私は怯えている。
<カセットコンロのガスボンベ>に怯えている。
鍋をつついている。
アレっ、グツグツ言わなくなった。
やべっ、ガスがない。
ボンベ・・ボンベ・・あれれぇ、・・ボンベが無い。
予備のボンベがな~~い!
こんな経験あるよね。
その嫌な経験が,染みついてしまっている。
そうすると、
ガスボンベに怯えだす。
私は、スーパーで買い物をしている。
ふと、レジの近くのガスボンベが目に入る。
(そうだ・・我が家に予備のガスボンベ有ったかな?)
有ったか、無かったか自信がない。
思い出す努力をしても意味がない。
とりあえず、3本セットのボンベをカゴに放り込む。
備えあれば憂いなしだあ~
顔がほころぶ。
足取り軽く、ウチに着く。
台所の下の引出しを開け、ボンベを入れようとする。
が~~~~ん!
いっぱ~~い有るじゃ~ん。
ボンベだらけじゃ~ん。
そう云えば、前回も前々回も、
ボンベに怯えて買ったんだ。
使う回数より、怯える回数の方が多いんだ。
備えあるのに、違う憂いがあるんだ。
このままだと、次回もスーパーで、同じ愚を繰り返すに違いない。
ボンベに怯えるに違いない。
ふむ、困った・・