れない高級魚ヒラマサが、腹をでっぷり膨らまして
これ見よがしに、過ぎ去ってゆくのだ。
これって、飲み屋街でノレンを掻き分けて入ったら、
水槽があり、
活き魚料理の店だった・・に近い衝撃である。
水槽がとんでもなく馬鹿デカイ・・と考えられなくもない。
一応、(もしかして・・)
っと、食べ物カウンターに確かめに行ったのだが、
刺身は売られていなかった。
当然だった、申し訳ない。
フィレオフィッシュ系も無かった気がする。
当たり前だった、ごめんなさい。
イカリングフライくらいは、ダメかなあ?
っと、少し足をモジモジした。
この水族館の入り口の券売機に、一年間通し券というのがあった。
その券を買えば、一年間いつ来ても、ただなのだ。
そして、その値段に驚いた。
2回入場した場合とほぼ同じ金額なのだ!
これは、どう考えたらいいのだろう?
イシマル研究所は、こういう結論を出した。
沖縄のちゅら海水族館まで、人はなかなか足を運べない。
ただし、いつも、同じ時期に沖縄に旅行している人ならば、
この券を買ってしまうのだ。
そして、来年の同じ日の、
一日前に入場すればいいのだ。
ちゅら海水族館が好きで、
毎年行くのを楽しみにしている方ならば、
こうすれば、半額で入場出来る寸法になる。
あの水槽の前に、外で買い求めたお刺身を持参するのは、
きっと、違反なのだろうな・・?