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山小屋のビール
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~昨日の続き~

「ビールいくぅ~?」
『ナカヒラ君、まだ、4時前だよ』
「だって、8時には寝るんでしょ」
『そだな』
シコッ!
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長衛荘のベランダで、持ち込みのクーラーボックスから、
缶ビールを取り出す。
空気の薄い高地では、酔いが早い。
なんたって、標高2033mだ。
ん・・?明日登る<仙丈ヶ岳>(せんじょうがだけ)は、
3033mだよな。
3033-2033=1000
ガ~ン、ぴったしじゃ~ん!
高低差1000mの登山だ。
こんな単純なぴったしが嬉しくて。ビールが弾む。
シコッ!

「は~い夕飯ができましたよお~」
5時に声が掛かる。
シコッ!
「おお、山小屋の夕飯に岩魚の塩焼きがついている!」
『休日に、私が釣っていたんです』
ご主人が仰る。
シコッ!
アレ?窓の外を見やると、鹿が一頭、草を食んでいる。
こちらの視線に気づいているようだ。
「よく、現れるんですか?」
『いや、あんまり見ないですね』
ラッキー!
シコッ!

午後8時に寝たらしい。
「朝食が出来ました~」
(あんだって・・?)
朝4時過ぎに声がかかる。
ね、眠い・・
横にあるクーラーボックスの中を覗くと、
缶ビールとカラの焼酎ビンと、ワインのビンが転がっている。
あとで聞いたところによれば、お隣さんからウイスキーを頂き、
グビグビとやっていたそうだ。
「ううぅ気持ち悪ぅ~」
と言いながら、例によってナカヒラ君は、
ご飯のお代わりを、オヒツごと貰っていた。

さあ、出発だあ!
ん・・? 雨?
晴天続きの、イシマル探検隊もついに、天に見放されたのか!
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     カモシカではない 鹿
by ishimaru_ken | 2010-06-30 09:32 | スポーツ
仙丈ヶ岳
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「3000mを超えたい!」
急に山登りに目覚めたナカヒラ君が、大きな背伸びをする。
『あのね、キミはまだ、登り始めたばかりなんだヨ』
「ううぅ~登りたい~高山病とやらになってみたい~」
『はいはい、ほんじゃ、日本で3000m以上の山はどこ?』
「ううぅ~富士山~ううぅ~わかんない」
『ふんじゃ、その富士山から並べるヨ』

3776m 富士山
3192m 北岳   (南アルプス)
3190m 奥穂高岳 (北アルプス)
3189m 間ノ岳  (南アルプス)
3180m 槍ヶ岳  (北アルプス)

とりあえず、ベスト5までネ。
3000m以上は、21あるからネ。
「いや、3000をちょこっとだけ超えるんでいいんだけど」
『あんだと?』
「そんで、お尻ムズムズの岩場の無いヤツ」
『注文の多い登山家だなあ・・
 ああ、あったあった、南アルプスにある、コレどうだ?』

<仙丈ヶ岳>(せんじょうがだけ) 3033m
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出発ぁ~つ!
登山口へは、マイカーは入れないので、専用バスに乗って行く。
標高差1100mを、ちっちゃなバスが登ると云う。
出発して5分もすると、道が、バスの幅しかなくなった。
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そういえば、この道は<南アルプススーパー林道>と呼ばれ、
私が、20才の頃、工事中であった。
完成してからも、バスが谷底に転落したりして、
一般車両は通行止めになったそうな。
 しばらくすると、バスの窓から、その谷底が見えるようになる。
数百メートル下に、川が流れている。
窓から、路肩まで、50cmくらいしかない。
ナカヒラ君の目が白黒している。
「左の山が、のこぎり山ですナ」
運転手さんが、解説してくれる。
「アレが、<鹿の窓>っちゅうて、岩に穴が空いとるで」
頼んます、まっすぐ前向いて、運転に集中して下さい。
私の尻も、ムズムズしてきた。
「アイツは、カモシカじゃな」
ん・・?道に、カモシカが歩いているではないか?
カメラを向けると、ポーズを撮ってくれたではないか。
「そっちは、猿ですな」
おお、猿も登場するか。

