高千穂鉄道という列車が走っていた。 2005年の台風被害で、やむなく廃線となった。 しかし、高千穂駅は、現在残っている。 残しているという表現が正しい。 スーパーカートというトロッコ車両が、 観光で走っている。 軽自動車をぶった切って、 屋根を外してオープンカーにしたものに、 鉄道車輪を付けた苦心の乗り物だ。 こいつが線路の上を走る! 天の岩戸駅まで往復する。 快適だ。1300円 っとその時、線路脇に停めてある、物体を見つけた。 金属の枠の上に、椅子を置き、エンジンらしきものが、 乗せられている。 下には、車輪が4つ。 はは~~ん、こいつは、線路の上を走る道具に違いない。 トロッコの運転手のオイチャンにきいてみた。 「アレって、まだ走るんですか?」 『おう、保線の時に、使こうちょる』 「乗ってみたいんですけんど」 『ああ、乗んない乗んない』 二人で、ヒョイと持って、線路に乗せる。 エンジンをかける。 ブルルルゥゥ~ 「アクセルとブレーキは?」 『この棒を倒した方に進む、戻せば止まる』 もの凄く簡単なシステムだ。 「しゅっぱ~つ!」 ゴトゴトゴトゴト~ おお~速いはやい! スタンバイミーのメロディが耳に響く。 線路から僅かしか離れていない空間を、 裸状態で走るのは、小気味いい。 先ほどのトロッコが、オープンカーならば、 こいつは、オートバイである。 バタバタバタバタ~ 「コレ、誰が造ったんですか?」 『ワシ』 「元々、鉄道にお勤めで?」 『いんや、高千穂線の只の客じゃった』 「只の客が、なんでまた」 『この線は、景色が綺麗でなァ』 「ええ」 『綺麗過ぎてなァ、毎日見てたいんじゃワ』 #
by ishimaru_ken
| 2015-12-22 06:01
| 昔々おバカな話
ペガサス座の隣に、アンドロメダ座がある。 その中に、アンドロメダ大星雲がある。 あると云うのは、見えると言う意味だ。 それも、肉眼で見える。 230万光年離れた、大銀河がアナタの目で見える。 我らの銀河のすぐ隣の銀河が、見えている。 大きさは、月の直径の5倍ほどの大きさ。 丸ではなく、楕円形。 肉眼では、真ん中の輝く部分しか見えないので、 月の直径ほどだ。 よくよく見たければ、双眼鏡を持ち出そう。 星座表で、場所を特定したら、 大地に寝そべって、双眼鏡を夜空に向ける。 (昼のうちに、焦点を最遠に設定しておく) 「おお~~宇宙の写真集で見たあの、 アンドロメダ大星雲が、浮かんでいる!」 肉眼で見えるふたつ目の銀河だ。 もうひとつは、天の川なのだが、 お隣の銀河を、肉眼で見るってのは・・・ 嬉しい。 良い子は、視力がまだ良いうちに、 是非、肉眼で見ておこう! #
by ishimaru_ken
| 2015-12-21 05:54
| その他
大人7人、子供3人が集まるってんで、そりゃ寿司だろうとなり、 行きつけの魚屋に足を運び、食材を買いこんだ。 ブリ、アジ、真鯛、エビ、イカ、カンパチ、サケ、 イクラ、ウニ、卵焼き、マグロ、シラス。 まずは、形からってんで、甚兵衛を着る。 胸に<石丸亭>のロゴの入った本格的なモノだ。 頭には、豆絞りのハチマキ。 酢飯を造り、いざ、握り始める。 ネタは厚め、大きめにカットし、酢飯は極端に小さくする。 沢山食べたいからだ。 パンパンッ 酢を落した水で手を洗い、叩いて水気をとる。 左手で、ブリを摘まみ、真ん中を窪ませたシャリをひょいと乗っける。 クイッ 軽く握ると、本手返しで、クイッ。 ものの3~4秒で、形が出来上がる。 最後に、力を入れ過ぎないよう力を入れ、形を整え、 皿に乗っける。 そうだ、軍艦巻きも造ろう。 海苔をハサミで切り、酢飯の周りにクルリと丸める。 止めは、米粒だ。 こいつも、酢飯少な目、 上部のウニやイクラ、シラス、マグロのネギトロたっぷり。 こぼれ落ちんばかり。 「ブリのあぶりちょうだい!」 『あいよぅ~』 食事中の、注文にも応じる。 ガスバーナー使用、目の前で、ゴ~~とあぶる。 落ちた脂に火がつき、燃え上がり、演出効果抜群となる。 子供たちはおおいに喜び、部屋かけまわり、 下戸は炬燵で丸くなる。 「手巻きが食べたい!」 『あいよぅ~』 海苔に、様々な魚や野菜を放り込み、クルリと三角形にして、 ヒョイと手渡す。 「海苔巻きぃ~!」 『あいよぅ~』 大きな海苔を巻き簀にのっけ、溢れんばかりの魚や野菜を並べる。 グルグルグル。 酢飯少な目、具材ばかりの海苔巻きが出来た。 アレッ、酢飯五合が無くなった。 食べつくした。 よし、新たに炊いてあった五合の白米で続きをやろう! 寿司は掃除機のように、皆の腹に吸い込まれるのであった。 #
