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宇佐のマチュピチュ
宇佐のマチュピチュ_e0077899_09063639.jpg
《〇〇のマチュピチュ》
ご本家のマチュピチュは、ペルーにあり、有名。
日本の各地にも、ご当地マチュピチュがある。
そそりたつ山があり、中腹に村があると、そう呼ばれる。
パミュパミュと同列の、口に出すのが難しい名前となっている。

大分県の宇佐(うさ)市にも、それを見つけた。
《宇佐のマチュピチュ》
いかにも強引な印象がなくもないが、
秘境であることには違いない。
そそりたつ岩山の名前が秀逸だった。
 《秋葉様》 あきばさま
山の名前がコレだ。
秋葉様山ではない。
《様》で完結している。
村のばっちゃまにお聞きしたところ、
「ああ~あれは、秋葉様じゃな」
堂々と応えられた。
「やま」はつかないんですか?」
「なんて?」
山とかそういう概念ではなく、ただただ神様のおられる所、
その神様が、秋葉様。

頂上への道を聞いたので、張られたロープをひっつかんで、
崖を登ってみると、てっぺんに、祠があった。
崖の上から眺めると、ばっちゃまの家が見えた。
なるほど、神様は最も高い場所におられると理解した。
宇佐のマチュピチュに住まわれる方たちは、年に一回、
テッペンの祠の周りの掃除をしにいくそうだ。

*私の私見
この山は元々、《秋葉山(さん)》だったのではないか?
しかし、神様を「さん」と呼んだらいかんじゃろと言いだして、
さん付けを、様に変えたのではないだろうか?
宇佐のマチュピチュ_e0077899_09065188.jpg
       テッペンの祠

# by ishimaru_ken | 2025-07-09 05:05 | 謙の発見!
それは本能です
それは本能です_e0077899_08432321.jpg
 猫が毛づくろいをしている様を見ていると、
「ああ~あれは本能なんだな」
親猫と最初から切り離され、単独で暮らしている家猫。
誰からも教えられなくとも、すべての猫が、毛づくろいをする。
本能ねぇ~ふ~~~ん
本能とは、と定義してみれば――

《教えていないにも拘わらず、
同種の動物がほぼ同じ行動をする》

と、いうことであれば、ふと、あれはどうなのだろうか?

朝、納豆のハッポースチロールのパックをパカッと開け、
中のしきりの透明ビニールをつまみ、横にズラしてゆく。
ズラすと、納豆のツブがビニールに付きにくい。
この行為は、誰にも教えてもらっていない。
ハッポースチロールの入れ物が登場した一回目から、
ズラしのテクニックを始めている。
ひょっとしたら、アレは本能なのか?

仕事のスタッフのひとりに声をかけてみた。
「ねぇねぇ、あれって、人間の本能かな?」
すると彼は、即答してきた。
「本能です」
なぜ、そう思うのか問うた。

「子供の頃、関西から関東に引っ越してきて、母親が、
 これ買ってきたから、どうとかしてと言われたんです。
 それが、納豆を見た初めてでして、ハッポースチールの
 容器に入り、どういう食べ物かすら分からないのに、
 上部のビニールの端をつまんでズラしていました」

彼のきっぱりした自信に満ちた答えにのっとり、
《納豆のビニールズラし》は、本能だ、と確定することにした。
そこで――
他に、人間の本能で行われている生活習慣を思い出してみた。

《ティッシュの箱からティッシュをつまむ》

指でつまもうが、口で引っ張り出そうが、
とにかく、あの形状を見ると、一枚引っ張り出そうとする。
初めて見たとしても、たぶん引っ張り出す。
必要とか、そういうことではなく、引っ張りたくなる。
たった一枚で引っ張り出しを終えてしまうのは、後天的に獲得した、
《もったいない》思考のセイだと思える。

 はい、ティッシュを引っ張り出すのは・・・
本能です。
 猫も、この本能を持ってます。
猿は、本能丸出しで、ひと箱出しまくったりします。
それは本能です_e0077899_08583845.jpg

# by ishimaru_ken | 2025-07-08 05:56 | その他
人はなぜ歩くのか
人はなぜ歩くのか_e0077899_10523989.jpg
 歩くのが好きかと問われれば、「はい」と答える。
しかし、電車やクルマに乗る習慣も身につけ、その上、
時間短縮という効率を考えるようになり、歩くのが減った。
時間短縮は言い訳と捉えられなくもないが、
仕事をする上で、《効率》は大切だと、大人は覚えた。
 この効率を、山の中でも時間節約に使っている。
それは車での移動であり、バス利用でもある。
登山口から下山するまでを、ワンセットとして考え、
それ以外は、自家用車やバスに乗ろうとする。
歩くのがイヤなのではなく、時間がもったいないと考える。
登山口まで、てくてくと2時間歩くのが、勿体ない。
その2時間を他で使いたい。
たとえば、キャンプとか、温泉とか・・・
もうひとつ山に登るとか・・・

江戸時代には、歩く以外に交通機関がなかった。
(馬はいたが、現代で言えば超高級車であろう)
文明が進化すると、人は歩かなくなる。
歩かない人の言い分も分かる。
「人生は短いので、たくさん動くには、歩かない方が早い」
やはり時間短縮の論理である。
では私は、なぜ、歩くのか?

