<   2007年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧
靴下の片割れ
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「アレっ?靴下が片方無い」

靴下を履こうとして、一足のうち、
片方が見つからない事がままある。
まま位で済めばいいのだが、多々ある。
<靴下が片方無くなる>
こんなミステリー現象が、年に何回か起こるのである。

どうやって、消えるのであろうか?
朝、履いて行って、どこかで脱ぎ、片方だけ履かないで
帰ってくるとは、とても考えにくい。
「イシマルさんなら、あり得るでしょ」
いいえ、私でも、そんなアホは致しません。
ならば、自宅内、紛失でしょうか?
どうやって?
洗濯の時だろうか?
と云っても、いつ?
干した時かい?
洗濯バサミから、外れて飛んでいったのだろうか?
背の高いマンションならいざ知らず、我が家は一階に干している。
飛んだところで、軒下に落ちるだけだ。
(盗まれた?)
下着泥棒なら解るが、靴下泥棒はいないだろう。
ましてや、片方だけなんて・・

不思議である。
たった一回起こった現象なら、「ふ~ん」で済むが、
こう何年にも渡って、繰り返されると、口から出る感嘆詞がない。
そして、靴下が片方無くなった時の
当然起こるべき問題に、直面するのだ。
靴下とは、片方が無くなっただけで、
もう用無しになる衣服なのだ。
片方だけあって利用出来る機会は、クリスマスイブだけである。
雑巾にすらされず、捨てられてゆく。

「私は黒いのしか履かないので、無くしても、大丈夫です」
という、会社勤めの、殊勝な声も聞こえる。
そう!
そこに、ヒントがあるのだ。
片方になっちまった靴下を捨てないで済む方法が・・

靴下を買う時に、同じ柄のヤツを3~4足買う
そうすれば、半分無くしても、全体的に奇数になっただけだ。
いずれ、偶数になったり、又、奇数になったり・・
ふむふむ、これで解決だあ~
と喜んでいたら・・
『イシマルさん、昨日と同じ靴下履いてるよ。洗ってないのかな』
って、違うよ!おんなじ柄の他のヤツだよお~!

それにしても、なぜ片方だけ無くなるのか、真相は定かでない。
by ishimaru_ken | 2007-06-30 08:40 | その他
究極のひと品
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この写真の店。
ギター教室だと思ったら、手を拡げて多角経営なさっている。
ピアノに、エレクトーンに、フルートにバイオリンと
弦楽器のみならず、管楽器までも。
さらに、よく観れば、ウクレレ・・
あげくには、大正琴にも、手を染めて・・

所謂、楽器教室の<なんでも屋さん>である。
近頃、単品で勝負するにはツライ時代なのだろうか?
ダンス教室も、
クラシックから、タップ、社交ダンス~と、
何でも教える教室が多い。

単品では、人を引き付けられなくなったのか?
大分県の農業が実践している
<一村一品運動> なんてのは、稀有なケースだろうか?

そう思っていたら、先日岡山県は倉敷で、
稀有な店にころがり込んだ。
テレビ番組の収録で、漫然と散歩をしていたら、
見事なまでに古めかしいお店に出会った。
お饅頭屋だ。
しかし、どこか風情が、我が記憶をくすぐる。
(見た事がある・・)
記憶の海馬がささやく。
店のノレンをくぐる。

「いらっしゃ~い」
元気な掛け声の主人。
その後ろの壁のポスターに目がいく。
が~ん!
見た事があるどころではなかった。
一昨年、映画
三丁目の夕日>のロケをした店だ。
暗~い亭主役のイシマルが登場する場面を撮影した店だ。
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その名も、<藤戸饅頭>(ふじとまんじゅう)
このお店、800年の歴史がある。
そして驚くことに、商品はたった一つだけ。
一口大の饅頭だけを売っている。
いつわる事もなく、一品である。
大判焼きのように、黒アン、白アンなどと紛れない。
粒アンも、漉しアンもない。

たった一品
その一品を、800年間作り続けてきたのだ。
ご主人は、何代目なのだろう?
途中に、他の品を作ろうという、変わり者の子供が
出てきた事もあっただろうに、
良くぞここまで、一品を貫いてこられた。
良くぞ飽きずに、一品に身をささげてこられた。
いつまで、続くのだろう、このひと品

『ひとついただけますか?』
「50円です」

パクリ・・
うまい!
な~るほど・・この味ならね!
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by ishimaru_ken | 2007-06-29 08:57 | 謙の発見!
ラグビーの審判
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ラグビーの審判は特殊である。
どう特殊かを、お教えしましょう。

