日本一低い山
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                      八郎潟(その昔)

 日本一低い山はどこに?
大阪の《天保山(てんぽうざん)》が標高4,5mで、
最も低いと言われている。
しかし、宮城県の石巻にあるこの山が、それを抜いた。
《日和山(ひよりやま)》 標高3m
東北の震災の影響で、以前6mの高さだったのが、
3mに縮んでしまった。
今、この山が日本一だと言われている。
しかし・・・

先日、秋田県の大潟村にいた。
その昔、八郎潟を干拓して出来たのが、
大潟村の広大な農地平野である。
そこに、この山を見つけた。
《大潟富士》
なんと!
標高0m!

どういう事だろうか?
八郎潟の干拓は、難事業だった。
東京の山手線の内側ほどの面積の水を抜いたのである。
抜くために、海岸に堤防を築いた。
一種のダムをこしらえ、内部の汽水をすべて汲み出した。
一年以上かかって、水を抜いた。
わずかに盛り土はした。
しかし、山手線内部にすべて高さ5m以上の盛り土など、
出来ようハズもない。
つまり、現在、タワワに稲が実っている大潟平野は、
海面下にある。
常に、水を海に汲み出している。

そこで、ほぼ真ん中に、盛り土をして山を造った。
《大潟富士》
頂上を、海抜0mになるように造ったのである。
ここまで、水を抜いたのだと、忘れない為だろうか?

自然にできた山ではない。
盛り土だ。
しかし、天保山とて築山である。
大潟富士を日本一と言ってもいいような気がしてきた。
なんせ、最も高い富士山と標高差3776mあるのだから。
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# by ishimaru_ken | 2017-09-19 05:30 | 謙の発見!
山口から来たんです
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 青森県のとある観光地での会話である。
地元の定期バスの運転手さんに歩み寄り、窓越しに、
オジサンが話しかけている。

「わたしネ、山口から来たんですヨ」
『ハア~そうですかい』
「ここ青森でしょう、やっぱり遠いネ」
『どこからって?』
「山口」
『え~と、大阪より向こうかいナ』
「あのですネ、シモノセキ知ってるでしょ」
『ハア~ふむ・・・ふむ?』
「そんで、私これから飛行機で帰るんですワ」
『大阪空港に?』
「いやぁ~、まったく違うんじゃけんど」

どうやら、山口のオジサンは、
本州の端から端に来た喜びを誰かに伝えたいらしい。
一方、青森のバス運転手さんは、
日本列島に関して、大阪までは、かろうじて認識があるが、
その先はよく分かっていないものとみえる。

青森の地に立って、日本列島を意識してみた。
私は、南を向いている。
後頭部のあたりに、大きな存在、北海道がある。
今はそれを忘れて、本州以南を思い浮かべてみよう。

 まずは、秋田岩手に始まる東北の長~い大地が、
 関東まで真っ直ぐ南に向かっている。
 南をあえて、下と呼んでみよう。
 下の方の大地が折れ曲がったあたりに、
 首都圏があり、なんかしらん賑わっている。
 そこから、右のほうに大地はさらに太くなって、
 遥か先の西のハテまで続いている。
 途中、とび出したり、入り組んだりしている地形もある。
 先っちょの方に、たしか島が二つくっ付いている。
 四国と九州だ。
 大きさはまったく分からない。
 いずれにしても、遠い遠いこの世のハテだ。
 台風は、その方角からやってきて、
 滅多なことでは、青森までやってこない。
 そんで、下の方は、やたら暑い。
 大分県やら愛媛県やら、聞いたことはあるが、
 どこにあるんか分からん。
 沖縄にいたっては、地球のまあるい向こうの方で、
 よく見えない。


青森のバスの運転手さんの感覚は、正常である。
大阪まで分かっているだけで、優秀ともいえる。
山口のオジサンも、ぼんやりしている北のハテを、
確かめに来たのかもしれない。
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# by ishimaru_ken | 2017-09-18 06:08 | 謙の発見!
岩木山登山
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 ついに岩木山の麓に辿り着いた。
青森県の最高峰、1625m
遠くから見ると、富士山の形をしている。
特に、最後の頂上付近が、槍ヶ岳のように尖っている。
そそられる。
津軽平野に平地から、いきなりドド~ンと、
単独の峰として、土が盛り上がっている。

<海岸の砂場で、子供に砂山を造らせたらこんな山を造るだろう>
それが、岩木山だ。
始めて観ると、思わず両手を合わせたくなる美しい山だ。
特に津軽平野に特有の霧がかかった朝にそそり立つ峰は、
神々しい。

さあ、登るゾ!
勇んで、登り口に向かう。
標高差1400m

っと、最初に断っておこう。
この日は、岩手山に登って、中2日。
足の筋肉が悲鳴を挙げている。

「バスが八合目まで、連れて行ってくれるですって」
「九合目までは、リフトがお尻を運んでくれるですって」

なんと岩木山、その昔、頂上直下まで、
バス道を造ったのである。

山登りというヤツは、登りより、下りが辛い。
登りだけで、下りがなかったら、筋肉痛にはならない。
人の体は、下るように出来ていないらしい。
 「登るだけ登って、帰りは車で降りられないかナァ」
登山者の本音である。
岩木山は、その希望を実現させてくれると言うのである。

