「これから、おさむちゃんとカラオケに行くのだ!」
後藤ひろひと氏から、嬉しそうなメールが届いた。
おさむちゃんとは、
ボンチおさむのおさむちゃんである。
声が意味なくデカイ人である。
芸人としては、かなり破格の芸をする人である。
おさむちゃんと、カラオケとは、相当勇気がいる行動なのだ。
何しろ、何かをマトモに最後までやる事がない人である。
一曲マトモに歌うとは思えない。
イントロの間、待っているハズがない。
きっと、何かを喋りだす。
ベラベラと、際限なく喋りだす。
喋らないならば、踊りだす。
本人だけがダンスと信じている踊りを繰り出す。
まず、
歌詞をそのまま歌うとは思えない。
自分で歌詞を作りだすに違いない。
その上、編曲まで、始めてしまう始末だ。
そもそも、マイクがいらない。
あの馬鹿デカイ声を更に大きくするマシンは要らない。
考えてみると、
おさむちゃんが、
何故、カラオケに行くのかが理解出来ない。
カラまではいいが、
オケは要らないのではないか?
いやむしろ、おさむちゃんに行って貰いたいのは、
<
カラベヤ>である。
カラっぽの部屋に行って貰いたい。
カラベヤで大いに人生を謳歌して欲しい。
カラベヤになら、おさむちゃんと一緒に行ってもいいな。
「おさむちゃんで~~す」