『君!手を首に掛けるのはやめなさい。危ないだろ。』
こう喋ったのは審判だ。
ラグビーの審判は、<試合中に教育をする>のだ。

そもそも、イギリスで始まった紳士のスポーツ<ラグビー>
ルールというよりも、不文律のマナー
大切にする戦いなのである。
だから、審判もマナーを大切にする

『君!今のタックルは良くないよ。』
などと指摘する。
例えば、野球で同じ指摘をしたらどうだろう・
『君、今のカーブは良くないよ』
指摘した途端
「ほっといてくれ!」
両軍入り乱れての乱闘騒ぎになってもおかしくない。

ラグビーの様にボカスカぶつかり殴り合っているスポーツに
マナーを持ち込むのも、いかがなもんかと思うが、
持ち込むだけでなく、
審判は、人間教育を行なっているのである。

『そこの君、オフサイドになるよ。』
『君、頭を上げなさい・・』
『はい、殴っちゃ駄目!』
『君、蹴っただろ今!』

審判に付けたマイクから聞こえてくる教育音
面白い。
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by ishimaru_ken | 2007-06-28 04:34 | スポーツ
新幹線の検閲
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東京駅から出発する新幹線の中で、
北に向う新幹線内では、キップの検閲がない。
「キップを拝見させて頂きます」
という検閲をうけないのだ。
つまり、列車に乗ったら、あとは、
眠ろうが音楽を聴いていようが自由である。

ところが、西に向う新幹線内では、いまだに検閲が行なわれる。
たとえば、大阪に行こうとしているとしよう。
東京駅で乗り込む。
5分で品川駅に止まる。
さらに、10分少々で新横浜駅に着く。
まだ、検閲は来ない。
なかなか来ない。

私としては、東京駅で座席に座った直後から、
眠りたいのだなあ。
そして実際眠り始めるのだ。
うとうと・・やっと眠りについた、所謂
寝いりっぱな>のところで、
「キップを拝見させて頂きます」とやられる。
目が覚める。
寝いりっぱなを起こされると、しばらく眠れなくなる。
だからといって、検閲が来るまで起きていよう・・となると、
貴重な30分を無駄に過ごす事になる。

『眠っているお客様は無理やり起こしません』
と言われても、だんだん近づいてくる検閲の声は気になる。
それだけで、目が覚めてしまう。

片や、検閲のない新幹線
片や、検閲をする新幹線
この違いは何であろうか?
東北新幹線などでは、車掌さんが持っている小さな機械に
座席情報が表示されている様なのだ(推測です)。
ほんだら、東海道新幹線でも、その機械は導入出来ないのかな?
700型新幹線が東京大阪間を5分縮めたらしい。
喜ばしい事だが、
私の眠れない30分は縮まらないのだ。

それとも、北に向う乗客は、
無賃乗車はしないハズだとタカをくくり、
西に向う乗客は、信用できない奴らだと
横目で睨んでいるのだろうか。

そうなのだ。
寝たふりをする私は、睨まれているのだ。
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by ishimaru_ken | 2007-06-27 09:39 | その他
十和田湖の大追跡
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十和田湖に向かっていた。車はハイエースだ。
十和田湖といえば、青森県を代表する美しい湖。
秋の奥入瀬渓谷の紅葉で有名である。

その渓谷を我がハイエースが、右に左にカーブを楽しんでいた時、
何かが道に落ちていた事に、通り過ぎてから気付いた。
ブレーキを踏み、走って戻る。
ふむ・・地図だ。
案内地図だ。
広げてみると、バイク旅行専門の案内地図だ。

・・んん?そういえば、さっき、
ナベ釜、荷物を満載にしたバイクが一台
バルンバルンと追い越していったな。
アイツだ。アイツが落としたに違いない。
さらに、地図を良く見ると、書き込みがしてある。
通った経路や、お店など、事細かく赤鉛筆で記入している。
驚く事に、相当のページに渡って書き込まれている。
一日や二日の所業ではあるまい。

言ってみれば、旅の地図日記である。
地図は買い換える事が出来るが、記した思い出は買えない
ええ?それを落としたのかい、あいつは!
よおし、追うぞ!

しかして、私の追跡が始まったのである。
のであるが・・
なんせソイツはどこへ向かっているのか解らない。
おまけに、向こうはバイク、こっちはハイエース。
機動力が違い過ぎる。
ハエを牛が捕まえようとしている様なもんである。
モォ~~~~~オ!

