<   2009年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧
キジ
e0077899_7213612.jpg
「捕れたよ~!」
イシマル探検隊の隊員レン君が、抱えているのは、
<雉(きじ)>だ。

イシマル探検隊は、よく伊豆に行く。
山の中に、親戚の家があるのだ。

さて、隊員の言によれば、
ドガンっという音に、上を見上げたら、キジが家の窓にぶつかり、
落ちてきたんだソナ。
助けようとしたのだが、その甲斐なく昇天したんだソナ。
見ると、重量1キロちょっとのメスである。
「捕れたよ~」
その言葉を聞いた途端、即座に私の頭の中に、<鍋>が出てきた。
「キジだよ~」
っとくれば、迷わず<キジ鍋>である。
ゴクンっ
ノドボトケが上下する。

『よおし、今夜はキジ鍋だぞ~!』
っと大声を出そうとしたその時、
隊員のレン君が、ポロリ。

「お墓を造らなきゃ」

え・・? ・・ん? 
そ・そうだね、やっぱお墓だね・・
隊長として、隊員の、人間としての純粋な意見に耳を傾けた。
腹を満たす・・ならいざ知らず、
舌の欲求に負けて、哀れな野鳥に舌鼓を打っていいのか!
いいのか!

結果、
隊長と隊員は、スコップで、土を掘り、
<キジのお墓>を拵えたのだ。
参加した皆で、お祈りをしたのだ。
合掌・・
隊長の私が、送りの言葉を述べる。
『~大空を自由に飛び、大地を好き勝手に走り回ったキジ君、
 君の最後を僕らは、知ったよ。君の羽にも触ったよ。
 美しさを写真に収めたよ。食べたかった人(私)もいたけども、
 我慢したらしいよ。
 君のおかげで、隊員達が、
 キジが日本の国鳥である事を知ったよ。
 どうぞ、安らかに眠りたまえ・・アーメン』

3才の隊員「イシマルしゃん、アーメンって何?」
e0077899_720464.jpg
e0077899_721463.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-31 07:22 | その他
石老山は遠く
e0077899_7144635.jpg
ふらふら車で、神奈川の山道を走っていたら、
<こっちに行けば、お寺があるよ> という看板が現れた。

(ふむ、寄ってくか)
そっちに、車を進めると、
山の名前とお寺の名前が記してある駐車場があった。
(なるほど、この山の名前を辿っていけばいいのだな)
《石老山》(せきろうざん)
カメラ一つ手に持って、プラプラと歩き出した。
案内板に案内されながら、山道を登ってゆく。
(随分、急坂だな)
よいしょ、よいしょ、
(こりゃ、まるで登山だな)
e0077899_7141242.jpg

大きな岩が現れた。
20メートル四方はあろうかという岩が、次々に出現する。
20分ほど、よいしょを繰り返した所に、お寺はあった。
すでに、汗ビショである。
しかし!
案内板は、私を許してくれなかった。
《石老山⇒》 せきろうざん、こっち

(ま、ついでだ、行ってみよう)
本屋のついでにコンビニに行く気軽さだ。
この考えの甘さに、のちに気付かされる。
車ドライブの服装をしている私。
地図もなく、歩いている私。
かなり、高度をかせいだ頃、案内板が現れた。
e0077899_713338.jpg
ほお、あと、1,1キロで山頂かあ~
山道の1,1キロはまあまあの距離だ。
よし、頑張ろう!
よいしょよいしょ・・・
更に、高度をかせいだ所に、この案内板があった。
e0077899_7123727.jpg
ん・・? なに? なんだと?
さっき、撮った写真を呼び出す。
<石老山1,1km
<石老山1,1km
おんなじジャ~ン
ど・どげんコツですかあ~
上に書いてある、<篠原3,6キロ>が
<篠原3,2キロ>に減っているのだから、
進んでいるのは間違いないのに、
なして、石老山は近づかないのですかあ~?
もし!
次に現れる案内板に<石老山1,1km>と記してあったら、
わしゃ、グレるけんね!
e0077899_7114020.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-30 07:17 | スポーツ
ギャンブルの反省
e0077899_430862.jpg
《ギャンブルは、勝って反省する》

