再び、後藤ひろひと氏の登場だ。
彼は、英語がペラペラである。
ペラペラ喋るし、ペラペラ喋っている英語が理解出来る。
勿論、日本語もペラペラである。
いや、ペラペラを超え、際限なく喋り続けられる。
作家という職業の方は、どちらかと云うと、
さほどお喋りでない方が多い中で、
彼ほど、高速で、様々な単語が飛び出す人もいないだろう。
その後藤氏が、言うのだ。
「通訳が出来ない」
意味が解ります?
今、目の前に英語で喋っている外国の方がいるとしよう。
その方と英語でお喋りしている後藤氏は、私に向けて日本語に
変換して喋ってくれないのだ。
いや、彼に言わせれば、出来ないのだという。
どういう事だろうか?
今、英語バージョンの映画を見ているとしよう。
その会話を、私に翻訳してくれないのだ。
いや、出来ないのだという。
どういう事か?
こういう事らしい。
英語で喋ったり、聞いている時には、
脳みそも英語で考えているそうだ。
そこに、日本語が混ざると混乱が起きるだけなのだ。
英語と日本語が、頭の中で共存出来ないのだと言う。
英語を喋っている人格と日本語の人格は違うのだという。
英語バージョンの自分は、荒っぽい性格だという。
他にも、スペイン語とインド地方の言葉も操れる。
すなわち、言語によって多重人格になるらしい。
だから、
同時通訳なんて、
考えられない偉業なんだと語ってはばからない。。
ふ~ん、そういうもんだろうか・・
普通、バイリンガルとは、そういうもんだろうか・・
むしろ、彼が特殊なのではないだろうか?
それとも・・・
私に、いちいち訳すのが面倒臭いので、
ケムに巻いてるだけだろうか・・