ギンナンを喰らう
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 銀杏を喰らう。
秋は、ギンナン。
豆ごと買い求める。
さて、どうやって食べる。

その昔から、ギンナンは煎る。
金網だのフライパンで煎る。
要り時間は、難しい。
火加減を気にしながら、まんべんなく、火をまわす。
パチッ
割れる音がする。
パチッパチッ
すべてが割れてからでは、煎り過ぎとなる。
いい加減でやめて、あとは、ペンチで割る作業に入る。
う~む、長い作業だ。

先日、買い求めたお店で、いいことを聞いた。
それを実行したみた。
ここに茶封筒が登場する。

お手紙を出す茶封筒に、ギンナンを20個ほど放り込む。
フタをいい加減に閉じ、電子レンジに入れる。
40秒・・・
パチッパチッ!
破裂音が起こる。
まるで小さな爆弾が破裂したような音響がとどろく。
ここで、おびえてはいけない。
我慢する。
チ~~ン
・・レンジをあける。
封筒は破れていない。
皿にうつす。
熱いうちに、割れていない数個のギンナンをペンチで、
軽く押すと、パチッ!
これで出来上がり。

おお~うまいでないかい。
ビールを吞みながら、ギンナンでゴクリ。
ワインで、ゴクリ。
う~~~む、いいんでないかい。
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   食べすぎに注意
# by ishimaru_ken | 2017-11-23 05:51 | その他
高崎山一日園長
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 《高崎山一日園長》

大分県の別府湾の横に、高崎山(たかさきやま)、
628mがある。
猿が、いにしえより自然のままに棲んでいる。
コレは観光になるのではないかと、
私が生まれた1953年に、猿にエサを与え、
山から降りてくるようにした。
すると、人前でどうどうと歩き、
食べて遊ぶ猿が見られるようになった。

檻はない。
あくまで自然そのままであり、一応大きな山の端に囲いはあるが、
全部囲っているワケではない。
自由に出入りできる猿山となっている。

一日駅長だの一日警察署長という類のものがあるが、
一日猿山園長は珍しい。
イシマルが就任させてもらった。
この高崎山でも、初の園長だそうだ。

「明日、高崎山の一日園長になるんだヨ」
出かける前、友人達に自慢げに言った。
すると・・
『猿山のボスになるんだ!』
おかしな応えが帰ってくる。
どうも、勘違いしているようだ。
『ボス写真撮ってきてね』
みな、私が猿の格好をすると思い込んでいる。
「猿山の園長だヨ」
重ねて説明しても、
『メス猿にひっかかれないようにネ』
いったん染み付いた誤解は解けない。
ま・いっか、ボスザルで。

いまや、B群(706頭)、C群(659頭)合わせて、
1365頭の猿がいる。
(猿は、匹ではなく、頭と数える)
そんな数をどうやって数えているのか?
園で働く人たちが、猿が降りてくる山に横にひろがり、
通り過ぎた猿の数を数える。
数を足す。
それを繰り返し、平均値を取るのだそうだ。
長く働いているお方は、ほとんどの猿の顔を覚えているそうな。
へ~~

一日園長は、エサの麦を撒く役目も果たした。
2キロほどの麦をバケツに入れ、
走りながら、広く万遍に撒いてゆく。
集まった猿達が地面に落ちた麦を両手で、ついばんでゆく。
・・それにしても、700頭もいるとは思えない。
数が合わない。
疑問を係員に尋ねてみると・・

ここでエサを食べられるのは、子供とメス。
それにボスザルと、位の高い10頭ほどのオスだけという。
では他のオス達は、どうしているのか?
遠くで取り巻き、他の群れからメスと子供を守っている。
エサは、どうするのか?
山の中で、自然の木の実や何かを探して食べる。
人間から与えられる贅沢な麦やイモは、
位を上げないと貰えない
猿界はナンバー1~最後まで順列が決まっている。
強い奴、順々なのである。
位を上げるにはどうしたらいい?
自分より高い位の猿と戦って勝つしかない。
ヒエ~
オスはかなしい。
哀れである。
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# by ishimaru_ken | 2017-11-22 05:45 | 仕事
昔の映画館で
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 昔の子供たちは、映画を観たのだろうか?
時間を、60年前にさかのぼろう。

