<シイラ> という魚を知ってる?
ハワイでは、<マヒマヒ>と呼ぶ。
作家ヘミングウェーの小説<老人と海>に、このシイラが登場する。
映画化もされた。
老人と少年が、漁船の上で、このシイラを食べるシーンがある。
ナイフで、捌いて生で食べようとする時、
「塩を持ってくれば良かった」
と老人がつぶやくのだ。
この映画を小さい頃見たけんじろう君は、
『バカだねぇ、海水に漬ければいいのに』とほざいた。
そのシイラを釣ってみたい。
南の海の遥か海上に、延々船を走らせた。
冒頭の写真は、イシマル釣り探検隊の隊員が釣り上げたモノだ。
しかも、シイラを釣ると宣言までして、釣りあげた。
その夜、シイラは捌かれた。
塩を持ってくれば・・・どころか、
醤油とワサビ、尾頭付きの姿造りで、食卓に横たわった。
薄っぺらい身体にも拘わらず、
以外と肉量は多い。
海の暴れん坊と異名を持ち、常に泳ぎ回っている割には、
脂がのっている。
それにしても、顔つきが悪い。
マッコウクジラと業務提携をしているのか・・
と疑われそうな顔つきだ。
身体つきも、魚っぽくない。
魚界のワンボックスカーである。
色にいたっては、
緑の迷彩色を施している。
大概の魚が、赤か、青方向に進もうとしているのに、
なぜか、緑だ。
緑の中に、黄色を織り交ぜている。
その迷彩って、
陸上のジャングル仕様じゃないのか?
海中の誰に、見つからない様に工夫したのか、理解出来ない。
シイラは、
シーラカンスと、何がしかの姻戚関係にあるのかしいら?