公営ギャンブル・・たとえば<競馬>
やります?
やらなくても結構。
ギャンブルやらなくても解るギャンブルの話です。

競馬用語で、「ニイサン行けえ~~!」
なんてのを聞いたことがあれば、話が早い。
<ニイサン>とは、勿論<兄さん>ではなく、
<2-3>の事である。
連勝単式と云う着順予想があって、
一着が2番の選手、二着が3番の選手になった時、
そのチケットを買っていた人が、儲かる仕組みになっている。
例えば、<2-3>を100円分買っていて、
5千円の配当が付くと、あなたは5千円儲かった事になる。
1000円買っていれば、5万円になる。

ほんじゃ、<3-2>はダメなんですか?と疑問を持ったあなた。
あなたは鋭い。
でも、それは、ダメ。
あくまで、着順は厳守。
そこで、あなたは不安になる。
2番の選手が絶対強いと信じているのだが、
ひょっとしたら、3番が、今日だけ頑張るんじゃないかと
疑いだすのだ。

今日、あなたの軍資金は1万円だ。
まず、<2-3>を7000円買った。
不安なので、<3-2>を1000円買い足した。
よおし、勝負だ!
っと意気込んでいたのだが・・
ふと、7番の選手が気になりだした。
今日は、雨だ、
7番は、雨の日に滅法強い!
どうしよう・・?
迷った挙句、<3-7>を1000円と、
<2-7>を1000円買い足した。

ここで、今までの総括をしてみよう。
 <2-3> ・・・7000円
 <3-2> ・・・1000円
 <2-7> ・・・1000円
 <3-7> ・・・1000円
ーーーーーーーーーーーーーーーー
   計     10000円

つまり、あなたは、7000円以外に、
3000円を使って保険を掛けたのだ。
しかして、本番の競馬勝負はどうなったか?

パンパカパッパア~~!
なんと!
見事、一着2番、二着3番、
2-3>で勝負が決まったのである。
さ、その時だ。
今日の問題は、その時だ。

あなたが、素直に喜べばいい。
ところが、不思議な事に・・
あなたは反省を始めるのだ。

「だからさ、<2-3>で決まりだと前々から
 思っていたんだよナ、
 絶対だもん。こんだけ解りきったレースもないよな。
 あ~あ、何で、10000円全部<2-3>を
 買わなかったんだろう?
 3000円分損したじゃん。
 あ~あ、配当が10倍ついたから、3万円損したじゃん。
 あ~あ、何で、全部買わなかったんだろう?
 あ~あ、あ~あ・・・」

不思議でしょ。
勝ったくせして、反省ばかりしている。
こいつがどっこい、当たらなかった時は、どうかと云うと、
全く反省しない。
「ま・こんなもんでしょ!」
ケロっと装っている。
「しょうがないやネ」
次に目を向けている。

お解り頂けたかな。
ギャンブルとは、《勝った時に反省する》
もっと儲かった筈なのに!・・・と
e0077899_4265283.jpg
                 ラクダ貝
by ishimaru_ken | 2009-03-29 04:31 | その他
尾の身
e0077899_7362113.jpg
<尾の身>

クジラのオノミというのは知っている。
クジラ料理の中でも、最高と言われている。
そこで今日は、<マグロの尾の身>の話をしよう。

築地魚河岸の早朝、大騒ぎされるマグロのセリ。
そのマグロがゴロゴロ並んでいる尻尾の部分を見ると、
ナワに繋がった尻尾の部分が転がっている。
切り取られたその縄に繋がった部分は、どうなるんだろう?
っと常々心配していた。
捨てられるのだろうか・・と心配していた。

そこで登場するのが、イシマル行きつけの魚屋<丸新>だ。
三浦半島の先っちょで、釣り人の為にやっている魚屋だ。
釣り人が、思わず釣り過ぎた時に、卸してゆく魚屋だ。
釣れなかった時に、しょうがなく魚を買い求めていく魚屋だ。
釣りにも行く気がなく、ただ買い求めたい魚食好きが
わざわざ買いに行く魚屋だ。
ほんとに旨い魚を仕入れる為に、
 遠方から料理屋が仕入れにくる魚屋だ。
釣りに行きたくて行きたくて、行けなかったイシマルが、
クーラーボックスを抱えて、買いに行く魚屋だ。

