漬物屋
胡同(フートン)
北京の紫禁城の周りに、昔から存在する住宅街である。
まあ、日本的に云えば、城下町であろうか・・
現代では、下町(ダウンタウン)とも云える。
下町好きの私は、とりも直さず、フートンに足を向けた。
向けた・・と云えば、カッコいいが、歩いている内に、
いつの間にか、フートンに迷い込んだと云うのが、真相だ。
フートンを一言で表現するなら、
狭い小路の迷路である。
乗用車では通り抜け出来ない小路が、
コレでもかコレでもかと続く。
首都なる北京の
コンクリートジャングルでは味わえない世界がそこにある。
しかし、その暮らしは、少しづつ変わってきているとみえる。
では問題です。
例えば、このお婆ちゃん、何をしているのでしょう?
答え;
足腰を鍛える為、自転車の機械を懸命に漕いでいるのです。
これは、何でしょう?
答え;
ルームランナー(日本でも、通販で買った人もいるよね)
と、云いながら、この方には驚いた!
自転車の荷台の横に、
プロパンボンベを縛って走っているのだ。
写真では、普通だが、このお方、
フラフラ、ガリガリ、
ボンベを、地面に
コスリながら、左に40度以上傾いて
自転車を走らせていたのだ。
っと、この駐車している車は・・?
タイヤにハッポースチロールが貼り付けられている。
タイヤを盗まれない用心だろうか?
え~と、この・・車に見える自動車。
実は、バイクを改造したタクシーです。
客は一人しか乗れない。
一回乗ると2元(32円)
ただし、違法です。
だから、それを承知で乗った私は、警察に止められたら、
「私は、運転手の親戚だ!」
・・と流暢な中国語で
言えなければならない。