<天安門広場>って何だろう?
天安門事件というのが、昔あった。
その広場で、多くの学生たちや市民が、
迫害を受けたという事件だ。
しかし、そこが何なのか解らなかった。
何となく
そういう門があり、
そういう広場があるのだろう・・と思っていた。
私は、そこに居た。
地下鉄を降りて、地上に出たら、その門が聳え立っていた。
そして、その広場がただただ、だだっ広く、広がっていた。
そして、門があるからには、その内部があるワケで、
その事を忘れていた。その内部とは、
<
紫禁城> (しきんじょう)=故宮博物館(こきゅう)
映画ラストエンペラーの舞台となった、中国最大のお城である。
観光客の流れに乗り、
バカデカイ天安門をくぐる。
すると、広大な庭が現れる。
その庭の向こうには、さらに
バカデカイ門が聳えている。
左右を見渡しても、大きく高い壁が反り立っている。
庭の広さたるや、サッカー場を6つも8つも取れる程だ。
再び門をくぐる。
え~~~~!
又、広大な庭の向こうに門が現れる。
又、くぐる。
え~~~~!
又、門じゃ~~~ん!
ここまでに、もう、随分歩いている。
おばあちゃん的には、
すでに限界の旅程である。
そうこうする内、次なるステージに突入した。
<
○○殿>
殿と名の付く館が現れ始めた。
館ってたって、
門とどう違うのかと訊きたい位のデカサだ。
両側の壁にも、<殿>の文字が・・
その殿を過ぎると、
え~~~?又、殿だあ~
当然、お決まりの広大な中庭は、備えられてある。
このあと、同じ言葉が私の口から、何度もこぼれた。
え~~~?又、殿だあ~
え~~、又、庭だあ~
オバチャン的には、
もう進めませんの旅程に踏み込んでいる。
さらに、次なるステージ。
<
○○宮>の登場だ。
ついに、奥の奥までやって来た。
ただし、この
宮も、
宮の次に
宮が現れる。
宮の周りに
宮が、取り囲んでいる。
もう、グウの音も出ませ~ん・・
などとクダラナイ駄洒落を言っていると・・
突然裏側に抜けてしまった。
ほんのチョイチョイと門があるだけで、
裏側の外の道に出てしまった。
ん・・?
紫禁城ってのは、お城だったよな。
確かに、正面から攻めると、いやになるほど固いよな。
しかし、おいらだったら、
裏から攻めるな。
だって裏には、
もんもんもんもんもんもんもんもん、
デンデンデンデンデンデンデンデン・・はないぞ。
ないぞ・・