イシマル、4才。
あぶあぶが終わった頃である。
なぜかその頃、映画館にいた。
そこから10年間、映画館の座席に何度も座っていた。

爺様が、大分県の豊後高田市という町で、
映画館を営んでいた。
東映系であったのだが、当時は、海外をはじめ、
なんでも上映していた。

けんじろう君一家が、爺様のウチに訪ねると、
「映画観てきなさい」
爺様に、子供は追っ放われる。
その頃の映画館は、入り口にモギリの方がおり、
ガラスのドアを押すと、キップを千切ってくれるシステムだ。
ところが、子供が映画館に来ることがなかった。
滅多にないのではなく、完全になかった。
映画館とは、大人の遊び場だったのだ。
ソレが証拠に、現代のようにアニメも無ければ、お笑いもない。
かかっているのは、剣劇か、ホラー(化け猫)か、西部劇。

小学生の低学年のけんじろう君には、内容が難しい。
そこで、けんじろう君は、座席に後ろ向きに座り、
あるモノを、ただただジッと見ていた。
そこには・・・

ここで、当時の映画館の構造を語ろう。
基本は二階建て。
一階に150席ほどの、硬い座席があり、
二階は、畳状の桟敷。

そして、一階の一番奥に、
売店がうっすらと灯りをつけていた
間口半畳ほどの売店に、オバチャンがニコニコ顔で、
けんじろう君を手招きしている。
近づいてゆく。
売店の棚は傾斜しており、
お菓子が、夢のように陳列されている。
 パラソルチョコレートだの、
 チューブチョコレートだの、
 サイコロキャラメルだの。
 都コンブだの、
 ボンタンアメだの、
 ニッケのチューブだの・・・

オバチャンの後ろのガラス棚には、
ラムネが、燦然と並んでいた。
コーラもサイダーもジュースもない時代。
よもや、ペットボトルもなく、
缶製品もなく、水すら売られていない時代。
お茶は、オバチャンが、
売店内の七輪で沸かしたお湯で入れてくれるお茶だ。

おいでおいでしてくれたオバちゃんが、
とんでもないことを言ってくれる。
「好きなもん、食べナ」


チョコを頬張りながら、振り返ったスクリーンに、
女の人が、タンカを切っていた。
「おいおい、グダグダ言ってると、魚腐っちまうゼ!」
一心太助は、美空ひばりだったらしい。
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# by ishimaru_ken | 2017-11-21 06:03 | 昔々おバカな話
イリオモテヤマネコ
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 西表島(いりおもてじま)をぶらぶらしていた時だった。
「島に来て、だいぶ経つのに、猫の姿を見ないナ」

日本中、田舎に行くと、町中、村中に猫がいる。
ぐったり寝ころんでいたり、歩いていたり、
シッポだけ動かしていたり・・
猫は、景色の一部に溶け込んでいる。
おおむね白黒か、ブチが多い。
三毛猫は少なくなった。
可愛げのない猫が、屋根の上の崖っぷちで、
昼寝をしているのを見つけると、
そのノンビリさに、こちらまでゆっくりの気分になる。

その猫たちが、西表島の町中で見つからない。
なぜか?
答えは簡単だった。
この島の天然記念物は何?
 《イリオモテヤマネコ》

「種が掛けあわねぇようにヨ、飼い猫の雌は全部、
 去勢しちぅじなあ~」

この努力によって、猫が自然繁殖も、野良化もしていないのである。
よって、ふんだんなノンビリさん達に出会わない結果となった。
で、その肝心のイリオモテヤマネコには、出会うのかと云うと、
出会えないこともない。
夜、車を運転していたら、
突然ライトの中にとび出してくる事があるらしい。
そして交通事故。
年間、数匹が痛い目にあっている。
昨年は、6匹もの悲しい昇天があった。
だから、お願い看板がたくさんある。
「速度を出さないで」
イリオモテ島の動物注意の交通看板は、
山猫のイラスト絵であった。
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# by ishimaru_ken | 2017-11-20 06:05 | その他
よく動く

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 「よく動くネ」と人に言われる。

長野県》の、とある場所にいた時に、お手紙をしたためる。
その手紙が届く頃に、私は、《岩手県》にいた。
そこで再びお手紙を書く。
それが届く頃には、《栃木県》にいた。
ふたたび、手紙。
・・届く頃に、私は・・
沖縄の南西諸島》にいた。

