え・遭難なの?
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 「おかしいんじゃないか?」

道迷いをしているんじゃないか・と隊員が云う。
滝田隊員だ。

神奈川の丹沢に、檜岳(ひのきだっか)という山がある。
1076mと、高くもなく、低くもない山なのだが、
そのアプローチが、ユニークだった。

基本が、沢登りである。
沢登りとは、川を遡行するのである。
遡行とは、流れの下の方から、
上に向かって登っていく行為である。
我らが歩いているのは、一般道であるから、
「ここ歩けワンワン」的な、道標(みちしるべ)が、
常に記されている。
つまり、道に迷うことは、ほとんどない。

その、ほとんどに掴まってしまった。
どこかで、道を間違ってしまったらしい。
極端な、急坂になり、藪こぎが始まった。
やぶこぎとは、読んで字の如く、
自然そのままのやぶを、突き進むのである。
イバラに刺されるのは、当たり前。
急斜面で、滑落しそうになるのも、当たり前。
ルートは、自分で切り開く。
すべては、自分のなせるワザでしかない。
そんな時、冒頭のセリフが後ろからとんできた。

「おかしいんじゃないか?」
道がおかしい。
間違っていると、滝田くんが口を尖らせている。
ふむ、私も、おかしいと感じている。
「遭難してない?」
滝田くんが、さらに追い打ちをかける。
ふむ、私も、遭難しかけていると感じている。
しかし・・

小学生の頃、私は山の中を歩き回っていた。
登山道からわざとハズレ、藪やら岩やらを乗り越え、
勘を頼りに、登山道にひょっこり戻ってきた。
山に登るとは、山で遊んでいる訳で、それが楽しかった。

そして今、実際登山道をハズレてみると、
山というのは、いかに歩きにくい場所かと痛感する。
しばし、腰に手を当てていた私が、決断の言葉を発する。
「元の場所まで戻ろう!」
元とは、随分さかのぼる元である。

しかして、随分さかのぼった箇所で、
正しい登山道を発見したのであった。
ヒエ~~~
我らは、イシマル隊長の見落としで、
小一時間、彷徨をよぎなくされたが、
山の怖さと楽しさを両方味わったのであった。
(山の自然保全の為、わざと登山道以外を歩いてはいけません)
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# by ishimaru_ken | 2018-04-22 05:53 | スポーツ
角角鹿鹿 かくかくしかじか
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 この道路標識に注目してほしい。
通常、鹿注意の標識では、一頭のオス鹿が、
ツノをおったてている様子がデザインされている。
ところが・・

先日、東京は奥多摩の周遊道路を走っていたら、
この(冒頭の)看板だ。
始めて見た標識。
オスの鹿が二頭、逃げハネている。
看板的には、
「こんなに沢山の鹿が出没しますヨ~~!」
と呼びかけている。
複数ですヨ~と歓呼している。
鹿の看板に慣れてしまったドライブ好きの運転手を、
驚かせようとしている。

「な・なんだ?今の看板は?」
通り過ぎたのに、
歩いて戻ってまで確認するドライバーも現れる。
(私のことか)
写真まで撮って、しばし感動していたりする。
(やっぱり私のことだ)

滅多にない看板だよナ、どうやって制作しているんだろう?
疑問が湧く。
なんでも、単品を作ると、値段が高くつく。
例えば、オリジナルティシャツを10枚作るのと、
100枚作るのは、ほとんど値段は変わらない。
極端にいえば、一枚だけ作るのとも、変わらないかもしれない。
そのデンでいけば、このダブル鹿看板は、
まさか、一枚ではないだろう。
私が奥タマで、タマタマ見つけたのが一枚であったのだが、
どこか他にもあるに違いない。
違いないと思いたい。

発展形鹿看板《発注》という発想をした人の、
その後の、さらなる思いつきに期待したいものです!
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# by ishimaru_ken | 2018-04-21 05:42 | 謙の発見!
水道管のお湯の待ちぼうけ
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 「おかしいな?」
 前々から苦々しく思っていた事に、
改めて苦々しく思ってみた。

水道管から送られてくるお湯である。
蛇口をひねると、お湯が出てくる。
といえど、すぐに出てくるのではない。
しばらく冷たい水が出る時間がある。
やがて、お湯に変わり、ちょいと使って止める。

さあ、ここで想像してみよう。
今、私がひねって止めた水道管の中はどうなっているだろう?
給湯器から送られた管の中にお湯が溜まっている。
我が家の場合だと、5m程にもなろうか・・
そのお湯は、次第にさめてゆく。
仮に、一時間後に再びお湯コックをひねると、
かなり冷めた水が動き始め、
再びお湯になるまで、おくり続ける。
つまり・・