キャーキャーワーワー、修学旅行のような嬌声を乗せて、
バスは、目的地、北沢峠に辿り着いた。
標高2033m
本日の宿泊先、<長衛荘>(ちょうえいそう)の扉をひらく。
このような登山を、<前夜泊日帰り登山>と呼ぶ。
バスで行けたので、我々は、クーラーボックスに、
ビールやら、焼酎やら、がっぽり持ち込んだ。
これが、失敗である事は、火を見るより明らかだった。
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    スタイルの決してよくないカモシカ君
by ishimaru_ken | 2010-06-29 05:00 | スポーツ
キミはチャッカマン
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                   古いガスレンジ
 ガスレンジを新調したのだ。
それが、どうした・・と言われそうだが、
我が家にとっては、画期的な事なのだ。

10年間使用してきたガスレンジであるが、
数年前に、二つある方の片方のバーナーが壊れてしまった。
それと前後して、チッチッチッで火が点く、
自動点火装置も壊れてしまった
それ以来、ガス台の横には、いつもチャッカマンが置かれてある。
キャンプの時に仕様するアイツだ。
カチャッ!
チャッカマンに火を点け、ガス台に近づける。
ボッ!
やや危ない瞬間である。
もっと危ないのは、魚焼き器だ。
あの中に、チャッカマンを差し入れ、火を点けようとするのだが、
うまく点火してくれない。
そのうち、ガスが充満して、あげくに
ボカンッ!
小さな爆発をおこす。
最近は慣れてきたものの、5回に1回は、ボカンッ!
いつか、前髪が焦げるのではないかと、危惧している。

「危惧するぐらいなら、買い換えればいいじゃないですか」
そう、その通りなのだ。
なのだけんどもネ、
人は、《便利な事に慣れる》性分を持っている動物だが、
不便な事にあこがれる》性分も、
持ち合わせているらしいのだヨ。

「ああ、お湯が、ひとつしか沸かせない・・」
「両手を使わなければ、火が点かない・・」
「ううぅ・・」

その苦労の日々が、本日終わった。
真新しいガスレンジが、チッチッチッと音を立てている。
面白いものだから、何度も、チッチッチッを繰り返している。
魚を入れてもいないのに、焼き所を暖めたりしている。

そして今、用済みとなったチャッカマンが、
油に汚れた姿で、淋しそうに、転がっている。
っと思ったら、
コンロの下から、幾つも歴代のチャッカマンが現れてきた。
「よしよし、そんなにうなだれるなヨ。しばらく休みなヨ。
 じきに又、キミの出番がやってくるサ。
 じきにネ」
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        歴代のチャッカマン達
by ishimaru_ken | 2010-06-28 08:20 | その他
グミ
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 <グミ>好きである。
果物の中で、一番の好物と言っていい。
グミって、知ってる?
お菓子のグミじゃないヨ。
上の写真見て、
「ああアレか」と、思わなかった方はグミを知らない
「ああ、アレだ」と、思われた方は、ツバが込み上げている
甘酸っぱく、少し舌が痺れる渋みもある小さな宝石である。

グミ好きな私は、庭にグミの木を植えた。
植木屋が、言う。
「あんた、実は成らんで」
『え~成らないのお~?』
「まず成らん、難しい」

難しかった。
植えっぱなしにしていたのが、いけなかったのか?
10年間に2個か3個しか成らなかった。
グミ好きの舌は飢えっぱなしだった。

ダメな子・・じゃなくて、ダメな木を叱りつけたりした。
「キイウイに植え替えるヨ!」
ひどい言葉も吐いた。
キイウイ好きなのもついでに、バレた。

で、今年の初夏。
おお~なんという事だ!
キレイな実が、成っているじゃないか!
大量とは云えないが、苦しんだ年月に比べれば、
立派な数の実である。
キイウイを見返したかったのであろうか、
緑の葉っぱの間にぶら下がる姿は、凛々しく、
愛らしくもある。

早速、収穫をする。
ひいふうみい~
むっつも手に入れる事が出来た!
まだ紅くないのがいくつかあるので、楽しみだ。
さあ、お味鑑賞・・
口に放り込む。
真ん中の細長い種を舌で、取り出す。
ブッ
ん・・?
渋い・・
顔がひん曲がる。
君たちね、沢山収穫できたのは、褒めてあげるけんども、
早く、キイウイを見習いなさい!
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   グミ  アメリカンチェリー  プラム
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by ishimaru_ken | 2010-06-27 09:05 | その他
高地トレーニング
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「あ~空気薄いなあ~」
と感じたこと、ある?
正しく言えば、「酸素が足りないなあ~」

