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三獣鍋を喰らう
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           猪    鹿    ウサギ
 そうか!
ここのところ、野獣鍋をいくつも拵えてきた。
 《熊ナベ》
 《猪ナベ》
 《鹿ナベ》
 《ウサギ鍋》
ならば・・・

北海道の函館に行くと、朝市の市場に、
食堂が、たくさん花開いている。
イクラ丼だのウニ丼だの、
よだれタラタラの食材が溢れている。
欲張るならば、三色丼なるものもある。
イクラとウニとホタテが一緒に食べられる丼。

そうか・・・
ならば、それに倣って、
この鍋を造ってみようではないか!

《イノシシ、鹿、ウサギ、の猪鹿蝶鍋》

花札の猪鹿蝶(いのしかちょう)。
ん・・?
猪鹿(いのしか)までは、当たっているが、
蝶(ちょう)は違うかもしれない。
ウサギ=蝶 とはならない。
う~~む、おしい!
なんとかならんか?

なんとかしよう。
こういう時は強引さが必要だ。
強引にウサギと蝶々を結び付ける。
ウサギの耳は、蝶々に似てるじゃないか!
猪鹿蝶の蝶は、ウサギだ!

よし!
では三獣鍋を造ろう!
グツグツグツ
三獣を鍋に同席させた。
グツグツグツグツ
いい香りがしてきた。
おそらく、三獣鍋を食べた人は、少ないだろう。
ふふふ・・
その時だった。
ピンポ~~~ン
誰かが、玄関に来た。

滝田くんだ。
鼻が利くとは、彼の事を言うのだろうか・・
これからは、滝田くんの事をこう呼ぶことにする。
《ラッキーマン》
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by ishimaru_ken | 2017-10-21 05:43 | その他
モミジ鍋を喰らう
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 秋を向かえ、野生の肉をよく食べている。
私は、ジビエ好事家ではない。
たまたま手に入ると、食べてみたいだけだ。
ちなみに今、冷蔵庫の冷凍庫をあけると、
猪、鹿、ウサギが入っている。
ついこの間までは、熊もいた。

「野生の肉を食べている」
そう言うと、
『え~~~いやだ~~~』
反応する方もいる。

しかし、よくよく考えると、
魚は殆どが、野生だ。
完全養殖で養殖された魚はそうそういない。
<完全>とは、養殖魚の卵から大きくしていく増やし方だ。
我らが、普段食べている牛や豚や鶏は、
この、<完全>で増やした畜産である。
野生、つまり自然の中で、勝手に繁殖している動物は、
天然魚たちと同じと考えていい。

さて、牛ステーキや鶏肉を、半ナマで食べたりしているが、
これを猪や鹿で同じように出来ない。
あぶない。
強く熱を加えなければ、どんな病気を持っているか分からない。
ところが、天然魚の場合、ほとんどがナマで食べられる。
不思議である。

実は、昨夜、鹿鍋を食った。
モミジ鍋である。
非常に淡白な味で、ヘルシーこの上ない。
脂はほとんど無い。
たぶんゼロ。

《脂肪0.糖質0》と呼びかけているチョコレートより、
ゼロだと思える。
だのに、タンパク質の塊!
アスリートは、モミジ鍋でしょ!
時代は、鹿を求めている!
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by ishimaru_ken | 2017-10-15 05:50 | その他
ジンギスカン下さい
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 本場イタリアのレストランには、ドレッシングがない。
テーブルの上には、
オリーブオイルとビネガーと塩コショウがあるだけ。
サラダが出てきたら、自分で工夫してかけなさいとの事。

 「え~イタリアンドレッシングってのは、どこにあるの?」
そんなものは無い。
それは、日本食だと、現地の方が教えてくれる。
 『中国に行っても、中華ドレッシングなんてないでしょ』
ついでに教えてくれる。

 『アメリカ旅行をした時、アメリカン下さい、
  なんて言ってないでしょうネ。
  そんなコーヒーはありません』

さらに畳みかけられる。
 『まさか、モンゴルに行って、ジンギスカン下さい
  なんて、注文してないでしょうね』
 「ドキッ」
 『ジンギスカンは、モンゴルの英雄ですヨ、
  海外から日本に来た人が、
  坂本龍馬下さい、と言っているようなもんです』

