神社好きである。
旅をしていて、神社が地図上に現れると、迷わず向かう。
神社のある場所は、わかり易い。
街中に、鬱蒼とした森を探せば、そこに、社がある。
神社には鳥居がある。
木の鳥居、石の鳥居、コンクリーの鳥居、
真っ赤に塗ったもの、真っ黒なもの、様々だ。
子供の頃、あの鳥居の上に石を投げ上げ、
乗っける競争をよくやった。
(危ないのでやってはいけません)
それも、一番高い所ではなく、
ひとつ下の横棒の上に、石を乗っけるのである。
これは難しい。
4~5m上に投げ上げるだけでなく、
方物線を描く頂点が、横棒と横棒の間でなくてはならない。
しかも、ドスンと石が落ちれば、跳ね返って落ちてしまう。
そ~っと、乗っけなければならない。
理想的には、放物線の頂点が下の棒を越えた辺りがいいのだ。
かなりの集中力を要する。
全身運動である。
鳥居ではバチが当たるので、似たような形のものを作って、
競技にすればどうか・・と提案しよう。
はい、今、提案しました。
競技名も決まった。
<TORII>
え~そのままじゃ~ん!
いいのです、これにしましょ・・
さあ、早速、大会を開かなくては・・
ルールは一つ、《石を投げて、TORIIに乗っける》
投げるのは両手だろうが、片手だろうが構わない。
最初に乗せた人の勝ち。
同じイニングで乗せた人が複数出れば、決勝をする。
審判は<GUJI>と呼ぶ事にしよう。
あくまでも、神社とは関係ない事を、宣誓しておきます。
(神社では絶対に練習をしないように!)