その丸新の奥のソファーでゴロゴロしていると、
大将が、こいつを焼いてくれる。
 <尾の身の干物>
こいつは、絶品である。
本来、マグロの捨てる部分が、大変化をして、
ハグハグ系の珍味になっている。
なぜ、コレが、売り物になっていないのかが不思議なほどだ。

大将がどっかから、この尾の身をさらってくるのだ。
それをおばちゃんが妖しい汁に漬け込み、
天日で干し、
ストーブで焼く。

「こげな旨かともん、知らんとじゃ!」
『ふん、また大袈裟な・・』
おばちゃんは、常に、平常心なのであった。
e0077899_7345914.jpg
                 イナダ
by ishimaru_ken | 2009-03-28 07:39 | その他
予言
e0077899_7361834.jpg
予言をした事があった。
随分、前・・
消費税3%が導入された時、不敵にも私は予言をしたのだ。

《男のズボンのポケットが破れやすくなる》

小銭入れを持たない男達のポケットは、<小銭入れ>である。
ポケットと云っても色々あるが、
問題のポケットは、
ワルを装って両手を突っ込む、左右のズボンポケットである。
あのポケットに、一円玉だの五円玉だの十円玉だの、
エッジの付いた硬貨が大量にワサワサすれば、
ポケットの生地は痛む。
消費税以前と、消費税以後では、圧倒的に生地の痛み方が違う

違うだろう・・と思って予言をしたのだ。
ところが、意に反して、ポケットは破れなかった
ポケットは、さほどヤワではなかったのだ!
いや、世の男共が、小銭入れを持ち歩くようになったのだ。
私の予言は、見事外れた。

現在のNOWの今、私は再び、予言をしようとしている。
予言に失敗した実績を持つ、私の予言だ。
あなたに信用して貰おうとは思わない。
一応、言っておかなければ・・
程度の予言だと思って聞いてくれれば有難い。
ゴホンッ・・

《男は立って小便をしなくなる》
e0077899_736151.jpg
                   銀座の托鉢僧
by ishimaru_ken | 2009-03-27 07:38 | その他
ハテ
e0077899_7323939.jpg
愛読書の一つがコレだ。
 <NEWTON>
ニュートンと発音する雑誌、月刊誌だ。
ニュートン=リンゴにお世話になった科学者だ。
そう云えば、アルキメデスは、お風呂に世話になった。
野口英世は、囲炉裏にお世話になった。
(ん・・?それは違うな)

この月刊誌<NEWTON>は、ダイジェストに
現代の科学の最先端を教えてくれる。
この雑誌の面白いところは、
毎月、宇宙の写真を載せている部分だ。
 <宇宙>
誰もが知りたい好奇心の最先端だ。
「宇宙の最ハテは、どうなっているのか?」

ふむ・・?
あなたは、どう思っています?
<宇宙のハテ>を想像出来ます?

おつむの偉い人達の、様々な理論があり、
こねくり廻した数式がある。

僕らは、<宇宙のハテ> 
それを知りたいと思っている。
知る為に、切磋琢磨している人を応援しようとしている。
更に、こうも思っている。
(ハテは、たぶん無いのだな)

<有る>、<無い>
という考え方自体が間違いなのではないだろうか?
すでに、知っている・・と考えた方がいいのではないだろうか?
ハテ? どうでしょう・・
e0077899_732630.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-26 07:32 | その他
コンビニのおにぎり
e0077899_865443.jpg
人より指先が器用な私が、未だに、上手く出来ないコトがある。
<コンビニで売っているオニギリのパックの開け方>

まともに、開封出来た試しがない。
必ずと言っていいほど、海苔が破ける
理由が解らない。

今も、コンビニで手に入れたオニギリが、目の前にある。
今日は、あなたに、私のオニギリの開け方を検討して頂きたい。
お願いします。

まず、オニギリを正面に向かせる。
<焼きタラコ>と書いてあるから、当然こっちが正面だろう。
左手で、三角形の左下を持ち、
右手で、頂上にある<ココ>という赤い線の、
ミシン目が入った部分を引っ張る。
すると、ピリピリ・・と下に剥がれてゆく。

今、正面の真下まで剥がれた。
そこで、オニギリを持ち換える。
真下の長方形が見える様にする。
更に、右手は透明ビニールを引っ張る。
(ん・・?ビニールで良かったか?パラフィンか?)