今、私の足は筋肉痛の最盛期。
歩き方が、パタコン星人になっている。
ズルい言い訳が、しのびよってきた。
「下りだけじゃなくって、登りにも使わせて貰おうかナ」

ブブ~~
いとも簡単に、迷うことなく、バスの人となった。
八合目まで、グネグネ道をひたすら登るバス。
「69の曲がり角があります」
録音のアナウンスが流れる。
地図など見ていたら、間違いなく吐き気が襲ってくる。
「日本海が見えます」
「白神山地の山々が見えます」

着いた。
ここから、九合目までリフトに乗る。
着いた。
最後は、ご自分の足でどうぞ!
そのどうぞが、結構な岩場登攀なのである。
ナメてかかれない。
過去に、けが人が出ている。
なんせ、気軽に来られるものだから、
軽装の人が少なくない。
街歩きのスニーカーもいる。
実際の登山道は、北アルプスの岩場に近い。
パタコン星人の私には、登りはまだ良かったが、
下りが難儀だった。

うむ、岩木山は、再チャレンジが必要だな。
次は、理想の登り方をしてみよう。
《1400m登って、100m下る》
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  山頂には鐘がある   カ~~~ン
# by ishimaru_ken | 2017-09-17 05:51 | スポーツ
岩木山音頭
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 岩木山(いわきやま)が気になる。
先日、岩手山(いわてさん)の話の折に、
イワキヤマの話が、ついでに出た。
あれは、岩手県での話だった。
その折、岩木山は青森県だと振った。
岩木山に登るにはどうしたらいいのか?
聞けば、青森県の最高峰と云うでないか!
1625m
単独峰として、津軽平野にニョキニョキ生えている。

っと、ここで、話は30年ほど前にさかのぼる。
その当時、カラオケボックスが、流行り始めた頃だった。
自分たちで、選曲ができだした頃だ。
リモコンのボタンで、選曲し、スタートを押せば、
パララ~~~~
イントロが流れ始める時代だ。
音質改善だの、何もない。
ボタンを押せば、目の前の画面に歌詞が出現し、
まさにカラのオケが奏でられる仕組みだ。

その頃、私たち役者が、芝居の旅で、地方を巡っていた。
芝居が終われば、毎夜のように、カラオケボックスにこもった。
いっけん楽しかったが、連日となると、
誰が何を唄うのか、同じ毎夜になる。
これが、うっとおしかった。
そこで・・・面白い企画を編み出した。
 《闇カラオケ》
通称、ヤミカラ。
ルールはこうだ。

リモコンのボタンをデタラメに押す。
 始まった曲を、その人は、歌わなくてはならない。

たとえ、演歌だろうと、最近の歌だろうと、英語の曲だろうと、
唄わなくてはならない。
さあ、そんな時だ。
役者S君が、押した曲が、画面に現れた。
 《岩木山音頭》

しばし皆、沈黙になった。
誰も知らなかった。
さあ、どうなるのだろう?
固唾をのんだ。
すると・・・
かの役者S君、イントロに乗り、見事に歌いだした。
全く知らないハズである。
しかし、日本人たるもの、音頭に関しては、自信がある。
なんとかしようという意気込みが伝わる。
実際、我々も知らないワケだから、
ある意味デタラメ歌っているにも関わらず、
それなりに、手拍子が出たりする。
なんと、3番まで歌い切り、
最後は、拍手拍手喝采で終わった。

さあ、ここからが面白い!
その後、ヤミカラは連日続いたのであるが、
S君に関しては、岩木山音頭のあまりものノリの良さに、
彼は特別に、それオンリーの歌手に指定された。
ボックスに入れば、まず、岩木山音頭!
途中、たるみが出れば、岩木山音頭!
最後の〆は、岩木山音頭!

しかして、一か月以上が過ぎた。
ふと・・・
よくよく考えてみると、我々は、岩木山音頭の原曲を知らない。
知らないが、S君のおかげで、物凄く親しみはある。
でも知らない。
知りたい気持ちはあるのだが、なんせ、30年近く前の話。
まだ、カセットなるものが幅を利かせていた時代。
どうやって、原曲を探せばいいのかすら分からなかった。

で、私は未だに、元なる《岩木山音頭》を知らない。

アッそうだ・・岩木山に登る話だった。
又、あした!
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# by ishimaru_ken | 2017-09-16 05:42 | 昔々おバカな話
カモメの嘆願!
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 津軽海峡の、とある港にいた。
カモメが、近くに寄ってきた。
なにか食べ物が欲しいらしい。
持っていたプチトマトをほうってやった。
チラ
食べようとしない。
トマトは嫌いなのかな?
その時だった。
カモメは、不可思議な動きをしだしたのだ。