サッカー日本代表が、高地トレーニングで、スイスに行った。
標高1800mで、思いっきり身体を動かしていたようだ。
 私の感覚で言わせて貰うと・・
普通に生活をするなら、3000mでも、大丈夫だ。
息が切れるという状態にはならない。
問題は、激しいスポーツである。

1000mまでは、ダッシュを繰り返しても、
さほどシンドサを感じない。
1500m辺りから、
「ん・・?なんか息が切れてるかもしれない・・」
2000mを超えると、コミカメの辺りの血管が、
ドクンドクンと脈を打っているのが、解るようになる。
2500mを超えると、露骨に運動能力が落ちる。
すぐに、息が切れ、ハアハアが止まらない。
さて、3000mだ。
頭が痛くなる。風邪の症状に似ている。
世に言う<高山病>である。
一晩経てば、治るのだが、食欲もなくなり、憂鬱である。

さてさて、富士山の頂上の3776m。
いくら鈍感な方でも、空気の薄さがはっきり解る。
両手を広げて深呼吸しても、肺がいっぱいになった感触がない。
まるで、綿菓子を食っているかのようだ。
ムシャムシャいくら食っても、腹に溜まらない。
ゴウゴウ吸っても、酸素が入ってこない

 そんな高所から、いっきに山を下ってくると、
空気が濃くなってくるのが、てきめんに解る。
肺に酸素が大量に送り込まれる感触を知る。
肺で、取り込まれた酸素が血液内に入り、
体中を巡ってゆくのが嬉しくなる。

今だ!
難しい算数の計算式をやってみる。
う~ん、やっぱ、難しいなあ~
濃くなった酸素は、脳味噌には、回ってくれないのだろうか?
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                   山小屋にて
by ishimaru_ken | 2010-06-26 16:34 | スポーツ
ダンゴ三兄弟
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ダンゴの串を見つめている。
一本の串に、ダンゴが3個刺さっている。
変だナ・・
昔、ダンゴは4個刺さってなかったかナ。
4個刺さったダンゴが主流ではなかったかナ。
3個しか刺さっていないダンゴにめぐり合うと、
「少ない!」
と、怪しんだ思い出がある。
 いつから、ダンゴは3個が主流になったんだろう?
腕を組んでいた。
ああ、あの歌がはやってからの様な気がする。
♪~ダンゴ三兄弟~♪
なぜか、3人の兄弟であった。
4人ではなかった。

 そこで、思いをめぐらす。
アノ歌のはやりは、ダンゴ協会の陰謀だったのではないか?
ダンゴの個数を、
4個から3個に減らすタクラミだったのではないか?
もし、値段を据え置いて、個数を減らすと、客の顰蹙をかい、
ダンゴ離れにつながるかもしれない。
そこで、三兄弟の歌をはやらせ、
《ダンゴは3個》という、イメージを作り出す。
ブームに乗って、一気に、
個数削減に日本中のダンゴ屋さんが、突っ走る。
原材料を4分の1削減出来るのだから、
これほど、割りのいい経費削減もない。
私達は、ダンゴが4個刺さっていた頃を、
忘れさせられてしまったのである。
 