底の部分が、今、剥がれた。
ここまでは、実に首尾よくいっている。
問題はここからだ!
手首を捻り、オニギリを持ち換える。
最後の部分だ。
いわゆる、裏側だ。

<裏側>は正面のノッペリに反して、複雑だ。
折りたたまれたビニールが、何かの接着剤で止まっている。
(ビニールでほんとに良かったか?)
困った事に、商品を紹介する文字を並べた白い紙が、
そこに貼られている。
このオニギリの出自が書かれてある。

よし、もう一回、裏側を再確認してみよう。
まるで、ビニールで出来た和の着物を右左と合わせた後に、
細かい文字が羅列した白い紙が、帯の様に貼られている。
何がしかの接着剤で・・

私の右手の指は、
最初に持った小さなビニールの端を離していない。
そのまま、ピリピリと突き進む。
アリ・・?
進めなくなった。
抵抗がある。
抵抗の原因は、先ほどの出自の書かれた白い紙だ。
随分頑固な接着剤を使用しているらしく、進まない。

以前、ここで考えた。
ひょっとしたら、この白い紙をあらかじめ剥がすのだろうか?
爪でポリポリやってみた。
上手くいかなかった。
むしろ悲惨な状態になった。
オニギリが飛び出して、砂まみれになった事もあった。

経験は人を育てる。
だから、勇気を持って、右手を引き下ろす。
ビリッ・・ビリッ・・
おおっ、ついにその白い紙が剥がれていく・・のだが、
なぜか、曲がりながら、そいつは剥がれるのだ。
っと同時に、お決まりの崩壊が始まるのだ。
どちらかの海苔の入った三角形が千切れるのだ。
海苔の小片がビニールの中に残るのだ。

はい、ここまでが私の開封の全容です。
これって、間違ってますか?
10回に9回、海苔が残ってしまいます。
あとの1回は、オニギリが三角形でなくなります。
何かり方に欠陥がありますか?

私個人は、犯人は、あの白い紙だと睨んでいるのですが、
間違ってますか?
このままだと、私は生涯、
完璧な海苔の付いたコンビニのオニギリを
口に出来ないかもしれないのだ。

一億二千万の世の中の人々は、みんなどうしているのだろう?
今、傍らのテーブルにある、
ビニールに残された、三角形の海苔の残骸を見ながら、
首をかしげています・・ビクター犬のように。
e0077899_855610.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-25 08:07 | その他
チャンピオン
e0077899_67443.jpg
                世界一のカルデラ 阿蘇
昔から不思議で解らない事がある。
誰も説明してくれない事柄がある。

ボクシングで一番強い人を、何と呼びますか?
<チャンピオン>
それは知っている。
しかし、ボクシング界には、<1位>という立場の人がいる。
例えば、バンタム級1位がいる。
でも、彼は、1位のくせに、最も強いワケではない。
その上にチャンピオンがいるのだ。
別人なのだ。
1位よりチャンピオンの方が強いのだ。

この制度って、何だろう?
1位の人を、チャンピオンと何故呼ばなかったのだろう?
例えば、オリンピックでは、1位の選手を金メダリストと呼ぶよね。
金メダルとって大喜びしたら、その上にチャンピオンがいた・・
なんて事になったら、がっかりだよね。

「イシマルさんそれはね、チャンピオンに挑戦する順位の
 1位なんですよ」

はい、そうですか。
でも、納得出来ません。
ボクシング以外のスポーツでも、みんな1位に挑戦してますよ。
確かに、1位に特別な愛称をつけたものが多い。
相撲の場合、<横綱>だ。
でも、敢えて番付すると、横綱は1位だ。
スポーツ以外でも、例えば将棋の1位は<名人>だ。
私の知る限り、トップの選手及び、チームは、
1位=チャンピオンである。

なのに、ボクシング界だけは、特別なキングを拵えたのだ。

学校の先生の一番偉い人が、教頭だと思っていたら、
<校長>にペコペコしているのを、見つけた時に似ている。

会社の一番偉い人は社長に決まっていると思っていたら、
ある時、<会長>が現れて、びっくりするした時に似ている。

病院の院長に、大切な相談に行ったところ、
決定権は<理事長>にあると言われた時の衝撃に似ている。

日本の首相が、
ある国の首相と会談しているニュースを見ていたら、
横に、その国の<大統領>が映っていた時の混乱に似ている。
e0077899_66386.jpg
                中国のカブトムシ
by ishimaru_ken | 2009-03-24 06:10 | スポーツ
シイタケの絵
e0077899_8392561.jpg
この写真は何だろう?

