明日3月20日14時からの第三試合目に登場する。 初の選出である。 なぜ、わざわざこの情報を載っけているのか? 遡ること20年ほど前、和歌山県の道路をテレビ番組の ロケ車で走っていた。 ロケ帰りだったので、ぼんやり窓の外を眺めていると、 ある文字がビルの壁に書かれてあった。 〈耐久高校〉 驚き、びっくりし、家に帰るなり、 その頃から始めていたこのコーナーに謙の発見として、 お話しを書いた。 《耐久高校〉2006年4月5日 すると、しばらくして―― 「こんなけしからん事を書いている輩がいるゾ!」 お叱りをいただいた。 さあ、その後である。 《稲村の火》という津波の実話がある。 和歌山県の醤油屋のご当主《浜口儀兵衛》氏が、 津波から村人を救う実際の話しである。 この儀兵衛役をドラマ「仁(じん)」の中で演じていた私を、 津波防災のシンポジウムに呼んでいただいた。 その壇上に居た所、 「アイツじゃないか、我らの高校をバカにしたのは!」 会場で声があがった。 我らの高校とは、儀兵衛氏が耐久高校の創始者だったのだ。 とっさに、「その通りでございます」 と深々と頭を下げた。 しかしながら、それよりずっと前に私は、 和歌山まで出かけていたのである。 《耐久高校へ行こう」 2014年5月18日 かくして、おバカな話は終わるハズだった。 ところが、かの耐久高校がついに甲子園に出場するのである。 そこで、最初に調べたのは、他の出場校に、 「キュウ」の付く高校がないかと云うことだった。 結果は残念ながらない。 それでも、構わない。 私は全霊で応援する。 そして、校歌を熱唱してみたい。
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by ishimaru_ken
| 2024-03-19 05:30
| 昔々おバカな話
石丸謙二郎著 敬文舎 3月25日発行 「みなわかシリーズ」第五弾となる。 ~みなけりゃ分からないと題名がうたれたシリーズだ。 今回は、第一弾の《山は登ってみなけりゃ分からない》 に続き、「山」の話に特化してみた。 それも、「山中に泊まる」をテーマに、語った。 アナタは山の中で泊まったことがあるだろうか? それは、テントであり、山小屋であり、キャンプであったりする。 季節も春夏秋冬いつでもあり、さまざまな泊まり方がある。 私の本はノウハウは語っていない。 基本的に、おかしなお話ばかり。 友人のツッシーによれば、 「読む漫画ですネ」となる。 ふざけている訳でもなく、真面目に書いているつもりなのだが、 いつのまにか、おかしな話に終始しているらしい。 今回は、俳優の小林綾子さんに、末尾を結んでいただいた。 表紙の帯に写真まで乗っけてくださった。 おかげで「彼女が本を出版した」のだと、誤解まで生んだ。 小林さんも、山登り大好きなので、 誤解すら喜んでいただけるだろう。 今の時代、ネットで本を買うのが主流かもしれない。 ネット検索の際、《けいぶんしゃ》は、敬文舎です。 #
by ishimaru_ken
| 2024-03-18 05:44
| その他
ん・・・《延伸》? 延はのびる、伸ものびる。 のびてのびて届いたという意味だと理解する。 長い間待ち続けた感が、いやが応でも伝わってくる。 これまで、こういう場合の漢字としては、 《延長》が使われていたような気がする。 この漢字では、ガバッと伸びた感じを受ける。 それを、《延伸》となると、 ジリジリと伸びた感覚を受ける。 実際、富山あたりから、ジリジリと毎年毎年、 少しづつ伸びてきた感がある。 数年に一回、どこかの駅でクスダマが割られていた。 さらに言えば、《延長》では、「ここでお終い」の響きがある。 《延伸》と言えば、「まだまだこの先~」との意気込みすら感じる。 「この先」とは、 山陰の兵庫から鳥取、島根、山口に至る、海岸沿い。 真冬の雪降る地帯を通過せねばならず、 様々な課題があるだろう。 しかしながら敷設が遅れた分、技術力は増したハズ。 「そうだ、白山に登ろう!」 都心から、3時間かからずに福井駅に着く。 最短一泊二日で、白山登山ができる。 2泊すれば、アチコチ回れる。 山小屋が開くのは、5月の声を聞かねばならない。 それでも素泊まりだ。 本格的オープンは、7月となるだろう。 白山は、高山の花の山と言われる。 知識としては良く知っているつもりだが、 実際行ってみると、山は登ってみなけりゃ分からない。 その上、山は泊まってみなけりゃ分からない。 そうだ、私の新しい本が発売開始となった。 その名も、 #
by ishimaru_ken
| 2024-03-17 06:01
| その他
