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ひとつだけ言わせてくださいオジサン
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 人数のいる会議や、話し合いの場で、話が紛糾している。
そんな時、いままで黙っていた人が、隙間に声をかけてくる。
 「ひとつだけ言わせてください」
それまで口々に意見を述べていた人たちは、急に黙り込む。
なんだろう?
とりあえず、聴く体制をとる。
 「ひとつだけ・・」
と言われているのだから、「それだけは聴いてやろう」
居住まいを正す。

そして、彼・・
ひとつ言わせてくださいオジサン》が喋り出す。
実は、彼はこの言葉が口癖なのだ。
会議がまとまらない時の指摘役、と自分を捉えているようだ。
このオジサンの特徴は、
ひとつと言っておきながら、
「もう一つは・・」などと、追加してしまう。
「もう一点は・・」などと、言い方を変えて追加する。
「さらに言わせてもらえば・・」とも変化し、饒舌になる。

皆が黙って聴いているのをいいことに、
自論を、とうとうと手振り足ぶりで語りだす。
さんざん喋った挙句、
さすがに皆が、ざわつき出したあたりで、

「最後に、もうひとつだけ言わせてください」
新たな手法をくりだす。
「最後」となれば、聴くしかない。
再び、手振り足ぶり、腰まで振って語りつくし、
顔面が紅潮してきたあたりで、
とうとう皆が椅子から尻をあげだす。
すると・・・

「これだけは聞いてください」
ついに伝家の宝刀を抜く。
「これだけは・・」
と来たら、あげた尻を下すしかない。

面白いことに、この会議は、しょっちゅう行われるのに、
毎回、このオジサンの術中にはまるのである。
おそるべし《ひとつだけ言わせてくださいオジサン
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  ソラマメの苗を八戸で
by ishimaru_ken | 2017-03-31 05:54 | その他
カレーのチェイサー
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 カレーを作った。
辛いカレーにしてみた。
玉ねぎを小麦色に炒める丁寧さは守った。
肉は、豚スペアリブにしてみた。
こんがり焼いた骨付き豚は、そのままで食べたかった。
ゴクリ
我慢して、カレー鍋に放り込んだ。

辛いカレーがテーマだ。
赤唐辛子を刻み、種まで刻み、いっぱい刻み、もっと刻み、
辛くしてみた。
あくまで辛さは、適当。
さあ、食べてみた。
グッ・・・
インパクトがくる。
スプーンに乗せる茶色い物体に汗が噴き出す。
さあ、そんな時だ。
舌を安すらぎたい。
言葉でいえば、《チェイサー》

ウイスキーを呑んでいる時に、横に水のグラスを置く。
チェイサーと呼ぶ。
そのマネをして、辛いカレーを食べている時のチェイサーが欲しい。
何かないだろうか?

見つけた・・
 《やっこ》
豆腐である。
カレーをスプーンですくった後、豆腐をすくうのだ。
舌が鎮まる。
悲鳴をあげそうな舌が静かに落ち着こうとする。
醤油はいらない。
プリンだと考えればよい。
スプーンは変えても変えなくてもよい。

そういえば、なんか、コレに似た食べ物があったナ?
そうか!
《マーボー豆腐》だ。
凄まじい辛さを豆腐がやわらげている。
なるほど・・豆腐はいい奴だ。

ものすごく辛いカレーのチェイサーは豆腐
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  ベトナム土産のとびだす切り絵
by ishimaru_ken | 2017-03-30 05:47 | 謙の発見!
ドクターイエロー写真の証明
 《ドクターイエロー》
新幹線のお医者様と言われている車両の写真を私が撮った。
10年以上前になる。
まずは、その写真を見ていただこう。
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確かにドクターイエローの写真を撮った。
しかし、コレが本当にドクターイエローなのか?
証明せよと言われれば、私には無理だった。
もし、科捜研あたりに追及されたら、
ドギマギしてしまうところだった。

