サングラス
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 サングラスしてますか?

私は、目ん玉の瞳が薄い。
真っ黒が10とすると、7くらいの薄さである。
どちらかと云うと、灰色と茶色を混ぜた色をしている。

真っ黒の人が、平然と真夏に日光浴をしている横で、
シバシバ瞬きの目をうろつかせ、
ゴルゴ13並みのカミソリ目で、世の中を眺めている。
よもや大きく目をひらけて、遊んでいようものなら、
その夜は、鳥目となってしまう。
つまり、よく見えなくなる。

サングラスは必需品だ。
車でも、町歩きでも、さらには、ウインドサーフィンでは、
なくてはならないアイテムだ。
この間の、本栖湖往復100キロ、2時間半の記録達成時には、
当然、サングラスを装着していた。
もし付けていなかったら、その後、
眼科のお世話になったであろう。

ところが・・・
このサングラス。
いつでもどこでも掛けていていいのだろうか?
 「やあ、イシマルさんじゃないですか?」
久しぶりの友人が声をかけてくれる。
そんな時、サングラスを掛けたままで対応できるか?

『相手に目を隠して話をするというのは、失礼である』
私は日々、こう思って過ごしている。
誰かが近寄ってきて話し始めたら、まずサングラスを外す。
「アナタを見ていますよ」という意思表示でもある。
《目は口ほどにモノを言い》の実践だ。

そして、昨日もそうだった。
 「やあ、イシマルさん・・・」
すぐに、サングラスを外した。
目の前に湖がギラギラしていた。
空気が薄く乾燥していた。
太陽が、キンキラキンに照り付けていた。
その夜・・・トイレに立った。
暗闇で転んだ。
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# by ishimaru_ken | 2017-07-26 05:25 | その他
貴重なイヤホン
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 コレは私のイヤホンである。
ナレーション用のイヤホンである。
買い求めたのは、随分以前。
この形態のイヤホンは、もう販売していない。
この形態とは、
《耳かけの部分が自由に動き、右左両方の耳にかけられる》

これによってどういうメリットがあるか?
我々は、長い間、
自然の音ではなく、機械で増幅した音を聞いている。
耳は、酷使され続けている。
どでかいスピーカーの前で、
ビクター犬のように耳をさらしているようなものだ。
たぶん難聴一歩手前になっている。
いや、すでに難聴かもしれない。

私は、ナレーションをやって久しい。
30年を超えた。
その長い間、耳にイヤホンを挟んでいる。
これは、難聴予備軍ではないのか?
そこで、同じくナレーションを頻繁にする人に、
耳情報を訊いてみた。
「どっちの耳にイヤホンしてます?」
すると、返ってきた返事は、すべて、
 「片耳」だった。
つまり、右なら右、左なら左にしかイヤホンを付けないらしい。
野球の右バッターが左打席に立たないのと同じ感覚かもしれない。

やばい・・
私は、耳を守りたくなった。
片耳だけの酷使は、難聴につながる。
そこで、両耳を使う方法を思い立ち、
両側に曲がり、
右左どちらにも掛けられるイヤホン
を探し出した。
出したものの、このイヤホンは、もう世の中に殆どない。
制作が終わったらしい。
もしどこかに売ってあれば、
千里の道を行こうとも、買い求めたいのだが・・・
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# by ishimaru_ken | 2017-07-25 05:40 | 仕事
クーラーに憧れて
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~昨日のつづき~

役者として、何者でもなかった時代。
アパートに殆ど家具らしきものが無かった時代。
欲しかった電化製品は何?

 《クーラー》

真夏がとんでもなく暑い大都会東京。
夜になっても、昼の暑い大気が、たゆたっている下町。
土がないセイで、気温が下がらない。
おまけに、クーラーのないアパートは、
窓を開けっぱなしにして、夜を過ごすしか手立てがなく、
隣のアパートやマンションのクーラー室外機から噴き出す、
熱風をいや応なく浴びている。
そんな時、憧れとして、つぶやいた。
 「クーラー欲しい」

部屋には、冷蔵庫もある、洗濯機もある。
(白黒だが)テレビもある、ラジオもある。
電化製品という言い方でいえば、トースターもある。
まだ電子レンジが世の中に無かった時代。
私の熱を冷ますには、
けたたましく音をたてて回る扇風機だけが頼りだった。
しかし・・・
暑い暑い真夏の二か月間、
爆裂しそうな身体の暑さを冷やす道具が欲しかった。
 「クーラーが欲しい」

なぜか私の中では、クーラーは贅沢品と捉えられていた。
タクシーに《冷房車》の表示があり、
電車にも《冷房車》の張り紙があった時代。
つまり、世の中がすべて冷房完備になる以前の話だ。

私を冷ますには、水に浸かるしかない。
ヨシッ
バスタブに水を張る。
首までつかる。
しばらくすると、水が生暖かく感じる。
ヨシッ
シュノーケルを顔に装着し、頭の先まで水中に没する。
しかし、この状態では身体が浮き上がってしまう。
ここで、用意していた大きな石が登場する。
風呂ブタを閉め、その上に石を乗せる。
隙間からシュノーケルを突き出す。
シューシューシュー
無の境地に近づこうとしている。

《水中座禅》と私は呼んでいた。
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# by ishimaru_ken | 2017-07-24 05:56 | 昔々おバカな話
電化製品に飢えた時代
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 部屋に、何の電化製品が来たら嬉しかったか?