お湯をちょいと出す為に、相当の無駄のお湯が、
水道管の中に溜まっている訳だ。
たとえば、ちょいと口をすすぐ。
その時・・
私の感で申すと、200㏄しか使わなかったのに、
なんリットルもの押し上げ予備軍のお湯が無駄となって、
水道管の中で使われなかったままで待機している。
使った量の10倍が、無駄になっている。
コレでいいのか、ドン!(机をたたいた音)

すると、肩をすくめる方の意見もある。
「それはネ、文明の進化の誤差として許されるんじゃないの」
「余裕という名の贅沢ですヨ」
「これまで、そのことに知らんぷりしてきたクセに」

ディベートでやり込められれば、負けてしまいそうである。
特に、三番目の「知らんぷり」に傷つく。
分かってて、知らんぷりしていたのは認める。
水道管内の義憤から目をそらしていた。
そこでだ・・・
この無駄を、全家庭的になんとかしたら、
相当のエネルギー節約になるのではないだろうか?
これは、知らんぷりなどと云う、こころの問題ではなく、
器械の装置開発の問題であろうと思える。
なぜ、いままで、この問題に着手してこなかったのだろう?
まだ間に合う。
何か、新たな発想案を!
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      おたまじゃくし
# by ishimaru_ken | 2018-04-20 05:37 | その他
霊仙山の不思議標高
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                         霊仙山山頂
 昨日の続き
~~~ ~~~ ~~~
 霊仙山(りょうぜんざん)1096m
そう、登山案内書に書いてある。
こっちの案内にもそっちの案内にも、1096mと書いてある。
ところが、私が登頂した山頂の表示はちがった。
1084m

山頂に立っている棒杭にしっかり書かれてある。
霊仙山山頂 1084m
となると・・
この12mの差はなに?
誤差の範囲を超えている。
山の高さは、小数点の加減によって、1mほどの誤差がある。
しかし、それには当てはまらない。

山頂で琵琶湖を眺めながら、頭をめぐらした。
その頭を、琵琶湖の反対側に、まるでエクソシストのように、
グルリと回した。
すると、その方向になんだか、
もうちょっと高い峰があるような気がする。
リュックを背負いなおし、向かった。
いったん少し下りまた登り返す。
6~7分ほど歩いたところに、ソコはあった。

《霊仙山最高点》 1096m

あんですと?
山頂が  1084m
最高点が 1096m
コレはどう考えたらいいのだろうか?

普通、最高点が山頂でしょ。
山頂より高いところがないから、山頂と呼ぶんでしょ?
ほいじゃ何かい・・
金メダルより銀メダルの選手の方が、記録が良かったのかい
今、ついオリンピックのたとえを使ってしまったが、
真相は、その辺にあるかもしれない。

答は、眺めと信仰かな。
琵琶湖を泰然と眺められるのは、山頂の方である。
最高点は奥にひっこんでいるので、湖は見られない。
逆に言えば、湖や里からは、
山頂は見えるが、最高点は見えない
よって、日本では珍しい山頂と最高点が別々の山が出来上がった。

・・のではないかと、私が勝手に想像しながら、
草原の山を大手をふって下ってゆくのであった。
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       霊仙山最高点
# by ishimaru_ken | 2018-04-19 05:29 | スポーツ
霊仙山に登る
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~~~昨日の続き~~~

関西の名峰伊吹山から眺めていると、
真南にまだ残雪を抱いている山があった。
近い・・
降りた翌日、すぐに向かった。
山の名前は、わかった。

 《霊仙山》りょうぜんやま 1096m

この山が驚きの山だった。
イントロからして、深山の深さがあった。
谷間を歩き始めてほどなく、緑の苔にまぶされた石垣が現れる。
石垣で囲われた屋敷跡だ。
広さにして30~100坪ほどの屋敷の跡地が、次々に出現する。
おそらく40戸を超える家が建っていたと思われる。
その昔、霊仙(りょうぜん)という名の僧侶がおられた。
日本で唯一の三蔵法師と言われたお方だとあとで知る。
いまは、杉の大木が住居跡に林立しており、
いにしえの時代の俤は、緑の苔の石垣だけ。

私はこの山を誤解していた。
このイントロの古めかしさと、霊仙というおどろしさに、
暗い山を想像していた。
ところが、この後、我らは驚きの喚声をあげることになる
まるで、テレビのバラエティ番組のような語りだったが、
実際その通りになった。

登り始めて一時間を越えたあたりで、ヒョイと、稜線に出た。
全く樹木がなくなった。
