柿は甘柿だ・・と言ったのは誰だ!
ふむふむ、甘柿は美味いに決まっている。
柿好きな方が語るには、
《秋が待ち遠しいのは、柿が実るからだ》・・と言う。
柿の木に、赤い実がタワワにぶら下がっている姿を見ると、
腰がゾクゾクするという柿好き人間もいる。
武者小路さんの柿の絵に、涎を流すという、
極端な柿好きもいる。
ところが、柿は
渋柿に限るという人もいる。
と云っても、渋柿をそのまま食べるわけではない。
さ、ここで渋柿を甘柿に変える手品だ。
渋柿を二つ用意し、
その緑のヘタの部分に焼酎をちょこっと付ける。
そして、二つのヘタとヘタを合わせて、
一週間放置しておくと、
ものの見事な
甘柿に生まれ変わる。
まさに、柿の手品である。
ウソだと思うなら、一度やってみる事をお奨めします。
その甘さときたら、甘柿を越えてしまう。
元来、悪くてどうしようもなかった悪ガキが、
ある日突然改心したら、
とてつもなく良い人になった・・みたいである。
柿も
ガキも、改心させる価値があるようだ。