これらの動きは、一応ロケである。
旅ロケであったり、ドラマ撮影であったり。
しかし、その間の貴重な休みの日に、
どこかに出かけていたりする。
落ち着くという事が、嫌いな性分。
休日は、動くものだと思い込んでいる。

「起きた、さあ、何しようか?」ではなく、
「起きた、さあ、どこに行こうか?」となる。
どこかに行けば、とりあえず何かが起こると信じている。
そして、おおむね、起こる、もしくは出会う事が多々ある。
しかし、楽しいことばかりではない。
残念な事も頻繁におこる。

わざわざ尋ねて行ったお目当ての蕎麦屋が休みなんてのは、
当然のごとくおきる。
臨時休業なんて、ザラ。
月の休みにも、ぶちあたるし、
廃業すらお目にかかる。
非常に残念な想いで、動き回っている時の、
なんと、かなしいことヨ。
トホホ。
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 そして昨日は、大分県にいた。
# by ishimaru_ken | 2017-11-19 05:59 | 仕事
ランドセルあけることからはじめよう
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 《ランドセルあけることからはじめよう》

電柱に張ってあった標語である。
文字を見ると、子供が自ら書いている。
そこは、南の島。
標語を書きましょうと、教師にうながされ、
生徒が書いたと思われる。

「ランドセルをあける」
ふむ、その昔、小学生の頃、
学校から帰るやいなや、ランドセルを玄関に投げ捨て、
とびだした。
行く先は、山であり、海であり、友達と遊ぶ為だ。
カラスが、カアーと鳴くまで、遊びほうけた。
特に自然豊かな地方では、毎日遊ぶ場所に困らない。
一年中、違う場所で遊べる。

今日は、山の隠れ家。
今日は、海の洞窟。
今日は、橋の下のウナギ釣り。
 今日は、お城の井戸のぞき。
 明日は、川でフナ釣り。
 あさっては、谷でターザンごっこ。

遊び100%の驚くべき環境だ。
学校が奨励する勉強など、見向きもしない。
したがって、帰宅時にランドセルを開けたことがない。
ポ~~ン
ランドセルは、放られる。

冒頭の標語は、その子供達に、あえて呼びかけている。
《ランドセルあけることからはじめよう》
ま・・無理かな・・
なんせ、自然あふれる小学校だもの・・
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# by ishimaru_ken | 2017-11-18 05:56 | 謙の発見!
号29めもか
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 《号29めもか》
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島から島を結ぶ船の船体に、
「この船はこういう船ですよ」
と、名前を書いてある。
日本の港に泊っているすべての船舶には、
船体番号を書いてある。
小さい船から大きな舟まで、すべらく船名が書かれている。
新造船が造れば、船体番号の数字が増えてゆく。

船は、トラックに似ている。
運転席から見ると、両側(両舷)がある。
その側面に、トラックは名前を書く。
 《石丸工務店》
このトラックが走行中、
トラックの左側を走っている車から見ると、
その文字は、こう書かれている。
 《石丸工務店》
ところが、トラックの右側を走っている車から見ると、
このケースがある・・
 《店務工丸石》

進行方向を意識した書き方である。
以前ほどではないが、この書き方はまだまだ生きている。
そんな時、冒頭の文字を見つけた。

 《号29めもか》
さあ、アナタに問いたい。
この中の数字は、
 29ですか?
 92ですか?

これまでの並びは、漢字かカタカナか平仮名だった。
まさか算用数字が書かれているとは、考えていなかった。
ドキッ?
どちらなんだろう?
「92号なんて、そんな数の船番号はないだろう?」
この考えは間違いかもしれない。
103号なんてのもある。
さあ、アナタはどう考えますか?

よし!
答えを知るには、
あの船の反対側に書かれてある文字を見なければ!
(あの桟橋まで、走って見に行こう!)
気合を入れたその時、
『出航いたしま~す』
乗船した船が、カメラのシャッターを押した瞬間に、
岸を離れたのであった。
うぅぅ~答えは闇の中にぃ~
いや、波の中にぃ~
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# by ishimaru_ken | 2017-11-17 05:47 | 謙の発見!



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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