馬鹿の高あがり ③
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 山の頂上らしき所でくつろいでいる。
どこにいるのか、麓からの写真だとこうだ。
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真ん中右あたりに岩が尖った部分がある。
そこが、私が座っている岩峰。

これを称して、《馬鹿の高あがり》とも言う。
総じて卑下して言われる言葉であるが、
私は、そう思っていない。
馬鹿、結構! 高あがり、結構!

 「アナタはなぜ山に登るのですか?」
ヒラリー卿は、「そこに山があるから」と答えた。
私は、さらりと答える。
『馬鹿の高あがりです』
馬鹿は高いところが好きなのです。
肩車、朝礼台、ハシゴのテッペン、屋根の上、
ビルの屋上、丘の上。
登らせてくれるものなら電柱。
何も殿様になって喜びたいのではない。
目線があがるだけで、喜んでいる。

さあ、そこで、問題は・・・
水中だ。
水の中でも、やはり高い所が嬉しいのだろうか?
これが説明のややこしいところなのだが、
水中は、低いところがいい。
すなわち、深いところがいい。
一番深奥部に行きたくなる。

この上下関係を紐解くと、
水平線あたりが気に入らない性格なのだろうか?
標高0mから離れたがっている。
離れたがっていると言ったが、
「ではウインドサーフィンは何だ?」
と追及されると、つらい。
まさに海抜0mの世界そのものではないか!

いったい何が言いたいのか?
自分でも分からぬままサイコロを振り、
奇数が出たら海へ、偶数が出たら山に向かおうかなと、
休日の朝日を浴びているのです。
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  標高900mの湖でウインドだと、両方クリアしているか・・・
# by ishimaru_ken | 2017-08-27 06:03 | スポーツ
アルバムだけ持って
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 「地震や火事が起きたらだナ・・・」
その昔、父親が必ず言っていた言葉がある。
 「他のモノはいい、ただ、アルバム写真だけ持って逃げろ」

《アルバム》
これだけは、買えないモノだと諭していた。
現在のように、写真が大量に撮られる時代ではない。
一年に、数枚、撮られればいい方だった。
しかも我が家にカメラはない。
どこかの誰かが、たまたまカメラを持ち込んだ時に、
家族がこぞって集まり、パシャリに応じた。
焼きあがってくるのは、相当時間が経った頃。
父親が、丁寧にアルバムに貼ってゆく。
子供それぞれのアルバムを作ってくれた。

 「アルバムだけ持って逃げろ!」の教えは、
常に家族の頭の隅にあり、
グラッと来たおりなど、飛び出した庭先に、
アルバムを抱えた私がいたりした。
残念ながら、他の家族の手には何もなく、
指令を出した父親も手ぶらだった。
幸い、火事に会ったことはなかったものの。
おそらく火事現場でも、目らんらんの、
アルバムを抱えた私がいただろう・・

成長の記録、家族の思い出・・・
戦争で苦労した父親には、
ことのほか、家族への想いが強かった。
白黒写真を、糊でアルバムに貼り付け、
家族の歴史を綴じこめる作業に、
喜びを抱いていた。
いちページにホンの数枚。
時には、一枚だけ。
ページをめくるにつれ、成長してゆく子供。
そして、家族・・・

 「アルバムだけ持って・・・」
ほかに持って逃げるほどのモノも、
お金も無かった時代だった。
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# by ishimaru_ken | 2017-08-26 05:28 | 昔々おバカな話
クライミングで手を袋に入れる
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 クライミングがオリンピックの競技になった。
クライミングには、3つの競技がある。
 リード
 ボルダリング
 スピード
とりあえず、リードの話をしよう。

16年前に、私が出会ったのが、登る壁だった。
世間では流行っていないものの、
マニアックに、岩壁を登りたい人種がいた。
自然の岸壁を登ることから特化し、
人口壁を造り、その壁を登る技術を磨いた。
それは、フリークライミングと呼ばれ、
日本国体が行なわれていた。

なぜか、私が、その国体予選に参戦していた。
51才の時である。
結果は、たいしたことなかった。

さあ、ここで、クライミングを何となく見た事のある方に、
あの行為のワケを説明しよう。
 『いちいち、おケツの袋に手を突っ込むのはなぜ?』
登っている最中に、頻繁におケツにある袋に手を突っ込む。
誰もが手を入れる。
右手を突っ込んだかと思えば、手を持ち替え、左手を突っ込む。
一段上に進んだ途端、又手を突っ込む。
登る行為よりも、手を袋に入れる行為の方が多い。
大切なモノが、あの袋の中にしまわれていて、
誰かに捕れれていないか、毎度確かめているかのようだ。
寿司屋の板さんが、握る前に、
水の中に手を突っ込むのにも似ている。
いったい、アレはなに?

