井戸をのぞきこんだ
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 井戸をのぞきこんだ。

よくある事だが、よくある事でもない。
ここんとこ最近、井戸にお目にかかれない。
かかれても、フタをしてあるか、
水が溜まっていないか、
もの凄く深い井戸であるか・・

その昔、我らの住処の周りには、井戸があった。
井戸には、『くるる』がぶら下がっており、
その滑車で、桶を吊り下げ、水を汲んだものだった。
スイカを冷やす為に、桶に乗っけて降ろしたものだった。

くるるを降ろし、巻き上げると、くるるが、
『クルルクルル』と巻き上げ音を発し、
 「おお、くるるはクルルと音が鳴るから、くるるなんだ!」
ハッシと手をうち、感動したものだった。
昔人の言語感覚に、いたく心うたれた。

 「おっ、井戸があるじゃないか」
旅先で見つけた井戸を、思わず覗き込んだ。
すると・・・
浅くもなく、深くもなく、
ほどよい距離に水が溜まっているではないか。
水面に、私が映っている。
背景に、真っ青な大空が映っている。

井戸の底・・
お菊さんやら、貞子が登場するような、
暗い憎まれ場所に、
さわやかな青空が、真ん丸で切り取られている。

そこに、ひょっこり顔を出してみた。
ついでに声も出してみた。
 「おお~い、スイカを落ろしてもいいかい?」
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# by ishimaru_ken | 2017-11-16 05:57 | 謙の発見!
123456789
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 コレは何だろう?
《123 45 6789》

この写真を撮ったのは、
羽田空港から3時間半。
到着した石垣島から船で1時間。
船をおりた西表島(いりおもてじま)の港から、レンタカーで1時間。
路肩に何気なく停まった場所に建っていた。

123の後に,丸が付いている。
123°
そして、45の後に、コロン。
45’

もう一回、全部を記すと、
 123°45‘6、789”

はい、もう分かりましたネ。
子午線を表している。
経度でもある。
<東経>である。
ただし、読み方はよくわからない。
「ひゃくにじゅうさんど、よんじゅうごふん」
までは分かるが、その後はうまく読めない。

西表島のこの場所が、地球的にピンポイントで
数字の美しい羅列となった。。
ほお~
ここで、ポンッと膝をうつ。
ってぇことは、地球上に、他にも、
この数字を並べられる地点が存在するかもしれない。
慌てて、地球儀を探した。
んなもの、すぐにあるワケがない。
地図はないものか?
コンビニもない島で世界地図を要求するのは酷だ。
こんな時は、パソコン!
すぐに世界地図を開く。
なになに・・・
ふむ、西表島から北に定規を当てる。

中国がある。
シベリアもある。
南へたどる。
フィリピンがある。
ニューギニアがある。
オーストラリアが広大に広がってある。
ふ~ん、ずいぶんあるじゃないか・・
希少ではないのか。
よく考えれば、南極にもあるハズ。

ちぇ、おおいに喜んだのだというのに・・
見つけた瞬間、人差し指を3回くらい振って指さしたのに・・
「こ、こ、これは!」
慌てなくてもいいのに、慌てて写真を撮ったのに・・
世界的には、大したことなかったのか・・

ま、いっか、日本では唯一の場所なんだから。
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# by ishimaru_ken | 2017-11-15 05:43 | 謙の発見!
コンピューター将棋
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 将棋のコンピューターソフトが飛躍的に進化している。
人間と戦うと、今のところ五分五分である。
まもなく、人間が勝てなくなるだろう。
すると、こう仰る方が大勢現れる。
「将棋のプロがいなくなるんじゃない?」
この考え方は、間違っている。

今から、100年以上前、
地上を人が走っていた。
人と人が走り比べをしていた。
どっちが速いか、渾身の筋肉勝負をしていた。
っと、その頃、自動車なるものが登場した。
もの凄く速い乗り物である。
人間がどうあがこうが、自動車には勝てなかった。
走り比べすらしなかった。
そう、自動車は、将棋におけるコンピューターである。

たとえ、自動車が時速400キロでようが、
人は未だに、ウサイン・ボルトの走りを見たがっている。
桐生(きりゅう)に望みをかけたがっている。

実際、私は、人が指す将棋を見たい。
人と人の戦いを見たい。
コンピューターとコンピューターの戦いは、
自動車レースだ。
F1だ。
それらは、オリンピック、パラリンピックには参加できない。
よって・・・

将棋の棋士は、プロとして尊敬され、
勝負師の顔をして、
われらの遥かかなたに君臨し続けるのである。
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   駒柱(こまばしら)が立つ
# by ishimaru_ken | 2017-11-14 05:27 | その他
ぐまなへ
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 何と書いてあるか分かるかな?
とある茶店の前に掲げられていた板看板。
左は、
ぐまなへ あります》
右は、
馬さしさし