 『タンザニアに行って、キリマンジャロ下さいと言ったら、
  日本で、富士山下さいと言われているのと同じです』

 『まさか、タイカレー下さいなんて
  言わなかったでしょうね、バンコクに行って』

南米では、こんな事を言われた日本人もいる。
 『ニッポン、絶滅しましたか?』
ニッポンとは、トキのご当地名である。
正確には、ニッポニア・ニッポン。
 「いえ、ニッポン復活しました!
  海外の援助を得て」
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by ishimaru_ken | 2017-10-12 06:01 | その他
ウサちゃんを食べる
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 「えっコレは、ウサギの肉ではないか!」

長野県のとある物産販売所に、ソレはあった。
 「そうか、売っているのか・・」
静かに驚きながら、いつの間にか手に取っていた。
 「そうか、買う人がいるんだ」
自分も買っていながら、感慨だけは浮かんでいた。
 「どうやって食べるんだろう?」
常にあとさきを考えないで、買い求めてしまう。
 「なんとかなるだろう」
楽観が、ウサギの肉という昔話系の動物ゆえに浮かぶ。
 「いつも、売っているのだろうか?」
仕入れ系統を、否が応でも想像してしまう。
 「鉄砲で撃ったのだろうか?」
それとも、
 「飼っていたウサちゃんが亡くなったのだろうか?」
いくらなんでも、飼っていたウサちゃんじゃないだろうが、
 「生きだおれたウサギ?」
まさか、そんな肉が販売されるとは思えない。
 「食用に、飼育しているのか?」
だとすると、もっと大量に、販売されるハズ。
 「そういえば、ウサギを食べた事ないゾ」
初めての体験が訪れた。
 「ウサちゃんを食べるとか言っていいのだろうか?」
おい、こんな時に、ウサギに、ちゃんヅケはやめよう。
 「どうやって、食べるんだ?」
鍋に決まってるだろうが!

しかして、鍋にウサギ肉が放りこまれた。
味はァ・・・
鴨に似ている。
とてもおいしい鶏肉とも云える。
歯ごたえは抜群。
脂は、柔らかく、たいした事ない。
むしろ、鍋に溶かした方がいい。
唐揚げにすれば、相当のレベルを発揮すると思える。
 「後悔はしていないのか?」
今日、学校の飼育網戸の前は通れないかもしれない。
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by ishimaru_ken | 2017-10-11 05:55 | その他
木を切り刻む
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 昨日、木を切る話をした。
木は、切るのも大変だが、問題はそのあとである。
切ったまま、放置してはおけない。
後片付けしなければ・・
当然、切り刻む作業が必要だ。

私が、チェーンソーを担いで立っている。
倒れた直径40センチの杉に足をかけている。
さて、どこから切る。
まずは、細い枝を、チェーンソーで薙いで行く。
チェ~~~~~~~ン、チェンチェン!
丸太状態に仕上げる。

さて、ここからが難しい。
丸太を上から切るのか下から切るのか?
丸太の現在の有り方により、切り方が変わる。

例えば、端っこに支点があり、持ち上がっている丸太の場合。
もし、上から切り進めれば、木は九の字に曲がり、
切った上部は、いつか閉じようとする。
中にあるチェーンソーは、挟まれる。
このケースでは、下から切らなければならなかった。

その逆の場合はどうなる。
支点の先に丸太が突き出ているケース。
切れば、その丸太が、地面に落ちるケースとも言える。
もし、下から切り進めば、やがて、九の字にまがり。
やはり、チェーンソーは挟まれる。
つまり、このケースでは、上から切らなければならなかった。

この2種類の見極めができなければ、
チェーンソーのプロにはなれない。
(なんのプロやねん)

かくして、丸太は1mごとに寸断され、
集められ積み上げられる。
木は切るだけではなく、後片付けが出来て、
初めてプロと言える。
(そのプロが、何回チェーンソーを木に挟まれたんや?)
まだまだ我が工務店、発展途上である。
伸ビシロばっかりとも言える。

切られた木は、キノコのボタ木となる。
来年から、美味しいキノコが大量に出てくる。
我が工務店のギャラは、それで払われる。
未来への投資ともいえる。

チェーンソーは危険である。
気軽に扱わないように気をつけましょう!
扱う前に、ポケットに、健康保険証を入れておきましょう。
友人たちは、そのお世話になっております。
ギャ~~~~~~~~~~~~~ン
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by ishimaru_ken | 2017-10-09 05:55 | その他
イシマル工務店 木を切る
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 「コンチハ~樹を切りに来ましたァ~」
イシマル工務店は、大木も切る。
間違えた・・中木も切る。

