《オフサイド》 サッカーのオフサイドがよく解らないと、 文句を言っているアナタ。 大丈夫です。 ラグビーのオフサイドは、実は、分かりやすい。 サッカーより、はるかに解りやすい。 先日、モールとラックという状況を説明した。 モールとは、立ってゴチャゴチャ揉めている状態。 ラックとは、寝転んで、ゴチャゴチャしている状態。 いずれも、その時、 《オフサイドライン》という線が出来る。 エンドラインと並行に引かれるバーチャルラインだ。 その線を超えて、敵方ディフェンスの選手は、 アタックできない。 おっ、私は今、バーチャルラインと言った。 テレビでは、アメリカンフットボールなどで、 ゲインラインをバーチャル映像で、<線>として、 表している。 では、なぜ、ラグビーでやらないのだろうか? たぶん、出来る。 審判経験者をスタジオに招き、マウスを持たせ、 バーチャルラインを、 瞬時に、「ここです」とポイントすればいい。 すると、どうなる? 仮に、オレンジの線が、グリーンの芝生の上に、引かれ、 そこを超えてアタックする敵方の選手は一目瞭然だ。 ピ~~~~ テレビを観ている観客は、 オフサイドの笛の意味が、理解できる。 「だって、超えたも~ん」 なぜ。取り入れられないのか? 恐らく・・・ ラグビーとは、紳士のスポーツである。 ゆえに、審判の判断が最高裁判所的な決定権を持つ。 あまりにもアバウトな状況を、 判断しているのが審判だ。 その権限に、あえて踏み込もうというのが、 このバーチャルだ。 どうです? 日本のテレビ局が先駆けてやりませんか? #
by ishimaru_ken
| 2015-09-30 05:51
| スポーツ
《ノット10m(テンメートル)》 読んで字のごとく、10mないヨ。 ホイッスルが鳴り、相手が反則を犯すと、 我らにペナルティキックが与えられる。 その時、すぐにボールを蹴ったとしよう。 ところが、敵の選手が、キッカーの10m以内にいた場合、 再び、ペナルティが与えられるのだ。 ピ~~~ その代償は、10mの前進。 「蹴る選手の邪魔をするな」という法則だ。 つまり、ホイッスルが鳴って、自分たち側に非があったと察知したら、 すぐに立ち上がって、10mの輪から逃げなくてはいけない。 もし間に合わなければ、再び、ホイッスル。 すると、キッカーは、10m前進してくる。 すぐ又、蹴る。 おっと、10m逃げそこなった。 ピ~~~ 又、10m前進。 それそれ逃げろや逃げろ! 代表レベルでは滅多にないシーンだが、 ぼやぼやしていると、このルール攻めにあう。 どんどん後退していって、トライなんて目にあう。 その昔、高校生レベルでは、時々お目にかかった。 《ノットテンメートルの罠》 子供の頃やった、鬼ごっこに似てなくもない。 このボールを蹴る役目は、 背番号9の、スクラムハーフがやるのだが、 彼は、きっと小学校の時、鬼ごっこが得意だったに違いない。 現日本代表の、田中選手にインタビューしてみたいものだ。 「鬼ごっこ好きでしたか?」 #
by ishimaru_ken
| 2015-09-29 05:45
| スポーツ
《スローファード》 自分の前方にボールを投げてはならない。 前方とは・・・ 敵陣に向かって立った時、両手を広げた方向180度、 それより前が、前方だ。 パスする時、ボールの軌道は、常に、後方でなくてはならない。 前方でさえなければ、 ずっと後ろでも、少しだけ後ろでも構わない。 「え~それじゃあ、前に進めないじゃないですか?」 その通りだ。 後ろにばかり投げていたのでは、いつまで経っても、 ゲインライン(最初のボールの基点)を超えられない。 そこで、選手は、常に前に走りながらパスを受け、パスを投げる。 どこかで、ゲインラインにいる敵の隙間を見つけ、突破するのだ。 もしくは、ドカ~ンとぶつかって、1mでも2mでも前進する。 うまくスルリと抜けると、大きく前進する。 敵もさるもので、タックルをしかける。 そこで、タックルを受けながら、後ろから走ってきた仲間に、 ヒョイとパスするのである。 意図しなくとも、ほんのちょっとでも前方にパスを放ると、 ピ~~ 「スローファード」 相手ボール、スクラムとなる。 スクラムって何? とは、聞かないで欲しい。 こいつはややこしい説明が長々続くので、あらためて・・ 「そんなのイヤだ、前に投げたい」 わがままを言い出した輩が作ったスポーツが、 アメリカンフットボールだ。 ところが、このアメフトでも、 ボールを落とすのだけは許さなかった。 昨日の、子供にでも分かる《ノックオン》の怖さがここにある。 #