私に正対し、頭を自分の股の間にゆっくり差し込み、
ブルブルと震える。
やには、頭をこちらにもたげながら、
嘴を、せいいっぱい開き、狂気のように、
泣き叫び始めた。
鳴くではない。
泣くだ。
クエックエックエックエッ!
恐らくこう訴えている。
 「なんで、食い物くれねえんだ!
  コラッ、くれヨ!くれヨ!くれっくれっくれっ!」

股の間をのぞいていたのは、大きな声を出すための、
勢いつけの、準備行動だったと見える。

天橋立に、《股のぞき》という観光名所がある。
後ろ向きに立ち、上半身を下げ、股の間から、
景色を眺めようというパフォーマンスをやらされる。
あの動きに、このカモメのしぐさは似ている。
 「な~んで、アンタは食い物くれねえんだヨ!」
自分の思いのたけをぶちまける為に、
いったん、頭を股の間までもっていき、
その勢いで顔をあげ、泣き声を振り絞るのである。
 「くれヨ、くれヨ、くれヨ!」
凄まじいばかりの慟哭である。

カモメって、こんな鳴き方しただろうか?
ふと、この溜め方に似ている表現を想い出した。
ぼんちおさむのオサムちゃんである。
オサムちゃんのパフォーマンス。
自分の名前を言う時に、なかなか喋らず、
たっぷり引っ張るだけ引っ張る。
「お、お、おぉぉぉぉぉぉぉ~~~お、お、
 おさむちゃん・・デ~~~~~~ス!」
名前を言うだけなのに、数秒引っ張る。
長い時は、10秒ほども引っ張る。
もの凄い時は、30秒ほど、引っ張っているのを、
目の前で見たことがある。
とてつもない強引な芸風である。

あの溜め方に、カモメの泣く前の股のぞきが良く似ていた。
「なんかくれ!」と要求するカモメのパフォーマンスに、
吹き替えセリフを当ててみた。
「お・お・お・おぉぉぉぉぉぉさむちゃんデ~~~~ス!」
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# by ishimaru_ken | 2017-09-15 05:35 | 謙の発見!
岩手山はどこに?
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 あちこち動き回っている人(私)と、
都会に居て、そうそう出歩く事のない人の会話である。

「高速の東北道を走って、岩手山(イワテサン)に登ってきたんです」
『ああ、イワキヤマね』
「いえ、イワテサンです、イワキヤマ(岩木山)は青森県なんで」
『へえ~じゃどこの県にあるんだっけ・・そのイワ~』
「イワテサンです」
『秋田県だっけ?』
「違います」
『北海道じゃないよネ?』
「東北道だと言ってるんだから、東北です」
『わかった仙台だ!』
「違いますネ、しかも仙台は県じゃないし」
『あれっ・・鳥取県?』
「ものすごく遠くになりました」
『え~と、え~と、なんかヒント』
「ヒントというより、もう答えを言ってるようなもんなんだけど」
『うっそ?』
「じゃ、ヒント・・・イワテサンと言いましたよネ」
『うん』
「さんとは山でしょ。山をとって、県を付けたら~」
『山をとってェ・・・県を付けるゥ・・・わかった!!』
「はい、どうぞ」
『山がた県!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
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# by ishimaru_ken | 2017-09-14 05:31 | その他
岩手山に登る ②
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~~~ 昨日からの続き ~~~

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 岩手山2038mの八合目まで登ってきた。
ここに、避難小屋がある。
避難小屋といえば、大概こじんまりとした小屋で、
「しょうがないから泊まる」的な感覚なのだが、
この小屋は、大きく、暖房ありで、毛布も貸してもらえる。
実は、ここに泊まる予定で、登ってきた。
晴れた夜、満天の星が降ってくるのを、期待したのだ。
ところが・・はからずも身体の調子が良かった。
予定より短時間で、登ってきてしまった。
「よし、このまま登り切って、降りちまおう!」

目の前には、あと、小一時間で登れる頂上が待っている。
そこには、樹木はない。
初夏には、高山植物が咲き乱れる地帯だ。

岩手山の頂上は、火山の噴火口である。
直径500mほどもあろうか、
富士山の頂上に似ている。
富士山の場合、御鉢の中は窪みになっているが、
岩手山は窪みから、新たに噴火がおきたらしく、
グレープフルーツ絞り器の形状と思えばいい。
頂上は、その絞り器のヘリにある。
2038m

360度の展望。
東側に、美しい形の山、姫神山(ひめがみやま)が、
おいでおいでをしている。
そう、あの山も、気になってしかたがない。

う~む、イワテサン。
想像を超えて、素晴らしき山であった。
くだり?
標高差1500m。
まるで岩手の原野に落ちてゆく感覚を味わいながら、
文字通り、落ちてゆき、翌日筋肉痛になるのであった。
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                姫神山
# by ishimaru_ken | 2017-09-13 05:52 | スポーツ



石丸謙二郎
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