いったん追跡に入ったら、諦めないイシマル。
ほどなく、十和田湖畔に辿り着いた。
着いたのは良かったが、道が、右、左に別れている。
カンは、だと言っている。
しかし、私のカンは当たった試しがない。
迷うことなく、にハンドルを切った。

10分も走った所に広大な、休憩エリアがあった。
願いはここで、そいつが休憩をとっていてくれる事だ。
(頼むヨ~いてくれヨ~)っと、入り口を入ったところで、
バロンバロン、バイクがすれ違いに出て行った。
なんと!
なんというタイミングの悪さ。
まるで、映画のヒトコマみたいじゃないか・・

慌ててハイエースは、タイヤを滑らせ、
180度スピンターンをする。(ウソです)

ところが、この映画は、見事な幕引きをしてくれる。
そのバイク、ちょいと走った所で、なぜか止まっていたのだ。
美しい景色にでも見とれたのだろうか・・

「すみませ~ん、これあなたのですよね」
『あれっ私のだ・・な、なぜ?』

私のとつぶやくそのお方、なんと女性だったのだ。
とはいえ、まるで荒くれ者の男の如き格好に身を包み、
喋らなければ、普通の男だと思うだろう。
訊けば、滋賀県からやって来て、
東北をグルグル何週間も旅をしているそうだ。

『ほんとに、地図ありがとうございました。』
「フっ、じゃ、気をつけナ~」
『も、もし、あなた様は・・?』

さっと肩で風を切り、
ハイエースをドリフトさせ(ウソです)、去って行く私だった。

モォ~~~~~オ!
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by ishimaru_ken | 2007-06-26 09:41 | 謙の発見!
生にんにく
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<生ニンニク>って食べられると思う?

生ニンニクったって、スーパーで売ってるニンニクを
摩り下ろして食べるのではないよ。
ラーメン屋で、
「どうぞ、ご自由に」
と置いてある、食べ放題のおろしニンニクでもないよ。
飲み屋で
『お客様、カツオの上にスライス致しました』
と乗っけているニンニクのカケラでもないよ

生ニンニクとは・・
ニンニクの子牛。
ニンニクの幼生。
ニンニクのおこちゃま
言い換えれば、ニンニクのケツの青い奴だ。
土の中で、玉ネギ状に膨らむちょっと前の奴と云えばいいか・・
冒頭の写真を例にとれば・・

はい、手の指で、OKを作ってください。
その親指と人差し指で出来たワッカの大きさ位が
若いニンニクの大きさです。
その若ニンニクを生で食べるのだ。
んん~表現を変えよう。
生で喰らいつくのだ。
ガブリと・・
もう一回、冒頭の写真に戻ると、
あの玉ネギ状態の、その球体に歯を立てるのだ。
ガブリ、ガブリと!

「え~うっそカライんでないかい!」
と思うでしょ。
ところがどっこい1
若ニンニク君は、若いあまり、若さを前面に押し出して、
カラクも苦くもないのだ。
ガブリの瞬間に芳醇なうまみが広がるのだ。

『え~そんな美味しいモノどこに売ってるんですかあ?』
いい質問ですねえ。
いい質問過ぎて答えるのがツライのだが、実は
売っていないのだ。
自分で作るか・・
あるいは、作っている農家に行って、
ニンニクが大きくなる途中を、無理やり頂くしかないのだ!
『まだ、取っちゃ駄目!』
という出来損ない状態のニンニクを、引っこ抜くのである。
ただし、その期間は非常に短いので
よろしくね。

時期はずれに引っこ抜いて、
『ケェ~辛れぇ~ひでえニンニクだぜ!』
と騒いだって知らないよ~
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by ishimaru_ken | 2007-06-25 06:56 | 謙の発見!
アッパーカットの夜
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(う、う、動かない・・)

ホテルに泊まったとしましょ。
ベッドに横たわったとしましょ。
さあ、眠ろう~
ゴソゴソと布団の中に潜り込む。
その時だ。
(ん?なんか変だな?身体が拘束されてるな)

そうなのだ。
ホテルの中でも、ビジネスホテル系では、ベッドのシーツが
足元の所でガッチリ!ホールドされているのだ。
足元のベッドマットの間にシーツを挟みこんで
締め付けているのだ。

(さあ、困った)
これから眠ろうとしているのに、
思いの他、身体が不自由だ。
ここは何とか、締め付けの呪縛を溶かなくては・・

まず、最初の方法を試みる。
足先で、シーツを持ち上げようとする。
・・少しだけ持ち上がる。
次に、ヒザを使って右に左に、空間を作ろうとする。
・・ややシーツが持ち上がる。
次に、身体を左右にひねって、シーツをベッドから
剥がそうとする。
しかし!
ホテルのベッドメーキング係りは
しっかりとした仕事をしている。
必要以上のしっかり仕事に力を注いでいる。
ちょっとやそっとでは、シーツは剥がれてくれない。
蓑虫(みのむし)になった気持ちになる。
よお~し、ならば最後の手段!

