2017年 10月 19日 ( 1 )
北岳に登る ②
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 ~~~昨日の続き~~~
翌朝。
朝焼けの頂上を眺めながら、小屋を出発。
空気と水が、じつに旨い!
人は、これだけで生きていられる様な気がする。
さて、30分も歩んだ所で、
分かれ道に来た。
我らが目指す道は、45年前に私が台風の中登った、
《大樺沢(おおかばさわ)》
よし、こっちだ。
迷わずその道に踏み出す。

その小一時間後・・・なんか、方向が違う。
右に見えるべき頂上の岩壁が、左に見えている。
「道、間違ったのかい?」
地図と腕時計コンパス(注1)で確かめる。
明らかに間違えている。
もう一本ある登りコースに踏み込んだらしい。

  注1;腕時計コンパス
     短針を太陽に向ければ、12時の方向が南

つまり、頂上へのアプローチを時計回りにする筈だったのが、
反時計回りになってしまった。
ま、いっか・・
本来、山登りで、「ま、いっか」は、良くないのだが、
これが、結果的に、よい結果を生むことになる。
上りも下りも、我らのコースは、
ずっと快晴が続いたのである。

「うっ空気が薄くなった」
2700m辺りまで登ると、私の体内気圧計が敏感に反応する。
3000mでは、露骨な反応をみせる。
頭痛という、嫌がらせを始めるのである。
風邪を引いた時に似ている。
二日酔いにも似ている。
ただし、今回は高度順化に成功したようで、
まあまあ行けそうな気配。

12時、登頂!
3193m。
360度、ありとあらゆる山が見える。
これまで登った山が全部見える。
全部見えるのは、意外と珍しい。
山は山を隠してしまいがちだ。
理由は、今いる山が他の山より僅かに低いからである。
ところが、この北岳が負けているのは、富士山だけ。
しかも方角的に、富士山の向こうに隠れる山は少ない。

それじゃ、富士山なら全部見えるのかと云えば、
そう簡単な話ではない。
富士山は高すぎて、他の山が低地と重なり、
どこがどこだか、分からなくなる。
その意味でも、北岳の、
丁度よい特殊性が分かって頂けるだろうか。

「降りてしまおう?」
実は、3000mの高みで、もう一泊する予定だったのだ。
しかし、3人とも体調はよく、天気も申し分ない。
いっきに標高差1700mを下ってしまおうと言い出した。

登山とは不思議なもので、
登りならば、1700mは何とか登れる。
しかし、下りの1700m標高差はきつい。
ヒザ問題が大きい。
「みんなどうだい?」
この一ヶ月、アチコチの山で、高低差を克服してきた。
1700mなんのその!
ダァ~~~~
一気に下った・・4時間。
ふぅ~

最終バスに間に合った。
しかし・・・
楽しみにしていた日帰り温泉は閉まっていた。
「よお~し、焼肉行くゾ!」
目標はいとも簡単に変えられた・・・
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          北岳頂上から富士
by ishimaru_ken | 2017-10-19 05:22 | スポーツ



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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