そんなある日・・・
鉄道大好き人間の、某プロダクションのマネージャーであり、
タレントでもある南田裕介氏に出会った。
「イシマルさん、ドクターイエローに乗車した番組見ました!」
握手をしてくれる。
そこで、くだんの写真を見てもらった。
すると・・・
いままで、見過ごしていた部分の解説を始めたではないか!
 「これは、運転席の右横の窓ですネ。見てください。
  窓枠のガラスの下の方に白い帯があるでしょ。
  ここには、アルファベットの文字が書かれてあるんです。
  白い文字でふたつ。
  高速での撮影だった為、横に伸びて見えますが・・」
へえ~そうなの。
で、どうなのだろう?
この写真はドクターイエローなのか?
 「間違いないですね。太鼓判押します」

お墨付きを頂いた。
客観的な評価をもらった。
これで、胸を張って、
ドクターイエローの写真だと、お見せできる。
時速270と270キロのすれ違いの1秒間に撮られた写真。
本来撮られるハズだった富士山の代わりに、撮られた一枚。
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《諜報員008》2006;1月19日
by ishimaru_ken | 2017-03-29 05:49 | 謙の発見!
夜の川
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 コレ、何だかわかるだろうか?
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撮影所の地面に、岩のハリボテ模型が点々と置いてある。
時代劇のセットの横だ。
このヘンテコリンな置き方は、時代劇の美術さんが、
ある計算の元、セッティングしたものである。
この場所が使われるのは、陽が暮れて暗くなってから。

答を云おう。
今、見ているモノは、
夜には川になる》のだ。
実は、この場所は、緩い斜面になっている。
斜面たって、ビー玉をおけば、ゆっくりコロコロ転がる程度。
その上流から水を流す。
ジャージャー流す。
そこに逆光ライトを照らす。
するとどうだ・・・
月に照らされた見事な川が出現するのである。
表面に薄く水が流れているだけなのだが、水深などわからない。
普段、夜の川を見ても、水深など分からないと云う原理だ。
見事!見事!
手前に木の橋もつくり、そこで役者がチャンバラをすれば、
立派な江戸の町の立ちまわりシーンとなるのである。

映画やドラマの美術さんは、常に面白い発想で、
我々を驚かせてくれる。
ひょっとすると・・
アナタが観たことのある、夜の川のシーンも、
実は、こうやって撮られたのかもしれない・・・
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by ishimaru_ken | 2017-03-28 05:42 | 仕事
スキー用リュック発案
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 スキーを始めて、困ったことがある。
皆も困っているハズなのに、仕方ないと思っているフシがある。

《モノを持っていけない》

モノとは、着替えの類である。
スキーの上着には、ポケットがいくつかあるのだが、
さほどの許容量はない。
携帯、カメラ、車のキー、財布だのを入れれば、
ほぼ満杯になってしまう。
しかも、今言ったモノはすべて硬い個体だ。
もし転倒した場合、それなりの打撃を身体に受ける。
出来れば、身体から離して持ちたい。
皆が困っている。
タオルも持ちたいし、着替えも入れたい。
ペットボトルだって、持ちたい。
仕方ねぇナってんで、リュックを背負うのが主流だ。
ところが、このリュックが問題となる。

スキー、スノボーは、リフトに乗る。
リフトには、背もたれがある。
ドスン
座ると、背中のリュックのセイで、
身体がシートのちょいと前に位置する事になる。
リフトによっては、転落防止の安全バーがない。
これは怖い。
半ケツで、5mの高さを動いてゆく恐ろしさ。
ガタン
なにかの拍子に揺れることがある。
前に振り落とされるような気がする。
それはすべて、背中にリュックを背負っているからだ。
ではどうすればいい?