《東西南北が分かる能力》 などと訳の分からない話をしたのだが、 そのチカラが発揮されない街がある。 《大阪》 それも梅田。 45年前から、梅田の街には何度も訪れている。 先月も、《奇人たちの朗読会》の舞台公演で、おもむいた。 公演後、夜の街に繰り出すのだが、 方向感覚がデタラメになっている自分がいる。 地下街に入ると、いま自分が東西南北の、 どっち向き歩いているのか理解できていない。 山の中では曇っていても、それが分かるのに、 なぜか梅田では、おかしくなる。 なにか私を幻惑する妨害電波でも出ているのだろうか? ここで、パソコンを例にして考えてみよう。 アナタがパソコンを買うと、最初に初期設定をする。 パソコンとは縮めた呼び方なので、引き延ばすと、 《パーソナルコンピュータ》となる。 つまり、個人設定である。 アナタの方向性を最初にきちんと定めないと、 迷走する可能性がある。 言い換えれば、上下左右前後の感覚をパソコンに覚えさせる。 それと同じ事が、旅をして知らない街に行った時におこる。 最初にその街に着いた瞬間に、 私の中のナビゲーションシステムが動き出す。 「こっちが北」 無意識の方角を身体が覚える。 ところが―― どうやら、45年前に初めて梅田に着いた時、 私のナビが、180度、逆に働いてしまった。 「コッチが北」と感じた時、じつはその方角は、 《南》だったのである。 夜だったセイなのか、疲れてぼんやりしていたセイなのか、 それとも誰かに「こっちが北」と指さされて強引に信じたか、 その日だけ、梅田の地で逆転現象がおきた。 その方角を信じたまま、ひと晩過ごしたようだ。 この《刷り込み》が、パソコンにおける初期設定となった。 パソコンならば、初期に書き直せば、なんとかなるが、 人間の場合、そう簡単ではない。 その後、何度も訪ねる度に、 《間違った方角情報》を信じたままに動き歩いていた。 刷り込みを重ねたのである。 いまでは、「それは違うよ」と訂正を脳みそに送るのだが、 いったん決まった方角情報は覆らない。 私の中で、そんな街は梅田しかない。 面白いのは、夜がふけてから新幹線で新大阪駅に着き、 いざ梅田の街に向かう際、自分に言い聞かせる。 「いいかい、コッチが北だヨ」 言い聞かせ続けて梅田の駅で降り、 地下街だの街の中を歩いている。 ふと、ほかのことに気をとられていると、突然、 世の中がグルリと反転するかのように、まわるのである。 《めまい》にも似たこの現象は、うまく説明しにくい。 「アンタがさっきから呟いている《北》は《南》だよ」 とばかりに、間違ったナビが逆転作業をする。 まるで地球がグルリと回る感覚に近い。 カーナビでヘアピンカーブを走っているとき、 距離値を最大にして、 日本列島全体が見えるように設定すると、 ハンドルを回せば、日本列島がグルグル回る。 あれに似ていなくもない。 45年の誤解を解くのはむつかしい。
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by ishimaru_ken
| 2024-03-16 05:28
| 昔々おバカな話
東西南北の方向感覚は、いつでも備わっているのか? ・地下でも発揮できるのか? ・目隠しをして連れていかれても分かるのか? ・眠って起きた時でも分かるのか? のか?と自分で問うてみたのだが、 検証してみた事がないので、よく分からない。 先日の志賀高原スキー場で発揮されたように、 困った時に、湧き出るように発揮されるのは確かである。 では、いつどうやって、その能力が備わったのか? ひょっとすると―― 私は、子供の頃から、引っ越しに明け暮れていた。 父親の職業の為に、1年に1度転勤をさせられた。 家族は、新しい地に行くと、まず会社が指定した社宅に入る。 父親はソコが気に入らない。 戦争で苦しんだ分、なにか楽しいことをしたがっている。 ひと月の間に、家を探してくる。 すぐに引っ越す。 つまり1年に2回の引っ越しとなる。 けんじろう君は、その地に住み始めると、 春休みに町を歩きだす。 デタラメに歩き回り、なんとなく家に帰ってくる。 やがて4月の学校が始まるのだが、その前の3日間で、 ほぼ町の全容を把握していたフシがある。 したがって、どこかに連れていかれて、ポトンと降ろされても、 自力で帰ってくるのである。 歩く伝書鳩となっている。 鳩のように、目隠しされても帰ることができるかと問われると、 たぶん、無理だと思われる。(検証はしていない) このような引っ越しを続けて、17才で東京に出てくるまで、 大分県内の、23の家に住んでいる。 東京はさすがに広く、なんとなくの把握にひと月かかった。 しかし、35才の時初めて訪ねたニューヨークの街は、 碁盤の目のようになっているので、 3日でどこでも行けるようになった。 っと、ここまでは、その能力(のうりょくと言えるならば)が、 どうやって備わったのかのヒントかもしれない動きを述べた。 実は、私には1歳違いの兄がおり、同様な幼少期を過ごしている。 ある日、この能力について質問してみた。 「どこからでも戻って来られるかな?」 「うん、たいがい大丈夫だな」 返事は短かった。 やはり後天的な授かり方をしたことが証明された。 弟の私は、さらに山にも登っているので、 この方向感覚が顕著に磨かれた。 日本中の町々も歩き回っているので、さらに鋭くなる。 特に、初めて訪ねた町では、敏感に針がふれる。 ところが―― ある街では、いまだにこのチカラが発揮されないのである。 #
by ishimaru_ken
| 2024-03-15 05:25
| 謙の発見!
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