by ishimaru_ken
| 2015-12-20 05:34
| その他
ジャクサとは、 日本の、宇宙を切り開いている組織だ。 その秘められた組織が、神奈川県の相模原市にある。 アメリカにおける、NASAだ。 秘められたと言ったが、あんまり秘められてない。 車のカーナビで、 <ジャクサの食堂>と検索したら、 いとも容易く、表示された。 そんで、いとも容易く駐車場に車を停め、 いとも容易く、食堂にたどり着いた。 「宇宙食ランチとか、あるんじゃない?」 「チューブで飲まされる定食とか?」 ドキドキしながら、ジャクサの食堂の扉を開ける。 入ったとこに、自販機がある。 ふむ・・自動販売機でチケットを買うシステムらしい。 ふむ・・A定食とかB定食とか、カレーライスとか、 うどんとかで、 期待していた、ビックリするメニューは無い。 <アジ塩焼き定食>のチケットを買った。 トレイを持って、ならんだ。 差し出された焼き魚を見た。 ふむ、こいつは、サワラの切り身を焼いているゾ。 アジではない。 サワラだ。 喰ってみると、美味しい。 ふんだから、味に文句はない。 しかし、科学組織として、どうなのか? サワラをアジとして、表示していいのか? たかが、ランチメニュー。 しかし、あの、 <はやぶさ>の奇跡の生還を果たしたジャクサである。 今では、金星探査機【あかつき】を、 かほど微妙な計算で、再投入させ成功させた、 恐るべき緻密な計算が出来るジャクサである。 そのジャクサが、 サワラをアジと間違っていいものだろうか? #
by ishimaru_ken
| 2015-12-19 05:56
| その他
2019年の東京オリンピックに向けて、 首都圏では、ホテルが圧倒的に足りない。 そこで、民泊が、話題になっている。 民泊とは、 《空いている部屋に、旅行者を泊める》 マンションだの、空き家だのに、 海外から来た旅行者に、泊って貰うのである。 そうか、アレがそうだったのか! 今年、シベリアを旅した。 「はい、着きましたヨ」 500キロほど、暴れ車で運ばれ、たどり着いた町。 一応、フロントで受付をした後は、 ルームキーを渡される。 早速、部屋に入った。 あらっ、広いじゃない。 ホテルというより、マンションの一室じゃない。 やたら広い玄関。 テレビのあるリビング。 洒落たデザインの2ベッドルームに、 火を使えるキッチンルーム。 そして、お湯がふんだんに噴き出すバスルーム。 ウォシュレットはないものの、綺麗なトイレ。 東京だったら、 20人くらいのパーティに耐えられる広さあるじゃん! あとで知るのだが、コレが、ロシア式の民泊。 つまり、この地の、一般的な住居らしい。 私は、一か所に、一泊だったのだが、 もし、あそこに、連泊していたとしたら・・・ 快適かもしれない。 ホテルより、その国を密接に感じられる環境だ。 自由度も高い。 なにより、安い。 好い事づくめじゃないか! エッ・・では、問題はなかったのか? ふとキーを見る。 <506> 「え~と、エレベーターは?」 『ニェット(ない)』 えぇっ、エレベーター無いデ~スか? ボク、大きなバッグ持ってマ~ス。 20キロはあるデ~ス? 506って、5階デ~スか? 階段で上がるしかないデ~スか? 受付のおばちゃんが、 指二本で、歩くパントマイムをしてくれた。 #
by ishimaru_ken
| 2015-12-18 05:45
| 謙の発見!
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