昨日の中木切りは、伊豆の村の一軒家だった。
チェーンソーを手に、颯爽と樹木の前に立つ。
ターゲットは、直径40センチ、高さ15mの杉。
真っ直ぐ伸びており、切りやすい。

まずは、樹の周りをグルリと廻り、木となりを観察する。
 枝は広がっているか?
 どちらに傾いているか?
木は、たいがいどちらかに傾いている。
傾いている方向に倒すのが最も簡単。
ところが、木は単独では立っていない。
倒す方向に、大切に育ててきた他の木があれば、
巻き込まれて悲惨な結果をまねくやもしれぬ。
「え~大切な先祖代々のモミジがぁ~!」
避けたい。
「では、少しずらして倒そう」となる。

そこでまず、長いハシゴを木に立てかけ、
ロープを持って、私が登ってゆく。
高さ6mほどの場所に、ロープをくくりつける。
そのロープを倒したい方向に伸ばし、数人で引っ張る。
昨日の引っ張り係りは二人・・・(少ないかも?)

さて、チェーンソーの出番だ。
木が傾いている方向を、下(しも)と呼ぼう。
対し、その反対方向は、上(かみ)と呼ぶ。
最初に、下の方に、直径の3分の一ほどの切り込みを入れる。
三日月形に切り込む。
のちに、木が倒れる助けになる。
いよいよ、上から本格的に切断にはいる。
先ほどの三日月の3センチほど上部の水平ラインを切る。
ギャ~~~~~~ン
いきなりケタタマシイ音量が、山村に鳴り響く。
切りクズが、吹き飛んでゆく。

「もうすぐ切れるゾ~」
ロープを握り、歯を食いしばっている二人に声をかける。
彼らは、下方向に対し、90度の角度に引っ張っている。

っとその時だった。
メリッ
チェーンソーが木に食い込んでしまった。
やはりと云うか、二人の引っ張りなど屁のようなもんで、
何百キロもある木はびくともしない。
木は、自らの倒れたい方に倒れる。
ゆえに、チェーンソーは挟まれてしまった。
まずい・・・
もう一本のチェーンソーで、新たなる切り込みを入れてみよう。
入れてみた。
ギャ~~~~~~~ン
メリッ
またもや木に挟まってしまった。
2本のチェーンソーを噛みこんだ杉の中木。
ど・どうする?
カナテコで何とかしてみるか?

切り口にカナテコを突っ込み、テコの原理で力を加えてみた。
すると・・・どうだ・・・
15mもある杉が、じわりと動いたではないか!
もう一本、カナテコを!
しかして2本のカナテコで、グイグイッ
突如、ドスン!
切り株の横に、だるま落としの如く、杉がまっすぐ落ちた。
やには、ゆっくり倒れ始めたではないか!
逃げろ~~~ロープを離せぇ~~~!
メリメリメリ、ドッタ~~~~~ン!
大音響を発して、杉は大地に横たわった。

巻き込まれた他の木は、なし。
ただの偶然。
成功・・・かな?

「はい、次のいきま~す」
ふたたび、15mの高みを見上げるのであった。
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by ishimaru_ken | 2017-10-08 05:26 | その他
深夜の山小屋の打ち上げ花火
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 山小屋の音問題の中で、
コレが最大問題だ言いつのる人もいる。

《寝屁》 ねべ

深夜、20畳ほどの部屋に寝ている20人ほどの登山者。
標高2000mを超える山小屋では、
殆ど外音はない。
虫も鳴かない、鳥も鳴かない、泣く子もいない。
シ~~~~~~~~~ン
耳がどうかなりそうなほど、静かである。
そんな時・・
眠りながら、放屁する輩がいる。
放屁と言っても単純ではない。
では、パターンをあげてみよう。

①;《だからどうした派
 ボカ~ン!
 堂々と、屁をひる。
 ためらいはない。
 布団の中でひるというよりは、
 布団から,わざわざおケツを出してひっているから、
 あれほど大きな音がするのだと思われる。

