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山道に迷ったら

山道に迷ったら_e0077899_05042715.jpg
 山登りをしている最中に、道に迷った時どうする?

この解決策は、昔から決まっている。

《元に戻る》

歩いてきた道を戻るのである。

いかにも簡単な作業にみえる。

ところが、そうは簡単ではない。

特に山を下っている時に、道に迷った場合、

《元に戻る》とは、登り返すという意味になる。

ただでさえ、頂上から下っているのだから、かなり疲れている。

その状況で、「もう一度登れ」という指令を受けて、

反応できるだろうか?


ハァハァと吐息を吐きながら、選択を考えている。

(登り返すべきか?)

(このまま下るべきか?)


答えを最初に述べておこう。

下ると、生き残る可能性が低くなります。

登山道とは、長い間、先人たちが築いてきたもので、

安全に里に帰る最善の道なのである。

どんな低い山でも、やみくもに歩いて頂上には行けないし、

下るのも至難である。


試しに、標高250mの裏山にチャレンジした私は、

たった250mの高さをクリアするのに、

日の出から日没までの12時間かけたがリタイアした。

つまり登れなかったのである。

リタイアどころか、もう少しで遭難寸前でもあった。

(遭難した時の為の装備はふんだんに持っていたが、

 それでも、もし単独でケガしていたら、どうなったか・・・)

後日その山を通常コースで登ったら、40分で頂上に!

40分VS12時間

クリアVS遭難

どうです?

あぶない道にチャレンジしますか?

安全に降りますか?


ってなことを考えている時に、スマホを見ていた。

最近のスマホ(アイフォン)には、《戻る》という機能がない。

戻る印がないので、画面を前の画面に戻すのが、

非常にむつかしい。

いったん、押し間違ってどこかへ行ってしまうと戻れない。

つまり道間違いをした場合、なみくもに突き進むしかない。

どうしても戻りたければ、

その画面そのものを消してしまうしかない。


山は消してしまえないので、遭難。

スマホは、遭難しているのに、消してしまう。

すると、最初から始めなければならない。

ふりだしに戻った訳である。

ガックシ・・・

山道に迷ったら_e0077899_05043404.jpg


# by ishimaru_ken | 2022-05-25 05:02 | スポーツ
ゲストハウス

ゲストハウス_e0077899_06445531.jpg
 たまにゲストハウスに泊まることがある。

ゲストハウスと横文字の宿だが、いわゆる民宿だ。

その昔、旅館やホテルにくくられない泊まり場所を、

民宿と言った。

お寺などから始まったのではないかと思うが、

《自分チに泊まってもらう》のである。

 民宿の場合、それが発展して、最初から宿泊用の部屋を造り、

旅館との区別がつかなくなった所もあった。

法律的にも、きちんと民宿は確定され、消防法などでしばられている。


では、ゲストハウスは、何が違うのだろうか?

これまで泊まったり、見せてもらったりした場所の感じでは、

まさに自分チの家を多少イジルだけで、

そっくりそのまま泊めてもらうシステム。

それに加え、決定的なのが、飯は出ない。

自分たちで、食材などを買ってきて、持ち込み、

台所で作る。

 古民家風もあれば、現代建築の立派なものまである。

大人になって出ていった子供たちの部屋が、

泊まり部屋になっている。

風呂もそのままだ。

ただしトイレだけは、大概ウオシュレット付きのキレイな所が多い。

需要と供給のキモかもしれない。

料金は安い。

3000円~5000円ほどで、台所には醤油やソースなど、

家庭にありそうな調味料はそろっている。


私のように、ひとんチに泊まるのが好きな人には、

たまらない施設と言えよう。

キャンプはどうも・・・という方には、良いし、

子供づれで安くあげたいし、楽しい旅を求める家族には、

お似合い。

単独のバックパッカーにも、喜ばれる。

 その昔、芭蕉や曽良たちが全国行脚の際、

「のみしらみ 馬のしとする まくらもと」

と詠んだのは、ゲストハウスの走りだったのかもしれない。

ゲストハウス_e0077899_06444727.jpg
    大分 蒲江 屋形島ゲストハウスの窓から


# by ishimaru_ken | 2022-05-24 05:44 | 謙の発見!
そこは蒲江

そこは蒲江_e0077899_06142623.jpg
 大分県に、《蒲江》かまえ という町がある。

県南の佐伯市(さいき)の中にある。

50年ほど前には、大分県の中でも、とおいとおい田舎であった。

どうやって訪れればいいのか、悩みぬくほどの田舎の代名詞だった。

汽車を乗り継ぎ、滅多に来ないバスに乗り・・・

 それが今や、高速道路が通じて、あっという間にたどり着ける。

では、今なぜ蒲江なのか?