 10%増量などという、増量ブームの現代において、
減量に見事に成功したダンゴ界が、
今後、増量に挑む日は、やってくるのだろうか?
~~~ ~~~ ~~~
明日の更新は、夜になりやす。
なんでかって?
携帯電波の届かないある場所にいる予定なので・・
ええ~またあ~?
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by ishimaru_ken | 2010-06-25 05:38 | その他
ダンパーに巻かれる
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「イシマルさん、最近、山にばっかり登って、
 登山家になったんですか?」

いえいえ、海にも入っているのだ。
風さえ吹けば、ウインドサーフィンで、疾走している。
一昨日の強風は、アドレナリンがジャボジャボ出た。
出過ぎて、初心者のような失敗をしてしまった。

《ダンパーに巻かれる》

ダンパーとは、波打ち際で崩れる大波の事である。
時には、自分の頭より、高い波が炸裂する。
海の遊びに興じる初心者にとっては、
波打ち際は、危険地帯とも言える。
繰り返し襲ってくる大きな波をどうやって越えていけばいいのか?
途方にくれる初心者を尻目に、中級以上のウインドサーファーは、
いとも簡単に、沖に出てゆく。
悔しさのあまり、初心者は悪態をつく。
「なんだよ、ダンパーってえ?何語だよぉ?」
『あははは』笑いながら、
実は、上級者も良くは知らない。
聞こえないように、小さい声でつぶやく。
「ダンパーって、どういう意味だろ?」

それでも、初心者は果敢にダンパーに立ち向かう。
立ち向かっては、波に巻かれる。
この《波に巻かれる》という行為が危ない。
人が、何も道具を持たずに
波に巻かれる時は、大した事態にならない。
ところが、
道具と共に巻かれると
巻かれ方によっては、たいした事態となる。
水深、30センチしかない波打ち際で、セールの下敷きになり、
出てこられない・・なんて馬鹿な話が起きる。
水の圧力は、それほど強烈だ。
道具自体が、グシャグシャに壊れる様も、時折見かける。

で、一昨日の私だ。
なんとなく、ダンパーの前に立った。
一瞬の空白の時間があった。
ハッと気付くと、目の前に反り立つ水の壁があった。
その壁が、スローモーションで私に迫ってくる。
(コレは、夢だ)
脳味噌が、逃避思考に走る。
(逃げよう)
の(にげ)の辺りで、水が、
ドッカ~~~ン!!
ジャボジャボグシャグシャ~!!

上下左右前後も解らず、海水に翻弄された。
ドラム式洗濯機の中に人が入ったら、あんな感じだろうか?

気が付くと、友人たちが走り寄り、
私の身体を、波の中から、引っ張り上げてくれる。
道具を砂浜に、引き上げてくれる。
こんな時に吐くセリフは、決まっている。
「し・死ぬかと、思った!」

『イシマルさあん、ダンパー巻かれたんだって?』
「・・・・」
『溺れたんだって?』
「・・・・」
『下敷きになったんだって?』
「・・・・」
その夜、いつまでも、耳の穴からがほじくれた。
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by ishimaru_ken | 2010-06-24 08:42 | スポーツ
山小屋スタッフ募集
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 この募集カンバンは、
先日のオーレン小屋に掛けられてあったものだ。
オーレン小屋とは、八ヶ岳の硫黄岳直下2330mにある小屋だ。
女性スタッフを募集しているのだが、
年齢を60才までと、幅を広げてある。
きつい山小屋仕事にしては、随分寛容だ。
ひとつには、この山小屋の脇には、湧水が滔々と流れ、
お風呂が設置されてある事が、大きな誘因かもしれない。
男共はいざ知らず、女性が何日もお風呂に入れないのでは、
なかなか山小屋に勤めにくいのは、想像がつく。
《お風呂付の山小屋》
う~ん、魅力的かもしれない。

 さらに、魅力を掻き立てるかのように、
ネパール研修あり
ネパールから連想されるモノは、これしかない。
《ヒマラヤ》
エベレストであり、K2であり、ベースキャンプである。
そこでの研修があるヨ・・と誘っている。
山好きにとって、ヒマラヤを連想させるネパールの響きは、弱い。
<研修>が、何を意味しているのか定かでないのだが、
ネパールに行けるのは間違いないようだ。
自費だとは思うけど・・

 テレビもラジオも無く、携帯も通じない山小屋生活である。
槇ストーブで、食事を拵える毎日である。
朝5時半の朝食と、夕方5時半の夕食を作り、食べ、
鳥の声と風の音だけを聞きながら、薄い空気を吸う。
晴れれば、満天の星空。
荒れれば、小屋ごと吹き飛ばしそうな嵐。
週に一日ほどの休みの日に、山を下るのか・・
それとも、回りの山を縦走するのか・・

ちょっと、やってみたい気もするのだが、
なぜか、男性スタッフ募集ではなかった。
おまけに、
料理、掃除好きな方》とある。
料理は好きだが、掃除は・・どうだろう?
生まれてこのかた、好きだった記憶はないナ。
嫌いだった記憶は、たっぷりあるナ。