空と、薄茶色の草原と、灰白色の岩だけの世界となる。
「おお~アレは、《カレンフェルト》ではないか!」
それは、墓石型石灰岩とよばれ、山口県の秋吉台などにみられる、
石灰岩の独特の地形だ。
 「おお~アレは、《ドリーネ》ではないか!」
コレも、石灰石が溶けてできた大きなスリ鉢状の穴だ。

そうか、この山は全山が石灰岩でできている。
美しい。
火山でもないのに、火山性の草原となだらかな山容は、
女性的で、地球のいぶきを感じさせてくれる。

360度見晴らしの頂上からは、
巨大な琵琶湖の全景が首をふらずに眺められる。
南北64キロが、
私が両腕を90度に広げた範囲におさめられた。
よし、頂上で写真を撮ろう。
パシャリ!
標識には、1084mとある。
ん・・?
地図案内では、標高1096mの山でなかったかい?
この謎は・・また明日~
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     下の青いのは琵琶湖
# by ishimaru_ken | 2018-04-18 05:25 | スポーツ
伊吹山 登頂
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 新幹線で東京から京都に向かうと、
琵琶湖に近づいたあたりで、右側に大きな山が現れる。
気になっていた。
冬には、真っ白になり、
夏には、新緑と灰色のツートーンになる。
あの山はなに?

《伊吹山》いぶきやま 1377m
関西で、知らない人はいない山。
この界隈の近県の学校の校歌に歌われること、約370校!
っと聞けば、登らないではいられない。
ハッと気づくと、新東名高速道路のパーキングエリア、
『遠州森町』のレストランで、うな重を食っていた。

次の瞬間には、伊吹山の登り口にいた。
セッカチさは、映画のコマ送りである。
この山には、2008年までスキー場があり、華やかだった。
しかし、今はその名残りの草の平原が広がりをみせている。
ゆえに、さほど高い山ではないにも拘らず、
見晴らしがいい。
三合目から見上げる、伊吹山は壮観だ。
これから登る山容すべてを惜しげもなく見せてくれる。
この山に似合うのは、クラシック交響曲だ。
五合目まで登ると、
頂上までのソリ立つ壁の大迫力に圧倒される。
すると頭の中に、交響曲楽団のシンフォニーが鳴り響く。
ティンパニとシンバルが打ち鳴らされて、
管楽器と弦楽器が、大もりあげをしてくれる。

新幹線から眺めていた、モッコリした山の印象はない。
なんたって、標高差1200m。
なめて貰っては困る。
頂上に到着すると、日本武尊(やまとたける)の像があり、
白いイノシシの像があり・・
アレレ・・?
あそこに見えるのは、バス停じゃないのか・・?

改めて登山案内書をめくると、
晩春には、バスで9合目まであがって来られるそうだ。
小屋も数軒あり、食事もできるそうだ。
ふ~~~ん
今度は、それもやってみよう。

おっ、あの山はなんだ!
頂上から真南に、まだ残雪を抱いた山が見えたゾ。
よし、降りたら、明日あの山に突貫だ!
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# by ishimaru_ken | 2018-04-17 05:21 | スポーツ
空想登山 空想ウインド
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 最近、山の話ばかりしている。
すると、ウインドサーファーの友人から、苦言がくる。
「イシマルさん、ウインドやらないんですかぁ~?」
かぁ~と、ウラ声で迫られる。
やらないのかって?
ふふふ・・

ウインドサーフィンとは、
 風まかせのスポーツ。
 風しだいのスポーツ。
 風あってのスポーツ。

ゆえに、私の風情報アンテナは常に動いている。
一日のうち、数回、風情報にアクセスする。
あのゲレンデでは、南西の風10~13m。
敏感に反応している。
たとえ、ドラマのロケが入り、ウインドできない状況でも、
もし・・・
もし行けたならば・・
もし行って、海に出ていたなら、を想像し、
風情報を詳しく調べている。
もっと云えば、そのゲレンデに向かうべく、
高速道路の交通情報まで調べている。

これが、
「行った気になる」空想ウインドである。
遊びの世界は、そんな空想に満ちている。
登山もしかり。
「行った気になる」空想登山。

仕事で忙しい社会人は、常に空想世界に遊んでいる。

っと言いながら、昨日は、
風速14mでウインドサーフィンかっとび!
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# by ishimaru_ken | 2018-04-16 05:19 | スポーツ



石丸謙二郎
by ishimaru_ken
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