私は今、ベッドに横たわっている。
真上を向いている。
両手をポキポキ言わせ、その手で毛布の上からガツッと掴み、
思いっきり引っ張る!
引っ張る!
おお!先ほどから、何をやっても動かなかったシーツが
ジワリ、ジワリと動き出す。
ついに、足元から、外れようとしている。
ベッドの足元側が持ち上がっている。
あと少しだ!
よしここでガンバレ!
せ~の~で思いっきり引っ張れえええええええ~!

ばくん!

外れた・・シーツが・・
それは喜ばしい事だ、しかし・・
外れた反動で、なんと!
私の両コブシ思いっきり、アゴにブツかったのだ。

ガツン!

さあ眠ろうと思っている人間にとっては、
衝撃のアッパーカットである。
しばし、天井を見つめたまま、言葉が出ない。
わが馬鹿さ加減に、目尻の端から、涙がにじみ出ている。
たかが、
たかが、ホテルのベッドのシーツを剥がした行為で、
アゴに、最強のアッパーカットを喰らったのである。

誰にこの悔しさをブツケたらいいんだろう?
誰にこの情けなさをブツケたらいいんだろう?
あ~あ・・あ~あ・・・・
と嘆き悔やみ続けていると間もなく、
白々と夜が明けていくのであった。

<アッパーカットの夜は明けて・・>
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by ishimaru_ken | 2007-06-24 11:09 | その他
大竹まことの災難
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随分前の事だが、
大竹まこと氏と同じ舞台をやっていた事がある。
大竹まこと とは、たけしのテレビタックルで、好き放題の
あの、大竹まことである。(以下、大竹)

その芝居は、船の上の設定だった。
だから、舞台の半分くらいが甲板で、真ん中にマストが
照明の上まで、そそり立っている。
主役は、その大竹だ。
イシマルはその弟役。

さてさて、舞台初日の前日・・
最後の舞台稽古が行なわれていた。
芝居のクライマックスで、マストのてっぺんから、
弟イシマルが飛び降りるのである。
5~6メートルの高さから、床に飛び降りる。
当時なぜか、そんな芸当が出来たイシマルに、演出家が
「跳べ!」と命じたのだ。

ひょいっ・・・・ドスン!
いとも簡単に飛んだ。
それを見た演出家が、マストのちょい下に取り付いている
大竹に向かって、あろう事か、同じ言葉を吐いたのである。

跳べ!
その時、まだ20代だった大竹まこと。
跳べと言われて、跳べませんなどと、
口が裂けても言えなかったに違いない。
男としての、自尊心を傷つけたくなかったに違いない。
一瞬目が泳いだのち、ふわりと跳んだ。
落ちた。
ドダスンッ!!
    ボキッ!
折れた・・足が・・
いとも簡単に足が折れた。
ピーポー ピーポー

全員が口を閉じた。
明日、舞台の初日なのに、主役の足が折れた。
主役がいなくなった。
そして全員が気付いた。
その主役が、セリフの半分を喋っていた事に・・

一ヶ月やって来た稽古が、海の藻屑だ。
(なんで跳ばせたんだよ)という視線が、
なぜだか、イシマルの方に向けられている。
(いえいえ、ボクは跳べとは言ってないし、跳んだのは
 おっちょこちょいの大竹さんで・・・)

あれから、随分年月が経ったが、今こそ彼に訊いてみたい。
なぜ、跳んだの?

ああ、そんで、お芝居はどうなったか?・・だよね。
これが、面白かった。
興行というヤツは何があっても中止出来ない。
そこで、急遽の策に走った。
端役の一人を主役に抜擢したのである。
『セリフはどうするの?』
勿論、一晩では、膨大なセリフは覚えられない。
そこで、幕のソデからプロンプしたのである。

主役は常に、舞台の右か左の隅っこに立っている。
周りの役者もそこに集まる。
つまり、幕ソデに台本を持ったスタッフがいて、
セリフを教えるのだ。
それを、オウム返しにすばやく喋るのである。
しかし、あまり、一箇所にじっとしていると、不自然なので、
時折、突然、全員で走り出す
反対側のソデに向かって。
反対のソデでしばらく過ごすと、やには突然走り出す。
脈略はない。