《ひとまかせが嫌いだから》

この言葉はいかがだろう。
「周りの景色が見たいから」というのもあるだろうが、
それは、結果として付いてくるものだ。
「ゆっくりしたいから」
これも、結果かもしれない。
「健康になりたいから」
これもやはり結果としてついてくるご褒美に過ぎない。
歩く以外は、ひとまかせである。
「車を運転しているのは、自分ですヨ」
といえども、ガソリンだの車を作った人に、任せている。
《ひとまかせ》の感覚は抜け出せない。
ひとまかせにしない移動方法が、
《歩き》だと思っている。

さ、あの歌を唄いながら歩きましょう!
♪~あるこう~あるこう~わたしだけ元気ぃ~♪
人はなぜ歩くのか_e0077899_10533919.jpg


# by ishimaru_ken | 2025-07-07 05:51 | その他
登山口まで歩く人
登山口まで歩く人_e0077899_10434463.jpg
 山に登ると、帰りのバスに間に合わなくなる時がある。
最終便、17時とバス停に書いてあったのを、覚えている。
なんやかやで間に合わなかった。
さあ、どうする?
どうするもこうするもない。
《歩く》しかない。
ただでさえ、ふた山み山超えてきて疲れている。
しかも、雨まで降り出した。
「泣き面に蜂」の格言がふりかかっている。

そもそも山に登るという行動は、異世界に踏みこんでいる。
何があってもおかしくない状況に、応じようとしている。
通勤の列車が乱れたといって、文句を言うのと同列ではない。
自らが選んだ道なのだから、文句はない。
ゆえに、バスに間に合わなかった時に吐く言葉は――
「ま、しかたない」
これでいい。
あとは歩くだけ。

ところが、これは帰りの話だ。
行きに、登山口へのバス便がない場合もある。
昔は、しかたないからテクテクと1時間でも2時間でも、
歩いたものだった。
しかし、現代にそんな人は、まずいない。
バス便が無ければ、その山に行かないか、
乗り合いでタクシーを呼ぶ。
山に登る行為以外をするまいとする。
時間効率の考え方をもっている。

さあ、そんな今、滅多にいないのだが、
「あれっバスないのか・・・ほんじゃ歩こう」
歩き出す人がいる。
スマホの道案内にしたがって、ひと山ふた山超えて、
本来の登山口まで歩いてゆく。
ゆえにそのコースは、ほとんど人が歩かない道。
その人だけが見つけた道に成りかけている道。
先日、山の上から、その道を見た覚えがある。
その一帯は、ある意味桃源郷のような趣を醸し出していた。
あそこに行くには、どこから辿ればいいのだろう?
目を輝かせていたものだ。

山のマップにも載っていない道。
歩くのが好きな人だけが見つける道。
時折、こうやってご褒美が用意されている。
登山口まで歩く人_e0077899_10434819.jpg
冒頭の写真を拡大すると、その素晴らしい道が映っていた
右から左に、黄緑色になっている草原がそれ


# by ishimaru_ken | 2025-07-06 05:42 | 謙の発見!
歩く人
歩く人_e0077899_10190896.jpg
 「6月は335キロ歩きました」
歩く人がいる。
毎月、歩いた距離を報告してくれる。
彼は健康の為、歩いていたのが習慣となった。

 昔から、歩く人がいる。
小中学校の頃、大分県の田舎では、学校区が広かったので、
皆、歩くしかなかった。
バス通のバスもないし、クルマで送ってくれる親もいないし、
その車も無かった。
1時間歩くのは、当たり前・・・
中には、2時間歩いてくる友人もいた。

彼の家は、山の中腹にあり、行きは標高差100m下り、
デコボコ道路を背中にランドセル姿で、
てくてく歩いて学校までやってくる。
当然、帰りは、ラストに100mの登りが待っている。
なぜ、彼の家を知っているかと言うと、
ある日、遠足で学校から、遥か彼方まで歩いてきたら、
彼が突然指さすのである。
「あそこにある家が、ボクんチ」
皆が首が痛くなるほどの角度で見上げると、
「ボクんチがあった」
つまり彼は、朝この家から小学校まで歩いてきて、
皆と一緒に、遠足として歩き出し、自分チまでやってきた。
逆遠足をやったことになる。
「じゃあねぇ~」 別れようとしたら、彼が言う。
「学校まで帰らないと遠足にならないから、一緒に行くヨ」

ちょっと待てよ・・・ってことはだネ、彼は2往復する訳だ。
「足が痛てぇ~」大騒ぎしている仲間の先頭に立ち、
さっそうと歩いている。
彼にとっての《遠足》とは、「仲間と一緒に歩く」楽しみである。
距離はまったく意味がないと理解したあの頃――

私もまあまあ歩く方である。
18才で東京に出てきた頃、電車に乗るという習慣がなかった。
電車を汽車と呼んでいた頃、どこに行くにも、歩いて行った。
1時間、2時間歩くのは当たり前で、
当時住んでいた西武池袋線の《椎名町(しいなまち)》駅から、
小田急線の成城学園まで歩いたこともある。
 あるいは、大手町の喫茶店でアルバイトしていた時、
ストライキで都内の電車がすべて止まった一週間の間。
3時間かけて歩いて行った。
4時間働いて、ふたたび3時間かけて歩いて帰った。
効率の悪い通勤なのだが、歩いてきたのが私だけなので、
雇う側には重宝された。
だからと言って、ボーナスは貰えなかった。
「好きで歩いている」と思われたらしい。
まあ、その通りだったのだが・・・
歩く人_e0077899_10192318.jpg
  大分県奈多の海岸に大昔の灯台を見つけた

# by ishimaru_ken | 2025-07-05 05:18 | スポーツ



石丸謙二郎
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