この写真の岩をよ~く見て欲しい。
岩と岩の間に、挟まっている物体。
アレも岩である。
何かの拍子で岩が割れ、侵食され、
その後、真ん中の小さな岩が上から落下して、
挟まって止まったのであろう。
小さな・・と云っても、私の身長くらいの直径がある。
重さ数トンであろう。
この厳めしくも、力強い自然の造形物は、
熊本県の天草地方の海上にある。
そして、面白い事に、この岩礁には、
住所があるのである。
恐らく、日本でも唯一の、《
住所を持った岩》なのだ。
すなわち、郵便が届く。
勿論、家も無ければ、人も住んでいない。
では、
なぜ、住所を持っているのかと云うと・・
釣り人達が大勢、船で渡り、釣りを楽しんでいるのだ。
余りにも常日頃、渡船される人がいるので、
こりゃいっそ、住所を与えちゃえってな次第になったらしい。
らしい・・と曖昧なのは、
私も渡船の船長から、聞いたからなのだが、
その船長の喋りが、これまた、近頃にしては、
程よく
ナマっておって、主語がどれやら、述語がそれやら・・
この岩峰は、フリークライミング魂に火を付けてくれる。
高さ30mほどもあり、
岩好きには、堪らない魅力をたたえている。
天草の浜辺から、ウインドサーフィンで渡り、
その後クライミングをするってのは、どうだろう?
途中の宙空の岩に座って、お茶でも飲んでみたい。
隣にも同じ様な岩が