本栖湖 新記録誕生 その先に
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 「じゃあ、アナタの設定したルールをちょっと変えたら、
  その記録はどうなるのですか?」

先日、本栖湖ではじき出した稀有な記録に、
ものいいが付いた。
私の自ら設定したルールはこうだ。

 「ノンストップ」
 「ノー沈」
 「湖の端から端まで往復する」

で、私は、23週目に、強風でセールを水面に落としたので、
ノー沈(チン)ルールに引っかかり、終了となった。
このルールを少しだけ緩くしたらどうかと、
質問者は問うている。
つまり、イシマルは22往復で自ら終了宣言をしたのだが、
ルールを緩くすれば、
さらにもっと記録が伸びたのではないかと、問うている。
伸びるのではないかと、残念がっている。

ふむ、確かに一考の価値がある。
私がチャレンジした時の時間は、2時間20分。
距離にして、100キロ。
もし、あのチンをOKにして、続けたならば、
その後も、風は吹き続けていた。
体力と気力さえ持続できれば、30往復も夢ではない。
いや、40往復・・・
5時間200キロの世界が実現したかもしれない。
かもしれない・・・
すべては、かもである。

その夜、背中や足、腕に大量に張り付けられた、
サロメチール系の張り薬の強烈な臭いに、
かも を噛みしめている私である。
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# by ishimaru_ken | 2017-06-25 05:34 | スポーツ
本栖湖 新記録誕生
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 またしても、大記録に挑んだ。
大という文字をくっつけてもおかしくない稀有な記録だ。
4年前の夏、富士五湖の本栖湖において、
ウインドサーフィンのある記録が生まれた。
 《本栖湖、ノンストップ、ノー沈、10往復》
50キロの距離を1時間あまりで走り続けた。

意味がわからない方の為に補足すると、
この湖に吹く風は、ガスティと言って、強弱が激しい。
強い風の直後に、風がなくなったりする。
一定の風速で吹いてこない。
ウインドサーファーなら、《本栖湖のガスティ》は有名である。

この湖面を一度も止まらずに、往復するのは、
よほど良い条件が重ならないと無理なのだ。
よもや、3往復や5往復連続など、無理の二乗と言っていい。
したがって、4年前の10往復は、奇跡的に良い条件だったといえる。

そこで、先日、その奇跡的な条件が再びおこった。
朝から、風が吹きすさび、「さあ、挑め!」とばかりにうなっている。
道具はこうだ。
 リバティセール72
 マイクスラブボード(カスタム63センチ幅)

11時30分に、走りだした。
いきなり、激しいブローにあおられる。
片道2、5キロ
平均速度 時速50キロ

自ら条件を課した。
 「5秒以上ストップしたらダメ」
 「失敗して水中に落ちたら(チンしたら)ダメ」
 「湖の端から端まで往復」
この3条件を満たさないと、その時点で終了。

さて、往復は順調に進む。
6往復を過ぎた頃に、風速がさらにあがってきた。
ブームが乾く。
ブームとは、両手で握っている棒である。
本栖湖は、標高が900mと高所にある。
よって、空気が乾燥している。
そこに強い風が吹き付けているのだから、
本来濡れているブームが乾く。
乾くと、握る力がよけいに必要となる。
そこで、走りながら手を水面に突っ込み、水をすくい、
ブームに振りかける。

ブーム問題はこれを繰り返すことで、済む。
しかし・・・
異様に喉が渇く。
そりゃそうだ。
乾燥している上に、激しい運動を休みなくしている訳だから、
水分が欲しい。
マラソンに似ている。
今回は、急に思いついて始めたもんだから、
背中に、キャメルバッグなど背負っていない。
湖というふんだんな淡水の上を走っているというのに、水が飲めない。
飲もうとして止まってしまえば、失格である。

そこで、急きょの策。
ブームにかけていた水の水分が残っている指をなめる
盛んに、手を水面にさらし、指をなめる。
ほんの少ししか水分は摂れないが、気持ち的には、渇えはおさまる。

やがて10往復を越えた。
前回の記録を破った。
さあ、ここからは、自分との闘いである。
記録とは、目標を立ててやるものだ。
マラソンにしろ、短距離走にしろ、目標があり、
到達地点がある。
ところが、私が行っているモノは、到達地点がない。
どこまでやるかは、風次第と、私次第なのだ。
いつやめるかの決定を下すのは、風と私しかいないワケだ。

15往復を越えた頃、風速が一段階強くなった。
これまででさえ、ボードが舞い上がりそうになっていたのに、
厳しさは、上限を知らない。
セールは開きっぱなし。
18往復あたりで、足首の皮膚が痛くなった。
なんだろう?
見ると、あまりの風速とスピードで、しぶきが足首にあたり、
ウエットをめくってしまい、むき出しになっている。
そこに打ち付けるしぶきで足首が、痛い!
こんな経験は初めてだった。
すでに、2時間近く、走り続けている。