シイタケのボタ木を重ねてある場所にゆく。
シイタケが傘を広げている。

雨後のタケノコという言葉があるが、
シイタケだって負けていない。
雨後には、わんさかと顔を出し、みるみるうちに大きくなる。
一本のボタ木に10個あまりのシイタケの実が付いている。
ん・・?
シイタケの場合、<実>と言っていいのだろうか?
その実をモイデくる。
モイダばっかりのシイタケを黒い紙の上に、うつ伏せに置く。
一晩ほおっておく。
翌朝になって、シイタケをどけてみる。
すると、最初の写真になる。
シイタケの傘から落ちた真っ白な胞子が、絵を描くのだ。
シイタケの置き方によって、様々な模様が出来る。
モノトーンの美しさが、そこにある。
e0077899_840455.jpg
e0077899_8404456.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-23 08:43 | その他
チェーンソー
e0077899_4404583.jpg
 <チェーンソー>

って、わかります?
電動ノコギリだ。
木を切り倒す時に、大活躍する優れものである。
その分、私は危険ですよと、大そうな音でアピールしてくれる。

先日、伊豆の山中に、分け入った。
目的は、シイタケのボタ木造りだ。
ボタ木とは、ホダ木とも云い、クヌギやコナラの木を、
山林に斜めに立てかけて、シイタケを栽培するその原木だ。
山に登っていくと、コナラの木が群生している。
直径20~30cm、高さ10数mのコナラだ。

昨年の秋、切っておいた大木が、回りの木に引っ掛かって、
斜めに立っている。
さて、コレをどういう風に切ればいいのか?
最終的には、長さ1mに、切り揃えたい。
チェーンソーを握りしめ、頭に血を巡らす。

もし、下から1mの所にチェーンソーの歯を当てたとしよう。
上手く切れたとして、上部の木は、どういう動きをするだろうか?
それによっては、自分の立ち位置が問題となる。
なんせ、数百キロはあろうかと云う大木だ。
落ち方によっては、
<おくりびと>にお世話にならぬとも限らない。

チェーンソーの使用法として、
すでに真横に倒れている木を切るのは簡単だ。
切った木の動きは単純だから。
真っ直ぐ立っている木も、何とかなる。
倒したい方向に、導いてやればいい。
ところが、私の目の前には、下をすでに切ってある大木が、
やや倒れて立っているのである。

よし、計画は固まった。
チェーンソーのヒモを引っ張り、エンジンを始動させる。
ケタタマシイ音が、山間に響く。
少なくとも、イノシシと鹿は逃げただろう。
木の横に、足場を固め、チェーンソーを振り上げる。
木の表面に激しく回転する歯を押し当てた。

ギャャアアアアアア~~ン!!

熊も逃げたに違いない。
私の胴周りほどの幹が、あっという間にせん断されてゆく。
3/4ほど切ったところで、一旦チェーンソーを引き抜く。
覗き込んで、切り口を見る。
ふむふむ、木とは、面積の1/6位が繋がっているだけで、
立っていられるものなんだな。
もう一度、チェーンソーを差し込み、エンジンを吹かす。

ギャャアアアアアアア~~~ン!!

鬼も逃げたナ。
メリメリッ!
やには、裂けるにぶい音がし出した。
やばい・・私が逃げなくては・・
私の立っている所はかなりの急斜面である。
とっさに飛び退くには向いていない足場だ。
チェーンソーを引き抜き、飛びすさった刹那、
ドスン!
私の横1mに、コナラが突き刺さった。
計画どおりではあるが、リスクが大きいな。
その後、コナラにあらかじめロープを巻きつけ、
木が落ちる方向を限定したのだった。

なんやかや、500キロほどのボタ木を切り出し、
ネコに積み込み、山から降ろして来たのだった。
ふうぅ~、体重2キロ減。
e0077899_4395547.jpg
e0077899_4505390.jpg

by ishimaru_ken | 2009-03-22 04:44 | その他



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
検索

リンク集

以前の記事
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月

画像一覧