そこで私は、自らデザインしてみた。
《リフトに乗れるカバン》
ここは、一つ
完全防水のカバンを作っているアノ会社にお願いしてみよう。
《ストリームトレイル》

もし、採用され、出来たら、お教えしますネ。
まあ、来季のスキーシーズンにお目見えってことで・・
とはいえ、まだ、話も何もしていないのですが。
今、思いついたばかりで・・・
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by ishimaru_ken | 2017-03-27 05:39 | スポーツ | Comments(0)
リフト乗り場はどこから始まる?
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 アチコチのスキー場に足を運んでいる私である。
先日、とある小さなスキー場に出かけた。
リフトの数が3本。
滑れるゲレンデが2つ。
こじんまりとしている。
ところが、朝一番に行ったのだが・・・
来るは来るは、お客がわんさかやってくる。
リフトが動き出して、小一時間ほどすると、
数百人が滑っている。
いや、千人を超えていると思える。

その昔、リフト待ち一時間などという、
驚くべき苦境に滑っておられた先輩たちと、
比べるべくもないが、
普段、リフト待ちをしないようなゲレンデで滑っている、
私からすれば、目をみはる事態なのだ。

ふと、言葉がついて出た。
 「リフトを降りた瞬間から、リフト待ちの列に並んでいる
これを『言い過ぎ』と捉えるか、『なるほどな』と捉えるか。

スキーを知らない人にとっては
スキーをする人たちは不思議な動きをしている。
皆がわれ先に、リフト乗り場を目指している。
リフトを降りたとたん、一目散にリフト乗り場に向かっている。
スピードをあげ、競っている。
テーマは、スキーというモノを足にくっつけて、
リフトに乗る遊びに見える。

そして、この日のゲレンデは、摩訶不思議だった。
混雑のあまり、滑るというより、ゾロゾロと下って、
やがてリフト乗り場の列に辿りつく状態。
  (子供たちが多いのでしかたがないネ)
つまり、
リフトを降りた瞬間から、リフト待ちの列に並んでいる
ように感じるのである。

ま、いっか。
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by ishimaru_ken | 2017-03-26 05:35 | スポーツ
痴漢ヨ注意!
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痴漢に注意!
立て看板が、暗い道に立てかけてある。
冒頭のイラストは、絵がヘタな私が描いたモノだ。
おおむね、こんなタテカンが、各地にある。
電柱に結び付けられている。

このタテカンが呼びかけているのは、夜道を歩く女性だ。
女性に対して、イラストで、
「気を付けなさい」と呼びかけている。

ん・・まてヨ・・
よく考えれば、タテカンで呼びかけられなくとも、
女性は、暗い夜道では、常に気を付けている。
というより、このタテカン、
間違っているのではないか?
呼びかけるべきは、女性に対してではなく、
痴漢そのものに対してではないのか?

そこで、タテカンを私なりに考えてみた。
ヘタなりに描いてみた。
 《痴漢ヨ、注意!
注意されるべきは、痴漢さん、アナタです。
襲ってみたければ襲ってみなさい。
反撃で、アナタの人生終わるかもしれない。
暗い夜道を歩く女性は、当然ながら・・
武器持参・・・かも。
ビリビリビリビリビリ~
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by ishimaru_ken | 2017-03-25 06:04 | その他
一度通った道は
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 《一度通った道は忘れない》

私の生き方のテーマである。
私は、一度歩いた・・走った・・車で通った・・
それらの道は忘れない。
覚えている。
二度目以降にその道に来ると、迷う事はない。
 「ああ~そこを左に曲がると、橋があってだネ・・」
近々の10年以内であれば、まずまず指摘できる。
この能力は、意外なところで発揮された。

 《スキー場》
先日、遠足的なスキー場に足を運んだ。
新潟にあるスキー場。
リフトをいくつもいくつも乗り継ぎ、まるで遠足をするかのように、
山をいくつも越え、遥か遠くまで滑りゆくスキー場だ。
全体地図は、貰ったのだが、おおざっぱで、解りにくい。
共に遠足しているのは、スキー師匠の滝田くんだ。
このゲレンデは知っていると胸を張っている。

この日は、ガスが発生し、しかも、雪が降っていた。
視界は20mほど。
東西南北すら分からない状況で、最初のリフトに乗る。
リフトを乗り継ぎ、滑り、又リフト・・
延々、アッチにコッチにと、五里霧中の中、突き進む。

さあ、そんな時だ。
 「西はアッチだな」
つぶやく私に、滝田くんが驚く。
 『なんで分かるの?』
 「わかる、3本前のリフトの向きは、南西を向いてた」
 『お日様も出てないのに?』