20往復をクリア!
21往復・・22往復・・
23往復目に入った時だった。
超のつくブローが前方から襲い掛かってきた。
体力も限界に近付いていた為か、耐えられなかった。
身体は落ちなかったものの、セールを水面に落としてしまった。
万事休す・・・
はい、おしまい。

結果、22往復という記録が残った。
かかったタイム、2時間20分
距離 100キロ

さて、ノンストップ、ノー沈、どなたかチャレンジしてみます?
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《本栖湖 大記録生まれる》2013;8月30日
# by ishimaru_ken | 2017-06-24 05:24 | スポーツ
翔んだ日
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 《翔ぶ》
とぶと読むのかどうか定かでないのだが、
飛翔の漢字に登場する。
NHKの大河ドラマ《翔ぶがごとく》でも使われていたので、
おそらく、とぶと読んでいいのだろう。

男の子の名前にも頻繁に現れる。
翔太くんには、大勢出会った。
男の子だけではない。
翔子さんにも、随分出会った。
受験の時の名前の欄に、毎回書くには、
時間がかかり難儀だろうと心配したくなるのだが、
謙の字を書きこなしてきた私が心配する話ではない。
(画数は謙のほうが遥かに多い
 翔太は、全部で16画だが、謙二郎は29画)

翔ぶは、物理的な飛び方ではなく、
「大きく羽ばたく」といった、心象的な要素が含まれたものだろう。
親御さんが、子供に付けたくなる気持ちは分かる。

ところが、先ほどからこの、
<翔ぶ>という漢字を打っているのだが、
私のパソコンの変換では出てこない。
いったん、飛翔と打ってから、飛を取り去り、ぶを付ける。
実にめんどくさい作業を繰り返している。
そのくせ、翔太は出てくるのである。
そうか!
翔太と打って、太を取り、ぶを付ければいいのか!
ひと手間はぶける。

どうやったらその漢字が出てくるのか分からない場合、
人は、それなりの方法を見つける。
例えば、<>の文字が欲しい場合。
続々>から引っ張ってくる人もいるし、
各々>からの人もいる。
いや私は、<面々>だよという御仁にも出会った。
えっみんな<先々>なのかと思ってたという方もいるし、
黙々>をがんとして使っている方などは、頼もしい。
昏々>などとわざと難しいものに挑戦する人すらいる。

わたし・・?
え~とですネ・・・
近々> ちかぢかなんですけんどぉ~
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                一歩々々
# by ishimaru_ken | 2017-06-23 05:52 | その他
飛んだ日
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 「飛べ!」
希代の演出家つかこうへい氏が、叫んでいる。
叫ばれているのは、舞台稽古中のイシマルだ。
舞台上で空中に飛べ、と注文をつけられているのである。
先日、刀の上に乗れたものだから、
イシマルは、空にも飛べると勘違いされている。
無理を言えば、空中飛行もできると期待値があがった訳だ。

 「飛べ!」
時は、36年前、イシマル27才。
若いからといって、飛べるわけがない。
しかし、時と偶然と、なにより信じる力は、
とんでもない奇跡を引き起こす。

 《飛べたのである》

何が起こったか、簡単に説明してみよう。
本番の舞台の前日、劇場で、
最後の本番さながらの稽古が行われていた。
イシマルが、相手役に跳び蹴りをくらわせた場面だった。

空中に飛びあがったイシマル。
その時、折しも場面転換で、
その後ろに真っ黒な幕が、引かれて出てきた。
ところが、その幕が冷房などの温度差のセイで、
客席側に斜めに傾いてなびいてしまったのだ。
そこに丁度、イシマルが走り込み跳んだ。
すると、その身体をすくうかのように黒幕が前方になびき、
イシマルの身体は、
しばらく黒幕のスロープの摩擦で落ちずにいたのだ。
現実には、3秒ほどの出来事だったのだが、
観客席から見ると、しばらく宙に浮いた、いや、
空を飛んでいるイシマルが見られたのである。

それを見たつかこうへい氏が、軽くつぶやいた。
 「なんだ、飛べるんじゃねぇか」

その後、再現を繰り返すべく、何度もチャレンジしたのだが、
二度と同じ現象は起きなかった。
つかこうへい氏がつぶやく。
 「ケッ、飛べねえのかヨ、イシマルは」
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# by ishimaru_ken | 2017-06-22 05:55 | 昔々おバカな話
跳んだ日
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 《跳ぶ》
 《飛ぶ》
 《翔ぶ》
どの とぶ がお好みだろうか?
私は、圧倒的に飛ぶが好きだ。
ウインドサーファーの血が騒ぐ。

ところが、その昔は、跳んでばかりいた青春だった。
舞台において、ぴょんぴょん跳びはねているのが、
得意であり、特技であり、特殊技能として、使われていた。
《ジャンプのイシマル》などと、褒め言葉を頂いた時代すらあった。
ジャンプ行為が役者の出世の役に立つとは、
不思議な時代背景でもあるのだが、
本人は、それすらも知らず、ひたすらジャンプにいそしんでいた。
人の頭の上を跳び超すことに、快感を抱いていた。