時代に取り残された町や村は、貴重である。

まず自然がふんだんに残されている。

自然があれば、人の性質もおだやか。

自然とは、蒲江の場合、海。

魚がわんさか!

大分県の県南は、数10キロにわたる完璧なリアス式海岸。

湾奥深く入り組んだ海岸線と、小島でできている。

その上、豊後水道という超のつく速い潮。

 


そのリアス式が始まる北の端が、佐賀の関と言って、

ブランドサバである《関サバ》の生息地だ。

そして南の端が蒲江なのである。

佐賀の関から蒲江までのリアス式は、三陸のソレを越えている。

日本地図をひらいてみると分かるが、

これほど入り組んだ海岸線は、ほかにないと言える。

岬と引っ込んだ奥の差が、非常に大きい。

長さもさることながら、グジャグジャ感は、海岸に敷かれた道を、

車で走ってみると分かる。


目の前に見えている向こう側に行くのに、

なんども海に向かって走ったり、山に向かって走ったり、

いっかな辿り着かない。

仮に佐賀関から蒲江まで、直線で100キロほどなのに、

海沿いに道を走ったら、その10倍は走ることになりそうだ。

しかも、岬の先っちょまでの道はない。

途中、どこかでトンネルでバイパスする。

運転する者はいいだろうが、同乗者はまず酔ってしまう。


リアス式海岸とは、山の中にある山脈がそのまま、

海に沈んだ状態と思えばよい。

浸食された山並みの等高線に道路を造るには、

行ったり来たりの出入りを繰り返す。

まさに、大分県南の出入りである。

その分、魚の漁礁となりやすく、昔から魚種も量も豊富だった。

さすがに昨今、減ってきたと言っても、元本が違う。

釣り人には垂涎の地域となっている。

これでアクセスさえ良ければと、昔から言われてきたのが、

ついにアクセス良し!となったのだから、たまらない。


魚は釣るばかりではない。

養殖も盛ん。

釣るだけでなく、魚を観たいと、スキューバダイビング目指して、

人が集まるようにもなっている。

サンゴだって在るのだから・・・

ちなみに漁港の船着き場の海面をのぞき込んでみると、

鯖だの鯵だのイワシだの、小魚がわんさか泳いでいる。

目にも鮮やかな青い魚は、ソラスズメダイだと、

地元の人が教えてくれた。


秘境と言われた地が、逆転してきて我らを喜ばせる地になる。

時代が変わった。

移り住む人たちが増えたのも理解できる。

わんさかを許容できる土地と人がおられるのが、

大分の良いところかもしれない。

そこは蒲江_e0077899_06135416.jpg


# by ishimaru_ken | 2022-05-23 05:12 | その他
ペリカンマンゴーの食べ方

ペリカンマンゴーの食べ方_e0077899_10023776.jpg
 《ペリカンマンゴー》

このマンゴーの食べ方は、これに限る。


~台所でのかぶりつき~

まず、ペリカンマンゴーをバナナ剥きする。(冒頭写真)

最初のひとかじりは、先っちょの2センチ。

すると、先に固く平たい種が出てくる。

ここを指でつまみ、クルリと上下逆さまにする。

次にバナナの皮ならぬ、お尻の部分をはぎとる。


はぎとったお尻の部分にかぶりつく・・同じく2センチ。

やはり薄っぺらい種が出てくる。

ここを反対の手の指で掴む。

するとどうなる?

今、種の右端と左端をつかんでいる。

その間に、黄色い実がタワワにふくらんでいる。

原始時代の漫画ギャートルズに出てくる、骨付き肉に似ている。


さあ、台所のシンクの上にしゃがみ込もう。

汁が垂れてもいいように、首をさしだし、下目使いになる。

ここからは、口でかぶりつくと言うより、

歯でこそぎ取るイメージでのぞみたい。

特にアゴに近い方の歯を活躍させたい。

下から上にこさいで、口中にとりこむ。

ブルドーザーで柔らかい土砂を下から掬っている感覚でいきたい。

 なぜ下からなのかと言えば、

もし上からショベルカーのように、こそいでやると、

失敗してシンクに落としてしまう可能性があるからだ。

(実際、過去に落下事件があった)