はい、
アレはですネ、
袋の中にある滑り止めの粉を手にまぶしているのだが、
実は、もっと大切な意味がある。
手を袋の位置まで下げることによって、
心臓から下に手を下げている
すると、血液が瞬間的に腕に回る。
さらによく見てみると、彼らは、その手、
いや指を振っている。
プルプルと振っている。
指を振ると、血液が指先に届き、甦るのだ。

あの何気なく登っている最中に、
かくも微妙な戦いが行なわれている。
さらには、手を振り、袋に手を入れている間に、
これから先の登る行方をよんでいる。
休みながら、息を整えている。
休むといっても、その一秒一秒に指の力が失われる。
ハア~もうギリギリ駄目かも・・
イヤ~なにくそ!

ギリギリが、常にクライミングのすべてですサ。
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# by ishimaru_ken | 2017-08-25 06:03 | スポーツ
グリーンカード
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 《グリーンカード》
エコカードともいい、ホテルに置いてあるカード。
備品を使いません、タオルを最小限しか使いません。
歯ブラシ持ってきてます。
髭剃り使いません。
トイレットペーパーは使い切るまで、次のを使いません。
資源を大切にする事を知らせるカードである。
だからといって、見返りがあるワケではない。
あくまで、生き方の問題を表している。

グリーンカードは、スポーツ界にもある。
サッカーの審判が持っているのをご存じだろうか?
少年サッカーに限定される。
どんなカードか?
イエローカードやレッドカードは、
危険なプレーや卑怯なプレーに対し出されるカードだ。
それに対し・・
《グリーンカード》

選手に対して審判が、グリーンカードを差し出す。
これは同じ。
選手が、良いプレー、
スポーツマンシップにのっとったプレーをした時に出される。
少年たちは、それを見て、「あれが良いプレーなのだな」と知る。
サッカーという荒くれる戦いに、正義を持ち込もうとしている。

イエローカードは、2枚貰うと、レッドカード扱いになって、
退場となる。
しかし、グリーンカードは、何枚貰っても、何もおきない。
フェアプレーを子供に教える為だけにある。
時には、チームに対しても、試合後掲示する場合もある。
これは、日本だけのルールで、
それも、U-12以下だけに適用されている。
子供の頃に、相手を思いやる考えを教えている。

ところが、現代サッカーは、
「日本人は、ずるがしさがない」と言われている。
「もっとずるがしく立ちまわれ」と、評論家も騒がしい。
子供の頃に試合で、ずるがしさを発揮した選手は、
当然、グリーンカードを貰えない。
先生にとっては、困った選手となる。
つまり・・これは、こう言われているのかな?
 「はみだせ!」
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# by ishimaru_ken | 2017-08-24 05:54 | スポーツ
写真の水平
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 写真の水平がとれているのか?
我々素人に、写真を撮る時の水平はとれているのだろうか?

パソコンに溜まっている写真を取り出してみた。
海をバックの写真が多い。
当然、水平線が写っている。
 「水平ですか?」の問いに答え易い写真ばかり。
過去の写真を、調べてみた。
ほとんどの写真が、水平が狂っている。

はっきり狂っているのは、3度以上。
これはどうかな?・・で、2度。
分からない程度の狂いが、一度の傾斜。
 (ちなみに冒頭写真は左が一度下がっている)

修正アイテムを駆使し、角度を整えてみた。
整えてみると、確かに見た目が安定する。
落ち着いた実感がある。
おそらくプロの写真家は、水平が当たり前になっている。
傾いた写真には、機嫌が悪い。
ところが・・である。

水平線が写った・・例えば海などの場合は水平は分かる。
しかし、ただのポートレイトや、山の写真で、
水平が取れるだろうか?
ユトリロの絵画のような、遠近法を駆使した状況でも、
水平はとれるのだろうか?