ただ跳んだのでは、陸上競技の選手に勝てる筈もない。
そこで、ものすごく跳んでいる様に錯覚する跳び方を研究した。
「イシマル!刀にの上に乗れ!」
演出家のつかこうへい氏が、奇声を発する!
相手役が、突き刺してきた日本刀の上に跳びあがって乗れと、
言うのである。
たぶん、人間ではできない。
猿でもできない。
鳥ならできるかもしれない。
宇宙人なら何とかなるかもしれない。
できない事はわかっているが、イシマルは果敢にチャレンジした。

走ってきて、その刀の上に両足で跳び乗る。
0、5秒も乗れない。
毎日毎日、繰り返す。
どうやっても、どう考えても乗れない。
 「おぅイシマル、乗れるようになったか?」
天才演出家つかこうへい氏は、本気で私に問いかける。
27才のイシマルが答える。
 『もうすぐ乗れます』

そして、二週間が過ぎた頃・・・
その時がきた。
走ってきたその勢いで跳びあがり、
刀の上を歩いたのだ。
刀の上を、いち に さんと、3歩、歩いたのである。
すると・・・
観客の目は、まるで、
刀の上にしばらく乗っているような錯覚に陥るのである。

「跳んだ!」
いや、「飛んだ!」
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# by ishimaru_ken | 2017-06-21 06:02 | 昔々おバカな話
名前絶滅危惧種
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 毎日、いろんな方に会う。
年間、いろんな方に出会う。
これまで、さまざまな方に会ってきた。
名詞も頂いてきた。

時折、その名前(姓)に、驚きあきれる。
こんな名前の方がいるんだ!
失礼を承知で、聞き返す。
 『生一(きいち)』さん、と読むんですか?
思わず、ビール関係なのかと追い質問をしたくなる。

テレビで、高校野球を見ている。
甲子園の選手の名前を表示する電光掲示板の名前に、
毎春、毎夏、驚きあきれる。
 「見たことのない名前を持つ選手がいる!」
野球の興味をとびこし、そっちに目がいってしまう。
失礼が及ぶだろうから、いちいち指摘できないのだが、
あまりと言えば、あんまりだ。
いったいいつになったら、
知っている名前だけで過ごせるのだろう?

きけば、日本人の姓は、10万種類を超えると言うではないか!
お隣の韓国が数百。
中国で数千。
桁違いに日本人の姓は多い。
枝分かれ的に、分化している。
実は、これが楽しい。
人と会うたびに、名詞を押しいただく楽しみがある。

「へえ~~~こう読むんですかぁ!」
言われた側も、感激している。
『そう読むんです』

佐藤さんより、斉藤さんより、山田さんより、木村さんより、
入社面接試験は有利に違いない境遇にいるネ!
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   とんでもなく背の高い ネギボーズ
# by ishimaru_ken | 2017-06-20 05:44 | その他
岳人 夏山2017
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 《岳人 夏山》
夏の特集編が売り出されている。
今人気の山岳雑誌の、いちコーナーに、私が出演している。
出演とは、私が登場し、私が文を書いているという意味だ。

北海道の真ん中にある、十勝岳(とかちだけ)。
十勝岳という火山に登りたいという私の願望がかなった。
その山は、北海道のほぼ真ん中に位置する山である。
その頂上に立てば、北海道という広大な地域の、
ど真ん中に立った気がする山である。
山という名の、火山である。
そして、つい最近も、ドッカ~~~ンと噴いた火山である。

日本は、どこかで、ドッカ~~~ンが起こる。
我々は、その覚悟をどこか抱いて、山に登っている。
我々と、つい言ってしまったが・・・我々である。
山を目指す人々は押しなべて、我々でひっくくられる。
ドッカ~~ンだの、
ガラガラ(がけ崩れ)だの、
いつか起こるであろう自然現象を、
当然のごとく受け入れている我々である。
いや、受け入れざるをえない我々である。

どのくらいの確立で危険かと問われると、
都会で交通事故に会う確立より低い。
低いとはいえ、そこは、救急車の来ない山の上である。
ある程度の覚悟が必要なのは、いうまでもない。
そして、自己責任をも、山の上まで運んでいかなければならない。

今年の、《岳人 夏山シリーズ》は、
我々を山に惹きつける力を持っている。
 「今年は、忙しくていけないんだけどなあ~」
仕事中のつぶやきをふっとばしてしまう。
一枚の写真だけで、山へとかりたてられる。

それにしても、カメラマンは、どうしてあんなに健脚なんだろう?
かなりの足腰だと自負している私を追い越して撮り、戻って撮り、
遠く離れて撮り、
走るように登る私を、さらに上回るスピードで抜いてゆく。
あなたが一番エライよね。
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# by ishimaru_ken | 2017-06-19 05:47 | スポーツ



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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