一人で住むようになって、最初に買った電化製品は、
《冷蔵庫》
大学時代の春に上京したのだから、夏に向かう学生として、
暑さ対策が急務だった。
冷たいものを保存する冷蔵庫は、憧れの対象だった。
冷蔵庫さえあれば、文明人なのだと、自覚できた。

「えっ、テレビじゃないんですか?」
その質問は、正しい。
正しいが、テレビは、食堂やレストランで見ることが出来た。

「えっ、洗濯機じゃないんですか?」
この質問も正しい。
しかし、洗濯は、今でいうコインランドリー、
つまり、銭湯に洗濯機があった。

「えっ、暖房機じゃないんですか?」
こいつは、困った質問だ。
やがて秋になり冬になる。
暖房器具は必須アイテムに違いない。
しかし、青春とは、熱いカタマリだ。
真冬の寒さなど、なにするものゾ!
どうしても寒い夜は、布団の上に重いテーブルなどを乗せて、
ごまかしたものだった。

したがって、最初に欲しかった電化製品は、
《冷蔵庫》なのである。

では・・・
その後の貧困時代。
役者として何者でもなかった時代。
年収のほとんど無かった時代とでも言おうか、
その時代に、欲しかった電化製品は何だったか?
明日、その答えを・・・
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# by ishimaru_ken | 2017-07-23 05:47 | 昔々おバカな話
後藤ひろひと氏 宇宙飛行士になれるか?
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 舞台を観に行った。
後藤ひろひと氏が、作演出の舞台だ。
まず楽屋に向かう。

「はい、コレ」
プレゼントとして持っていったのは、
宇宙研究所のジャクサで売っている、
《真っ白のジグソーパズル》
二種類を渡した。
99ピースと204ピース。

真っ白のジグソーは非常に難しい。
コレは、宇宙飛行士の試験に出される問題。

その夜・・・
後藤氏から、メール写真が届いた。
99ピースの最後のひとかけを差し入れる瞬間の写真。
顔が写っていないのだが、自慢気なのが伝わってくる。
普通、出来上がった完成写真を送ってくるもんだが、
さすが演出家、完成の一歩手前の刹那に、
驚きのため息を漏らさせようとしている。
うむ・・
いとも簡単に成し遂げられてしまわれた。

さて、問題は、次の204ピースだ。
99と204の差は、果てしなく大きい。
そうそう簡単に解ける問題が、
宇宙飛行士に出されるワケがない。
昨年、私も204ピースに挑んだのだが、
艱難の末、挫折してしまった。
宇宙飛行士になれなかった。

さあ、後藤氏は、何日でクリアできるのだろうか?
それとも、挫折を味わい、
マーズアタックを断念するのだろうか?e0077899_929581.jpge0077899_9291835.jpg
      

     成功か            挫折か?        
# by ishimaru_ken | 2017-07-22 05:27 | その他
自販機の村
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 畑の中を散歩していた。
すると・・・
ズラリと並んだ、マシンがあるではないか!誰がどう見ても、
自動販売機の行列だ。
パッと見、20台はくだらない。
歩みよる。

ご紹介しよう。
まずは、
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菓子の自販機
 次に
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パンの缶詰
中身はどうなっているのか?
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 おつまみ自販機
焼き鳥や、おでんの缶詰だ。
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そば自販機
え~とコレは、お湯が入って出てくるのではないようだ・・残念
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ラーメン自販機
コチラもたぶん、カップのままだと思われる。
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ポテト自販機
ポテトチップスだけの自販機である。
ふ~ん。
で、次の自販機の前で、お金を握りしめていた。
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《トースト自販機》
宣伝写真が非常にそそる。
実に旨そうだ。
トーストの焦げる匂いまでしてきそう。
値段は、200円だそうだ。
ポケットに突っ込んだ手の指の間に200円を握りしめている。
気付いたら、投入していたではないか。
40秒待った・・・
ガタンッ
銀紙に包まれた四角いモノが出てきた。
アチチチチッ
そっと剥がしてみた。
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ポワ~ン
バタートーストのいい香りが広がる。
家まで持って帰るまで待てない。
畑の中でかぶりつく。
味は・・・とても懐かしい味だったと表現しておこう。
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# by ishimaru_ken | 2017-07-21 05:40 | 謙の発見!
真夏のスイカ
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 夏は、スイカに支えられている。
スイカが、私の夏を持ちこたえさせてくれている。

子供の頃から大好きで、大人になっても、大大人になっても、
まだ同じ好きさを保っているモノは、なかなかない。
真夏の炎天下で大汗を流し、やっと辿り着いた我が家に、
スイカを見つけた時ほど、ホッとする事はない。
思わず、まあるい緑色の頭をなでてやる。
(頭とは、ツルがついている方だ)
ヨシヨシ、軽く叩いたりもする。

シャクッ!
包丁を入れる瞬間が、至極のひとときだ。
切れるというより、裂けてゆくスイカのきっぷのいいことヨ!
ザコンッ!
割れた途端、両側にゴロンと転がる赤い日の丸ふたつ。
なんとも言えぬ、あま~い香りがひろがる。

このまま、スプーンでほじってもいいのだが、
やはりスイカには、角が似合う。
食べ始めは、角に喰らいつきたい。
望むらくは、鋭利な角だ。
シャクシャク
工作作業がつづく。
やがて、二等辺三角形の見事な、料理が出来上がった。
スイカは切っただけで、料理と呼ばれる。
切られた断面が、これほど美しい果物もない。

自転車、バイオリン、楽譜が、
人間が作り出した三大完成物と言われているが、
そこに、スイカを並べていただきたいほどの完成物であると、
真夏の私は、信じている。
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# by ishimaru_ken | 2017-07-20 05:32 | その他



石丸謙二郎
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