掃除が出来なくて、叱られた記憶も、しっかりあるナ。
廊下に立たされた記憶が、よみがえったナ。
つまり、面接の前に、すでに書類審査で、切られるナ。

それより何より、なんで、こんな心配しているんだろう?
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        硫黄岳頂上直下
by ishimaru_ken | 2010-06-23 07:47 | スポーツ
雲上の露天風呂
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 <露天風呂>
好きだよねえ~
温泉に行っても、私の場合、露天風呂にしか入らない。
その露天風呂の最たるものが、
山や、川の横にある風呂である。
石で囲い、湧き出たお湯を、川の水で薄め、
自然を満喫しながら、湯につかる。
ため息以外なにも出ない至極の瞬間だ。

ところで、
日本で一番高い所にある露天風呂>って知ってる?
私は、つい最近知った。
八ヶ岳の本沢温泉(ほんざわ)から、徒歩5分の所にある。
本沢温泉ったって、車で行けやしない。
登山口から、延々、3時間山道を登る。
そこに、温泉として日本で2番目に高い所にある
<本沢温泉>が現れる。
温泉旅館と云うより、やや立派な山小屋だ。
そこで、荷物を降ろし、5分ほど歩くと、
両側が切り立った谷間に、
四角形に囲った露天風呂に出会える。
小さな露天(屋根の無い)の脱衣場もある。
《標高2150m、日本一高所にある露天風呂》

ここから見える景色が素晴らしい。
首が痛くなるほど上を見上げると、
硫黄岳の爆裂火口の絶壁が反り返っている。(冒頭の写真)
真横に、滝と見間違うほどの急な流れの谷川が、
ゴウゴウと雪解け水を落としている。
時折、遠雷の如き大音量が響く。
ガラガラガラガラ~!
きっと、どこか上の方で、崖が崩落したに違いない。
数億年分の一の崩落の音だ。

「で、イシマルさん、お風呂は良かったんですか?」
 え~とね、それがネ、雨がだネ、ザカザン降っておってだネ、
 入ろうにもだネ、屋根が無くてだネ、衣服がだネ・・
「入ったんですか?入らなかったんですか?」
 だからだネ、ご入浴なされなかったような気がするのでネ・・
 この話は無かったことにだネ・・・
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      真ん中に見える小さな露天風呂
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     3時間の林間コースを歩く
by ishimaru_ken | 2010-06-22 06:56 | スポーツ
オーレン小屋
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 八ヶ岳連峰の硫黄岳。
宿泊先は、硫黄岳頂上から、450mの標高差を下った所にある、
 <オーレン小屋> 標高2330m
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この小屋には、なんと!
お風呂があった。
山に登って、山中でお風呂に入れるとは!
ただし、石鹸、シャンプーの類は使用禁止。
自然を大切にする山の考え方だ。

ざぶ~ん
湯船に浸かり、感嘆のうめき声が漏れる。
窓の外の景色に、目を奪われながら、ナカヒラ君がつぶやく。
「オーレン小屋のオーレンって、何だろう?」
『ヤーレンソーラン・・じゃないナ』
「あれかな・・」
『なに?』
「昔、小屋主がさ、いつも好きでアノ歌を歌ってたんじゃない」
『何の歌?』
「♪~ローレン、ローレン、ローレン~ローハ~イド~♪」
『ふんで?』
「それが、お客には、オーレンに聞こえてサ」
『オーレン小屋になったと・・』

食事の時に訊いてみることになった。
「ごはんですよ~!」
夕方5時半に声がかかる。
食事がこれまた、驚かされた。
山小屋の夕食は、カレーだと思い込んでいた我々の前に、
鍋が置かれてある。
馬の肉がどっさり、盛られてある。
<さくら鍋>
あまりもの感激のあまり、
皿を舐め終わってから、写真を撮ってしまった。
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そう云えば、ナカヒラ君、登り始めから体調が悪かった。
「お腹の調子が悪いぃ~」
休憩のたびに嘆いていた。
「昨日の夜、吐きそうだったんだ・・」
歩みが止まるたびに、うめき声を発していた。
「今日は、ダメかもしれネ」
そう嘆きながら、手に持つご飯は、
二杯目はフリカケだけの特大盛りだよネ。

夜8時、目が開けていられなくなり、バタンキュー・・
あっ、オーレンを訊き忘れた・・
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by ishimaru_ken | 2010-06-21 08:53 | スポーツ



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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