②;《あ、出ちゃった派
 プッ
 音は、限りなく小さい。
 しかし、出た事を恥じるあまり、その直後に、
 ゴソゴソと何も無かったでしょう布団いじりをやり続ける。

③;《トランペット派
 プ~~~~~~~~~~~~~
 本人は、ヤバっと思った時点で、やめられなくなっている。
 変にやめると、音が極端な音に変化するのではないかと危惧し、
 今の状態をキープしようとしている。
 ゆえに、トランペットが続いてしまう。

④;《キツツキ派
 ぷ・ぷ・ぷ・ぷ・ぷ・ぷ・ぷ・ぷ・プチッ
 短音が小気味よく続き、最後にこれでお終いとばかり、
 プチッっと最終音で切れる。

⑤;《チャルメラ派
 パララ~~ララ パララ~
 メロディアスである。
 芸術家と言っていい。
 本人に、寝屁をしている感覚がないのかもしれない。
 陶酔感すらただよっている。
 しかし、二度と同じメロディはできないらしい。

⑥;《恐竜派
 パオ~~~ン!
 説明不要。

⑦;《三段跳び派
 プッ    プッ   ぷぃ!
 (ホップ・ステップ・じゃんぷ!)
 プッと出た後、まだ残屁があると気づき、
 さらにプッっと出してみたら、
 おおまだ残っているではないか!ってんで、
 最後は、きばって出している
 腹筋が活躍している。
 言いたくはないが、パンツ問題が気になる人である。

さあ、ここまで、夜中の競演が続いたところで、
部屋中の全員が、ハタと気づいた。
「いいのか、出しても」
(我慢しなくてもいいのだろうか)と開き直おりだしている。
山の上、2000mを超えると、気圧の関係で、
腹にガスが溜まりやすい。
普段、ガス関係に希薄な方でも、なにやら下腹部がうごめく。
「いいのか?」

そんな時だ。
誰かが、きっかけの一発を漏らす。
「バフン」
すると、①の《だからどうした派》さんが、
ここぞとばかり思いっきりひりだす。
バッコ~ン!
こうなったら、あとは早い。
派閥に入っていない人達までが、プイプイやりだす。
遠慮という美意識はふっとんでしまった。
代わりに、
<競演>という言葉が浮かんでくる。
アレに似ている。

 「さあ、隅田川花火大会、最後を彩るのは、
  8000発のスターマインでございます!」

乱れ打ちである。
ひとの心を揺り動かす、やりたい放題の暴れ打ちである。
バヒッ  ぷいっ ぷOOO     ピィィ
ブフォ  ブっ  ぱぉぉぉぉお~~ん
ドバッ ぷぅぅぅぅぅうっぅ


花火大会では、終わった後に、
「はい終わりました」とばかり、
光のない音だけの花火があげられる。
対して・・
深夜の山小屋では、やはり、最後に小さな一発があげられる。
ぷぅぅぅ
安心した我々は、再び眠りにつくのであった。
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by ishimaru_ken | 2017-10-06 05:52 | その他
葛の実
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 我が家はツタに攻められている。
夏場は、ツタとの闘いと言っていい。
一か月も知らんぷりをしていられない。
高速カメラを設置して、早回しをしてみたら、
我が家に忍び寄るツタの俊敏さに仰天するだろう。

ツタと範疇を大きくして呼んだが、
アレは、《葛》(くず)である。
葛であると、思っていた。

昨日、そのクズを刈り取っていたところ、
葉っぱの裏に、実が付いているのを見つけた、
(冒頭写真)
アレッ?
クズの実と違うゾ。
確かクズはマメ科だったので、エンドウ豆のような実が付くハズ。
では、君はいったい何者?

先日、同じような疑問を抱いた。
東北自動車道の注意看板にある動物の名前が分からなかった。
「君はいったい何者?」e0077899_1424241.jpg
すると、キトクな方から我がホームページに回答があり、
「アレはカモシカですよ」と教えてくれた。
ありがたい。

疑問が解けるのは、気持ちがいい。
それも、色々考えた末に、教えてもらうのは好きだ。

最近は、疑問を口にした途端、
隣にいる人の指が機敏に動き、
10秒後には、答えを知らされる。
速い時は、3秒だ。
別に知りたくないワケではない。
知るまでに、ウンウンと考えたいのだ。
脳みそを絞っている時間が楽しいのである。