《ぐまなへ》?
想像してみる。
~~~ ~~~ ~~~
熊鍋料理のこのお店のご主人が、木の板に書いた。
 《馬さし》
次に何気なく、書いた。
 《くまなへ》   
書いてみて気づいた。
へ の部分に点々が書かれてない。
「しまった!」
ま、いっか、書き足そう。

その時、店の奥から声がかかる。
『馬さしも書いておいて~』
「もう書いたァ~」
返事をしている間に、気がそがれ、
点々をうつ場所を間違えてしまった。
く に点々をうった。
 ぐまなへ

そのことに気づきもせず、《馬さし》の方に目を移す。
「おっと、刺し身の さし を書いておかなければ・・」
すでに、馬さし と書いてある下に、
さらに さし と書いてしまった。
 馬さしさし

かくして、奇妙な看板ができあがったのだが、
おおらかなのか、読み返すことをしないのか、
そのまま飾られ、誰からも指摘されることもなく、
すえ置かれたのである。
~~~ ~~~ ~~~
・・と思う
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# by ishimaru_ken | 2017-11-13 06:01 | 謙の発見!
馬鹿の崖のぞき
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 「うぅぅ~覗きたい・・・」
崖がある。
近くによっていく。
相当高い断崖だ。
100mは超えている。
ほとんど垂直に切り立っている。
あと5mに近づいた。
おそらく医療機器で確かめれば、
心拍数は3割増しあがっている。
もうすこし・・・

3mまで来た。
崖のフチを観察してみると、やや斜めに崖側に傾いている。
つまり、ズルッといけば、真っ逆さま。
ゴクリッ
血圧も5割増しに違いない。

1m!
前後に開いた足のヒザは曲がっている。
腰もくだけている。
両目は大きく開かれ、肩が後ろに引かれている。
つまり、最も崖に近い部分に目玉がある。

ご・ご・ごじゅっせんち!
息を止めている。
苦しい。
もう限界だ。
でも、真下を見てみたい。
うぅぅぅ・・・
腹這いになろうか?
いや、腹這いは危険だ。
ズルッといった時、対処のしようがない。
うぅぅぅ・・
(そうだ、カメラで撮ろう)

カメラを取り出し、右手だけ、そお~と伸ばす。
パシャリッ
そお~と引っ込める。
退きゃ~~~あく。
抜き足、差し足、後退し、最後は、
ウサギのように跳びのいた。
ハアハアハアハア~
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     パシャリッ   やめましょう
# by ishimaru_ken | 2017-11-12 05:25 | その他
秋 紅葉の季節は
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 紅葉の季節。
おっと、今書いた漢字は、(こうよう)と読んでください。
(もみじ)とも読めるので、この季節の書き方は難しい。

紅葉を見にゆくのは、列車や車でわざわざ出かける。
特に街中にお住まいの方には、わざわざ感が強い。
あの渓谷、あの山という具合にピンポイントで向かう。
じわりじわりと忍び寄る紅葉前線を調べながら、
計画を立てている。
ところが・・・

北国の紅葉は、おおざっぱな計画で事足りる。
「その季節ですヨ~」
その時に、なんとなく向かえば、
山も渓谷もいっせいに紅葉となる。
例えば、岩手県。
県全体が黄色と赤のまだら模様に染められる。
そこに、わざわざ感はない。
車を2時間走らせようが、3時間ふらつこうが、
どこもここも真っ盛り!
紅葉狩りなんて言葉を使って出かける必要がない。
(ここは、もみじがりと読んでください)

そもそも紅葉とは、
(ここは、こうよう・・ああメンドクサイ)
葉が枯れてしまう現象なのに、
まるで花が咲いたような見事な生き生きさに満ちている。
人気のない山の中を
(コレは、ひとけと読んで下さい)、
大人気の観光地に変えている。
(コレは、にんきです・・ハァ)
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# by ishimaru_ken | 2017-11-11 05:49 | その他
虹が撮れないカメラマン
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 「あっ、虹だ!」
旅ロケをしていると、突然虹が現れた。
カメラマンに、すぐに伝える。
 『どこ?』
 「ほら、あそこ!」
カメラマンは、ファインダーを覗き、虹を探す。
 『どこだろう?』
 「ほら、あそこの山の上!」
みんなが指さす。
 「あそこ、あそこ!」

不思議なことに、カメラマンは虹が見えない。
理由は、テレビカメラの構造にある。
一般のムービーカメラはファインダーやモニターは、
カラーで表示される。
しかし、プロのカメラのそれは、白黒なのだ。
もちろんカラーのファインダーも有るには有るが、
プロは白黒を好む。
理由は簡単。
ピントが白黒の方が合いやすい。

よって、虹の方向にカメラを向けはするのだが、
撮れているかどうか、分からないという妙な作業になる。
どうしても虹を撮りたい場合は、
モニター機器を別に繋ぎ、
そのカラー映像を見ながら操作することになる。
そんなこんなしている間に、虹は消えてしまう。
 「あ~あ」
ため息だけが、虹のかなたに跳んでゆく。
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        海にかかる虹
# by ishimaru_ken | 2017-11-10 05:39 | 仕事



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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