雲海に映る飛行機の機影
飛行機のスピードはとんでもなく速い。
F1の車がどんなに頑張っても、敵わない。
新幹線が相当の改良を重ねても、及びでない。
リニアモーターカーが東京、大阪間、1時間だと自慢しても、
飛行機には追いつけない。
ところが、せっかく速いというのに、飛行機自体は
速度感に
とぼしいのである。
雲の中を突っ切って飛んでも、スローな雲が横切るだけだ。
ましてや、晴れた日には、動いてんだか動いてないんだか、
じれったくなる。
そんな飛行機から、時折下を見る。
(今、
時折と書いたが、そりゃウソだ。
ず~とが正しい)
窓にほほをくっ付けたまま、ず~と眼下を眺めている。
すると、ちょうど、
お日様に照らされた
我が飛行機の影が確認出来る事がある。
↑ この写真の左下の白いのは船で、真ん中やや右下のシミが
我が飛行機の影だ。
この影は、海上に映っている。
海の上を凄まじい速さで進んでゆく。
やがて、タンカーにぶつかったり、島に乗り上げたり、
橋をくぐったりしながら、
ついには、都会のビル群の、コンクリーの壁をナメテゆく。
やはり、速い。
パイロットになりたかったナ・・