by ishimaru_ken
| 2015-09-28 05:57
| スポーツ
《ノックオン》 ボールを自分の前に落としてはいけない。 日本的な言い方をすると、「お手玉はダメよ」となる。 日本のラグビーの試合を観に行くと、ホイッスルの大部分が、 このノックオンの違反であった。 ポロポロポロポロ いい訳は、色々ある。 「だって、雨が降ってるんだモン」 「だって、回転がむちゃくちゃなボールが来るんだモン」 「だって、僕ら、指短いんだモン」 今、指短いと言ったか? 確かに、日本人は、手のひらが小さい。 指短い。 片手でボールを掴んでいる諸外国の選手のマネが出来ない。 野球のボールなら落とさないが、ソフトボールは、 掴み損ねて落としてしまう、と云えば、分かり易い。 中には、バスケットボールを片手で掴むような巨漢と、 日本選手は戦っているのだ。 ところが、今回の日本代表は、ノックオンが少ない。 なぜだろう? 彼らは、この4年間、練習の中で、面白い試みをしている。 ボールに滑りやすい物質(油?クリーム?ワセリン?)を塗り、 パスの練習をしていたと伝わる。 ラグビーのルールは、判りにくい。 初めて観る人には、 なぜ、試合が止まってしまったのか理解できない。 しかし、ノックオンだけは、分かる。 「落としたヨ」 テレビを観ている子供らが口にする。 「あっ、又、落とした!」 指差している。 「アレッ、あの人、落としたのに、笛ならないヨ」 『今のは、後ろ向けに落としたからセーフ!』 審判は、ノックオンを見つけると、 片手を直角に曲げ、そのヒジを、反対の手で触る。 コレが、ノックオンの表現。 それを踏まえて、アナタに警告しておきたい。 アナタが寿司屋のカウンターで寿司を頬張っているとする。 ポロポロこぼしたとする。 もし、カウンター向こうの板さんが、ヒジに手をやったら、 彼は、間違いなく、元ラガーメンの寿司職人だ。 彼は、たしなめているのである。 (前にこぼすんじゃない!) #
by ishimaru_ken
| 2015-09-27 06:09
| スポーツ
《シンビン》 重大なる違反をした選手は、イエローカードを出され、 10分間、グラウンドの外に退出される。 二回シンビンをくらうと、退場になる。 シンビンなどと、いかにも日本語らしい語感だが、 イギリス語である。 SIN(罪)、BIN(蓄える箱) 20年前くらいから、用いられている。 「15人制なんだから、一人ぐらい減っても問題ないでしょ」 気軽におっしゃる。 ラグビーで一人少ないと、決定的な差がつく。 ラグビーとは、<誰か一人を余らす闘い>とも言える。 人数が非常に問題になる。 ゆえに、さぼっている選手が一人でもいると、そのチームは負ける。 「ひとり余ってますネ!余ってます!」 アナウンサーが声を振り絞る。 人数が相手より、一人多い局面を作れば、トライにつながる。 なんとか、その局面を作ろうとしているのが、作戦なのだ。 そんな時、シンビンにより、敵方が、一人少なくなる。 こりゃしめたもんだ。 日本代表が、初戦の最後にトライできたのも、 敵が一人シンビンでいなかったおかげでもある。 こんなルールは他のスポーツにあるだろうか? まずは、喧嘩から教えられるとさえ言われる氷上の格闘技、 <アイスホッケー> 溺れる為にやっているような水上の格闘技、 <水球> この両ゲームでは、一時的に、外に出されるペナルティがある。 やはり、格闘技とあだ名が付きそうなスポーツには、 必要なペナルティなのかもしれない、 それにしても、昔、ラグビーに、 シンビンルールがなかった事自体が驚きだネ。 #
by ishimaru_ken
| 2015-09-26 05:39
| スポーツ
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