《世界の車窓から》 2月1日
今日は、世界一の急勾配を登ります。
『ピラトゥス登山鉄道は、世界一急な勾配を登ることで知られ、
スイスの登山鉄道の中でも、ちょっと特別な存在です』
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列車が急勾配を登るには、色んな方法がある。
グルグル回りながら標高を稼ぐやり方。
スイッチバックで高さを継ぎ足すやり方。
ギアを噛みながら上昇していくやり方。
その中で、
ロッハー式という、
ギアを横から挟み込む
ラックレールが、このピラトゥス登山鉄道だ。
モノレールの歯車挟みバージョンだと思えばいい。
最大傾斜
480パーミル・・
と云っても分からないよね。
角度にすると、
25度!
といっても、まだ分からない方には、こう言おう。
あなたが利用している駅の階段は25度ありません。
(らしいです)
(外野の声)
「ちょっと待ってください!
車窓の中で、ケーブルカーが登場するじゃないですか。
あれって、傾斜40度位ありません?」
しまった、気付かれてしまった。
そうなんですよ、ケーブルカーが問題なんですよ。
ケーブルカーを列車と決め付けると、
この世界一の称号が変わってしまうのですよ。
そこを何とか誤魔化そうと考えましてですねぇ・・
そうだ!
ケーブルカーは
自力で走行していないではないですか!
ケーブルに引っ張られるという
インチキをしているじゃないですか!
アレは列車ではありません!
アレは、箱です!
ヒモ付きの箱です!
窓から外を眺められるから、車窓として紹介しただけなのだ!
(っと、無理やりな主張)
とはいえ、個人的には、好きだなあ~あの階段状の乗り物。
♪~明日は、世界一高い吊り橋をご覧ください~♪