プロは言う。
 「とれる」
たとえ、どんな状況でも、水平だけはとれると言う。
ドラマの現場にいる広報担当のカメラマンにも問うてみた。
 「水平をとって撮ってるんですか?」
 『気にしとらん』
大切なのは、役者の表情だそうです。
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              ワン!
# by ishimaru_ken | 2017-08-23 05:46 | その他
マイマクラが無かったら
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 枕いのちである。
枕だけは、こだわりたい。
布団も、寝巻きも、冷房も暖房もなんとかなるのだが、
枕だけは、それなりがないと、安眠できない。
眠れないわけではないが、こだわりたい。
こだわると、旅先に、マイマクラを運ぶことになる。
マイマクラとは、ビーズ枕である。

ただでさえ、汗をかいて眠る私である。
旅館やホテルにある羽毛マクラに寝た夜には、
大量の大汗により、私型の人体汗型ができあがる。
ドラマで、ここに死体があったと表現する、
ロープの人間型ができあがる。

その原因をたどると、マクラにいきつく。
羽毛マクラにいきつく。
アメリカ映画を見ていると、
頭をスッポリ埋め込みながら、主人公が眠っている。
只でさえ、暑がりのアメリカ人だ。
暑がりの証拠に、裸で眠っている。
だのに、頭は羽毛マクラで包まれている。
信じられない。

私があのマネをしたら、
 「汗一斗、ヘチマの水も間に合わず」
となって、ベッド洪水が起きるだろう。
大袈裟だと思われる方もおられるだろうが、
はっきり言えば、大袈裟です。
しかし、大袈裟の単位で言えば、
小袈裟程度です。
ベッドは、汗みどろになる。
それもこれも、すべての原因は、マクラ。

ゆえに、私はマクラを持ち歩く。
我が家に、最低4つのマクラが装備されている。
いつでも出撃準備が整っている。

 新幹線で、どこかに行こうが、
 飛行機で、どこかに行こうが、
 車で、どこかに行こうが、
 たとえ、歩いてどこかにいこうが、
 マクラ部隊が、ついてくる。

もしマイマクラが無かったらどうなるか・・・?
仕方がありません。
シーツが、びしょ濡れになるだけです。
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# by ishimaru_ken | 2017-08-22 05:42 | 仕事
ジョージ・カール
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 《ジョージ・カール》

芸人がいた。
予備知識を与えたくないので、もし、興味があれば、
その芸を見てほしい。
ユーチューブの映像で、《ジョージカール》と検索すれば、
出てくる。
映像は、掘れば、たくさん出てくる。

その芸風は、ある種、私の理想といっていい。
運動神経の高速バージョンと言っていい。
(予備知識を与えないと言いながら、少し与えてしまった)

ジョージカール以後、彼の物まねをした芸人が多数出た。
彼の息子も、芸をつないだ。
しかし、彼を超える人は未だ、存在しない。
しかも彼は、アクロバティック師でもある。
ある意味、ダンサーとも言えると私は信じている。
(予備知識だくだくじゃないか)

我々は、いい時代に生きている。
と云うのも、彼のような芸を見ることが出来るからだ。
映像が残っているからだ。
たとえば、江戸時代にも、驚くような芸人がいたハズ。
おそらく、今以上にとんでもない芸があったハズ。
しかし、《繋ぐ》というだけで、その繋ぎ役に適任がいなければ、
継承できない。
つまり、とんでもない芸は、
その瞬間しか見られないモノなのかもしれない。

その芸が、ギリギリ残された。
《ジョージカール》 2000年1月1日没(83才)

 「私はサーカスのテントに捨てられていたらしい。
  そのままサーカスの一団に育てられたよ。
  だから両親の顔は知らない。
  サーカスであれこれ芸を覚えて、
  今まで暮らしてきたのさ」
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# by ishimaru_ken | 2017-08-21 05:39 | その他



石丸謙二郎
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