
ウインドサーフィン用語を、三つ紹介しよう。
<アンダー> <ジャスト> <オーバー>
解り易い表現である。
自分にとって、風が、<弱> <中> <強>の意味だ。
さあ、その中で<オーバー>の話が面白い。
オーバーとは、自分にとってオーバー(強い)と云う意味だ。
ウインドサーフィンでは、ボードとセール(帆)が合体して
水の上を走る。
風が強くなれば、その合体した道具が小さくなる。
ウインドが解らない方の為に、<小さく>なるを、説明しよう。
ボードは長さも巾もボリュームも小さくなり、
セールも、平方メートルが小さくなる。
四畳半から三畳間になると、考えて下さい。
さて、そこで、風が強く辛い状態になった時の
ウインド用語をご紹介しましょう。
海から帰って来た仲間に私が問う。
イシマル「どう?」
彼 『
オーバー』
この状態は、彼にとって、嬉しいながらも辛い風域だと言っている。
イシマル「どう?」
彼 『
激オーバー、ハアハア・・』
この状態は、最早、身体がきしみの悲鳴を挙げ、
短時間しか海上に居られないと言っている。
イシマル「どう?」
彼 『
超オーバー!ゼイゼイ・・』
この状態は、陸に帰って来られたのが、やっとな程の
限界の風域である。
浜に帰ってくるなり、倒れ込み、しばし目をパチクリしている。
この様に、ウインドサーフィンの用語は単純である。
家電製品の洗濯機の名前の頭に付く、激とか超とかと変わりない。
ところが、更に激しい表現があった。
イシマル「どう?」
彼 『
クソオーバー!ざけんナ!』
この状態は、本人が、ざけんナと叫んでいる事から解る様に、
パニックに成りかけている風域である。
ざけんナと言う位なら、海に出なければいいのに・・
と思われがちだが、何故か、クソっ!と言いながら、
鼻水たらして出ていく。
洗濯機の名前には付けられない。
これ以上の表現は無いだろうと思っていたら、
まだ究極の言葉があった。
イシマル「どう?」
彼 『
ゲロオーバー!おえっ!』
食事中の方がいらしたらごめんね。
この状態は、吐いてしまう程、辛い海面を走ってきた・・
と言っている。
走っているとは言えるハズもない。
ほとんどレスキュー寸前の状態だ。
陸に帰って来られたのが不思議な位、過激な海に出ていたのだ。
そして、これらの用語は、
ウインドサーフィンの正式用語ではない。
我々ウインドサーファーが、
かってに日常的に使っているだけなのだ。
試しに、あなたがウインドサーフィンをしている人に近づき、
「さっき、ゲロオーバーでした?」
っと質問してみてください。
思いっきり握手されるか、
冷たい目で見られるかのどっちかです。