やがて最終地点まで行きつき、帰りに・・
 「5本前のリフトに行こう、雪面が良かった」
 『覚えてんの?』
 「傾斜もいい角度だった」

20本ほどのリフト乗り継ぎで、出発点に帰ってくる。
一周しただけで、すべてのコースを覚えてしまった。
なぜ、分かるのだろうか?
たぶん・・
子供の頃、毎年のように、転勤引っ越しをした。
一年に一度、町が変わる。
その度に、すぐその町の地理を覚えなければならない。
狭い町なら、3日で覚えた。
県庁所在地でも一週間で覚えた。
東京は、さすがに一か月かかった。
そして、忘れない。
何かに使えないものかな・・これが能力だとしたら。
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by ishimaru_ken | 2017-03-24 05:35 | スポーツ
ヌカ
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 その昔、米屋では、糠(ヌカ)が売られていた。
ヌカとは、玄米を研いだ後に残る、粉である。
売られるという事は、それを何かに使う人たちがいたのである。

《ヌカ雑巾》

ヌカを袋に詰めて、廊下を磨く。
50年ほど前の学校では、廊下を磨くのに、
ヌカ雑巾を使った。
ヌカを枕ほどの大きさの袋に詰めるとヌカ雑巾ができる。
生徒たちは、それぞれ持参したヌカ雑巾を用いて、
木の廊下を磨いた。
ゴシゴシゴシ
廊下にヒザまづいて、こすり続けた。
廊下は、ピカピカに光り輝いた。

《魚のまき餌》

釣りに行く前夜、ヌカを炒める。
魚の集魚、つまりまき餌を作るのである。
大きなフライパンにヌカを大量に入れ、
熱を加えて炒る。
とんでもなく良い香りがする。
クラクラする匂いである。
人がよろめいてしまう、美味しい香りである。
今炒っているヌカに手を突っ込み、食べたくなる。
ヌカを炒っている時間は、家中が美味そうな匂いで充満される。
さほど、ヌカを炒る香りは強い。
元をただせば、米だ。
米粒の外側を剥いだ粉が、ヌカ。
米そのものを炒っても、それほどの香りがないのだが、
ヌカは、溢れんばかりの香りを作り出す。
海中にまき散らす撒き餌が、力を発揮するワケだ。

ところが、その炒りたてのヌカを口に放り込んでも、
旨くない。
むしろまずい。
残念である。
やはり行きつく先はアレしかないのか・・
《ぬかづけ》
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  青森の干しリンゴ
by ishimaru_ken | 2017-03-23 05:48 | 昔々おバカな話
8888円
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 「中華でも食べよう」
友人を誘い、中華のドアをあける。
餃子に始まり、ピータンだの、バンバンジーだの、
豚足だの、あれもこれも注文し。
ビールの後に、紹興酒を一瓶ゴクリとやる。
さて、お会計。
『こちらになります』
レジから吐き出されたレシートが冒頭の写真だ。

 《8888円》

おおぉなんてこった!
あるようで、なかなかお目にかからないこの数字。
末広がりが四つも続くという、おめでたいお勘定。

そういえば、食事中、紹興酒がちょいと足りなくなり、
追加注文したのだった。
瓶ではなく、<カメ出し>の文字に惹かれ、
グラスに注いでもらった。
あの追加行為がなければ、このおめでた数字は記録されなかった。
いじきたなさが生み出した僥倖だったのである。

さらに申せば、
(もう一杯呑もうかナ)、
いじきたなさの追い打ちをかけようとしたのだが、
さすがに大人としての襟を正し、お茶で締めたのだった。
この節度ある踏みとどまりも、
おめでた数字に、しっかり関わっているのである。
偶然とは、小さな欲望、少しの踏みとどまりに支えられている

ここで、昨日の<そういえばオジサン>が登場する。
そういえば・・10年ちょいと前に、似た経験があったナ。
《7777》2006年、2月4日
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by ishimaru_ken | 2017-03-22 06:00 | 謙の発見!



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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