この写真は何だろう?
シイタケのボタ木を重ねてある場所にゆく。
シイタケが傘を広げている。
雨後のタケノコという言葉があるが、
シイタケだって負けていない。
雨後には、わんさかと顔を出し、みるみるうちに大きくなる。
一本のボタ木に10個あまりのシイタケの実が付いている。
ん・・?
シイタケの場合、<実>と言っていいのだろうか?
その実をモイデくる。
モイダばっかりのシイタケを黒い紙の上に、うつ伏せに置く。
一晩ほおっておく。
翌朝になって、シイタケをどけてみる。
すると、最初の写真になる。
シイタケの傘から落ちた真っ白な胞子が、絵を描くのだ。
シイタケの置き方によって、様々な模様が出来る。
モノトーンの美しさが、そこにある。