特にガッカリするのは、
私がまだ疑問を喋り終わっていない時、
つまり、疑問の内容がわかった時点で、くだんの指が動き、
私が語り終わる前に、答えが宣告されるケースである。
この時、私は彼を指さし、こう言い放つ。
ドレミファドンじゃないんだ!」
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by ishimaru_ken | 2017-10-04 05:59 | その他
蕎麦打ち道具屋
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 先日、蕎麦打ち道具を売っている店の前を通った。
二度も三度も振り返った。
ただ通り過ぎるのが難しかった。
買う予定はないのに、店の中に足を踏み込んだ。
まず目に入ったのは、

こね鉢
 中が赤く、外は真っ黒。
 サイズが大中小とあり、値段もそれぞれ。
 うどんも打っていいのかなと疑問が浮かぶ。

次が、
麺棒
 これもサイズ、つまり長さがいく通りもある。
 太さも様々。
 巻き棒とのし棒に分かれ、カバ材が高級だと書いてある。

のし板
 1m四角ほどもあり、蕎麦を打つ事を想像するより、
 この板を、普段どこに仕舞っておくかで悩み始めている。

蕎麦包丁
 <安来鋼磨 会津蒔絵 漆柄 桐箱付>
 <伝統鍛冶総火造り蕎麦包丁> 
 なんてのがズラリと並び、凄すぎて目がくらむ。

こま板
 打った蕎麦を切ってゆくときに、包丁に当てて、
 蕎麦を押さえておく板である。
 《桐》の板があったので、一番高いだろうと思ったら、
 その隣にある、《けやき》がもっと高かった。
 っと思ったら、さらにその隣にある《本漆》はもっと高い。
 いや、《黒壇》はさらに高い!
 いやいや、《イチイ》は、値段がハネあがる!
 おいおい、《木曽檜柾目》なんて、とんでもないゾ!
 え~~、《黒柿帯木曽檜》で跳びあがる!

やばい・・・
この店を早く出なければ・・・
目が慣れ始めている。
目が慣れる・・とは、買い求める時に必要なアイテムだ。
買い求めない人に、慣れるは、必要ない。
むしろ、無関心こそが求められる。
あぶない・・・
黒柿だの柾目だのの漢字が読めるようになっている。

「うどんも捏ねていいのなら、鉢くらいは買ってもいいのかな?」
不埒な考えが浮かんだ。
危険な流れになっている。
誰かに、後ろから引っ掴んで貰って、
強引に、この店を脱出せねばならない。
「五郎丸にタックルして貰えば、あっさり退出できるのだが」
なぜ、五郎丸が登場するのかわからない。
明らかに、我を忘れかけている。
誰かぁ~レッドカードを出してくれぇ~~~
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by ishimaru_ken | 2017-10-03 05:59 | その他
蕎麦打ち
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 時折、蕎麦を打たしていただく。
自分では道具を持っていないので、友人の道具を借りる。
なぜ、自分の道具がないのか?
そんなに蕎麦が好きで、蕎麦打ちがしたいなら、
揃えればいいじゃないか・・という意見もある。

その答えは・・・
「自分がこわい」
もし、我が家に蕎麦打ち道具があったら、どうなる?
私のことだ、のめり込む。
おそらく毎日、蕎麦を打つ。
ともすれば、朝打ったのに、昼も打つ。
もしかすると、朝昼晩3回打つかもしれない。
かも、でなく、打つに決まっている。
それはそれで、構わない。
しかし・・・

打った蕎麦をどうする?
蕎麦は、一人前だの二人前だのと、
ちょびっと打つものではない。
最低5人前ほど打つ。
我が家に5人はいない。
もし、いたとしても、毎食、食べてくれるハズもない。
捨てる?
そんな勿体ないことは出来ない。
必然、製作者自身が食べざるをえなくなる。

大丈夫だろうか?
蕎麦が嫌いにならないだろうか?
ならないとしても、
何の為に打っているか疑問を抱かないだろうか?
抱いてしまったら、買い求めてしまった蕎麦打ち道具を、
にらまないだろうか?
にらまれた道具たちは可哀想じゃないか。
道具に責任はない。

この負のアリジゴクに陥らない為に、私は、
友人の道具を借りて、
時折、蕎麦打ちに興じているのです。
道具買いを惜しんでいる訳ではないのです。

「はい、打てました」
借りたお返しに、蕎麦を食べてもらいます。
友人はお義理にでも、「おいしい」と言ってくれます。
私も「おいしい」と言います。
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by ishimaru_ken | 2017-10-02 05:54 | その他



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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