<フリスク> FRISK
お口の清涼剤である。
マッチ箱状の造りになっており、
片方の端を指先でグイと押し、
ちょこっと開いた窓から、
チャッチャっと振って出す仕様である。
私は、あの
ちょこっと開いた窓が、昔から不思議だった。
上の写真を見ても解るように、
開いた窓は、二つの部屋に分かれている。
3対2に分割された部屋だ。
あえて、その部屋を<2の部屋> <3の部屋>と呼ぼう。
フリスクの錠剤は、2の部屋から出てくる。
2の部屋に、二つか三つ溜まって出てくる。
さて、フリスクを使った事のある方に問いたい。
<3の部屋>は、どういう役目を果たしているのですか?
何の為にあるのですか?
3の部屋から、錠剤が出てきた試しはない。
必ず、2の部屋から供給される。
いったい
あの箱はどういう構造をしているのだろうか?
迷路の様になっているのだろうか?
そこで、私はフリスクの解剖に取り掛かった。
よいしょ!
いとも簡単に解剖は終わった。
これが、なぞであったフリスクの全貌だ。↓
何だコレは!
こんな単純な構造をしていたのか?
不動産屋さんに言わせれば、
ワンフロア倉庫付である。
チャッチャっと振る事で、錠剤がアチコチの部屋から、
迷路の様な道順を経て、
2の部屋に押し出される構造を想像していた私には、
大いに期待はずれであった。
「こんなンでいいんか!」
思わずコブシを挙げてしまった。
そこで、よくよく今日の問題を振り返ってみよう。
<3の部屋>には、どんな意味があるのか?
ある意味、全く使われていない部屋である。
2の部屋を確保する為に存在するだけである。
であるならば、<部屋>である必要は無かったのではないか?
ツブシても良かったのではないか?
フリスク側としては、それでは味気ないと踏んだのだろうか?
それとも、意味のない3の部屋のナゾに、私のように、
頭を悩まして欲しかったのだろうか?
どうも、フリスク側に、叱られそうである。
ごめんね、秘密のおなかの中まで、見せちゃって・・
空の雲の中