その繰り返しである。
しかも、走る時は全力疾走だ。
人間、何かを誤魔化そうとする際には、
全力を出そうとするらしい。
バタバタバタバタ、運動会の如き芝居であった。

終演後、見に来た友人が、楽屋に来て、
「いや~斬新な、演出だねえ、疲れたでしょ。」
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by ishimaru_ken | 2007-06-23 06:23 | 仕事
アァーーーーーーー
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「アァーーーーーーーーーー」

ドラマで崖から人が落ちる際の、叫び声である。
これが女性だと、
『キャァーーーーーーーー』 となる。
だが、あくまで、この発声はドラマに於いてなのだ。
では、現実ではどうだろうか?

行ってきた、秋田県に。
秋田県の山奥に、秘湯中の秘湯があるというので、
テレビカメラを引き連れ、山を登った。
同行したのは、山に初めて登るという
俳優 布施博(ふせ ひろし)

通常、山が初めてという場合、東京近郊であれば、
高尾山などから始める。
いわゆる、慣らしである。
ところが、布施君の場合、
いきなり上級編に飛び込んできた。
秋田県の道なき道を突き進もうというのだ。
山中で、二泊のビバーク付である。

その布施君を何とかヨッコラショする為、
17名という、大げさな人数の撮影隊と相成った。

さあ、出発!
6月とはいえ、山の稜線付近を見上げると、雪が見える。
よし!心して掛からねばと気を引き締めた。
出発してから10分後の事だ。
二泊三日の行軍中の、ほんのさわりの10分だ。
前を歩きながら、しきりに後ろの布施君を振り返っていた。
彼はすでに、大量の汗をかき、足元がおぼつかない。

ガサっ!
いやな音がした。
振り返ると、崖っぷちを歩いていた彼が、
足を滑らせている。
ズルズルと谷底に向かって、体を滑らせていく。
スワっ!
駆け寄る。
彼は、折りよく生えていた、か細い草を掴み、
何とか落下を止めている。

「動くな!」
どうしても、人は、落ちまいと動く。あがく。
すると、崖って奴は、ガラガラと崩れるのだ。
「動くな!」
の声に、素直にピタリと止まった、布施君の隣まで、
イシマルが降り、首根っこを捕まえて、
ソオ~レ~
元の道に這い上げたのである。

その顛末の最中に気づいたのだ。
人は、崖から落ちる際、
声を出さないんだな・・と。
全く出さないんだな・・と。
私が、後ろを振り返ったから良かったものの、
歌でも唄いながら前進していたら、
落ちた事すら気づかない
せめて、『あれれ・・』
くらいは出して頂かないと、同行者としては困る。
しかし本人の気持ちを代弁すれば、こういう事かな。
それどころではない

そう云えば、以前、自転車で、
道路脇のドブに落ちた事があったが、
やはり、一言も言葉を発しなかったな。
言葉を発しているどころではなかったのだ。
そういうもんなのだろうか?

という事はだよ。ドラマで、
「アァーーーーーーーー」
ってえのは、演出効果をあげる、テクニックなんだな。
そりゃそうだ。
誰かが落ちた事すら気づかなかったら、
ドラマになんないじゃ~ん。
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by ishimaru_ken | 2007-06-22 08:36 | 仕事
富士山と富士山
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この富士山の写真は、新幹線の中から撮ったものだ。
この写真を眺めていて、ふと思った。
今、富士山を見ている。
その向こうはどうなっているのだろう?
富士山に遮られたあちら側は・・?
あちら側かあら、こっちを見たらどうなってるだろう?

そおんあ疑問を抱いたら、こりゃ行くっきゃないでしょ。
ほい、行って来た。
正確に言うと、登ってきた。
反対側には、山があったのだ。
 竜ヶ岳 1485m
我らがウインドサーフィンの聖地、本栖湖から登り始める。
ゆっくり登って、2時間弱。

山頂からの眺めが素晴らしい。
眼前に、馬鹿でかい富士山があぐらを組んでいる。
あまりにデカイので、カメラに収まり切らない様な錯覚に陥る。
その為、思わず、ファインダーを覗いたまま、
後ろに退がったりする。
(意味ないな)
意味無いことは頭では理解しているのだが、
気付くと、又一歩退ったりしている。
恐らく、100歩退がっても、大きさは変わらないだろうに・・

よしこれで、富士山の両方向から、写真を撮った事になる。
富士山を挟み撃ちしたと、豪語してもいい。
その写真が、コレだ・・
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by ishimaru_ken | 2007-06-21 07:58 | その他



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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