マンゴーの場合は上からのショベルカーより

下からのブルドーザーを使おう。


片側をこそぎ終わったら、クルリと反転させ、反対側にかかる。

ここまで、1分が経過している。

もっとゆっくりしても良いのだが、あまりのろい作業では、

前かがみしている腰に負担がかかる。

ほどほどがよろしいようだ。


さて反対側も全部こさいだ所で、いったん顔から種をはなす。

遠くから見て、土木作業の進捗状況を確認する。

現場監督のつもりになるのが正解。

あまりの旨さに、いい加減にこさいだ形跡が逆にうれしい。

仕上げの楽しみが残っている。

仕上げは、お尻の方を片手に持ち、

ソフトクリームをなめる時の要領で、こさいでゆく。

これも、端っこを持ち替えながら、種の両面をくまなく、こさぐ。


できた!

(食べたではない)

マンゴーの種の彫刻が「できた」のである。

ゆっくり体をおこし、種をゴミ箱に放り込み、

(えっせっかくの彫刻捨てるのかい?)

気にせず、洗面所に向かう。

顔を水で洗う時間となる。

マンゴーの汁が口の周りにへばりついている。

丁寧に懸命に洗いましょう。

フィニッシュは、歯の間に詰まった繊維のスジ。

ブルドーザー使用時には、スジが下の前歯に刺さる。

歯間ブラシでコシコシやりましょう。

なんやかや――

5分間のペリカンマンゴータイムでした。

ペリカンマンゴーの食べ方_e0077899_10025638.jpg


# by ishimaru_ken | 2022-05-22 05:56 | その他
日本酒の度数を下げられるか?

日本酒の度数を下げられるか?_e0077899_19345594.jpg
                  関サバの刺身 大分にて

 こんなモノが欲しい。

日本酒の話である。

日本酒の度数は、おおむね14度~16度。

ワインなどの醸造酒とほぼ同じ度数。

度数という言葉が分からない、酒をたしなまない方に説明を。


度数が高いほど、同じ量をのんでも酔っぱらってしまう。

《ウイスキー》は42度。

《沖縄の焼酎》は、35~42度。

《アブサン》という、酒を呑みながら野球をやっていた、

漫画の主人公の呑んでいた酒は、60度を超えている。

《フェンチュー》という中国の酒には、80度を超えるものもある。

《テキ~ラ》は、60度を超えるものも・・・

ロシアの《ウオッカ》は、40度以上90度未満。

恐ろしい。

ちなみにビールは、3~5度程度。


では、日本の居酒屋で大勢を占めている焼酎はといえば、

20度~25度あたり。

なのだが、焼酎は水で薄められて呑んでいるので、

実質は、4~8度ほどで胃袋に流し込まれる。

ゆっくり酔いたい日本人には、適している。


っという事は、水で薄めない日本酒の場合、常に度数が、

ある程度高いモノを体に取り込んでいる。

世のお父様、おじい様には、身体への打撃が強い。

若いころならいざ知らず、日本酒をグビグビとはいかない。

いかないものの、刺身などの酒の友を横におくと、

やはり日本酒を呑みたい。

チビチビやりながら、刺身に舌を叩きたい。


ここでジイ様に特化して考えてみよう。

酒は呑みたいが、量が飲めない。

その理由は、度数が高いからだ。

仮に、日本酒1号を呑みながら、酒の肴を頬張っていると、

肴を体内に取り込む量と、日本酒の量が吊りあわない。

それは、度数が高いからである。

焼酎ならば、薄められたアルコールなのだが、

薄められない日本酒であれば、対応できない。

そこで――


度数の低い日本酒はできないのだろうか?

味わいを抑えることなく、アルコール度数だけ低い日本酒。

現代のワザを駆使すれば、出来ると信じている。

なのにまだ見たことがない。

理由は、

 「んなもの誰が呑む?」

という考えだ。

いえいえ、呑みたがっている人はたくさんいると思う。

高齢者は勿論、若者や女性でも、あの味わいは、

日本料理に合うことは分かっている。

 「でも、度数がねぇ~」

とお嘆きの貴兄貴姉たちが求めているのである。


さあ、あとは造り酒屋の勇気だけだ!

と、祈っております。

日本酒の度数を下げられるか?_e0077899_19351420.jpg
     鯖の漢字のつく日本酒 すいしょう


# by ishimaru_ken | 2022-05-21 05:33 | 謙の発見!


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