
<大西洋横断レース>
カナダのボストンを出発し、イギリスの港まで、
3週間に及ぶウインドサーフィンのレースが、
今世紀の初頭に繰り広げられた。
世界中から、選りに選ばれた数チームが参加した。
さあ~てと、我らがヤスタニさんのチームが優れものだった。
アンダース(年間2位)、テリテオ(様々な大会で優勝)、
マイカ(その年世界一)他、世界トップの選手を集めたのだ。
これだけの選手が集まれば、優勝間違いなし!
っといきたい所だが、
そうは、海の問屋はおろさない。
このレースには伴走船がついてゆく。
南氷洋を行く
砕氷船がソレだった。
砕氷船とは、船そのものを揺らして氷を砕く船だ。
つまり、わざと揺らす仕組みになっている。
揺れてナンボの船なのだ。
さあ、その船室に閉じ込められた選手たち、
いくら普段波に慣れていると云っても、
その揺れは半端でない。
北大西洋に進み出るや、おのおのゲロンチョが始まった。
なんたって、波高20mなんてのがやってくる世界なのだ。
そんな波の中をウインドサーフィンは走り続ける。
ジェットコースターを延々とやっている様なもんだ。
えっ、どうやって砕氷船から、ウインドの道具に移るのかって?
いい質問だね。
答え:
ウインドの道具を船の上から放り投げるのだ(高さ5~10m)
船主は、それめがけて飛び降りるのである。
えっ、どうやって、回収されるのかって?
いい質問だね。
答え:
砕氷船から、小さな救助船が降ろされ、それに乗せられた道具が、
クレーンで持ち上げられる。
えっ、途中で道具が壊れてしまった選手はどうするのかって?
嬉しくない質問だね。
答え:
一応無線機とかは、持っているけど、電波届かないだろうし・・
海の藻屑だろね。
そんな、レースで、
ヤスタニさん率いるチームが優勝を果たしたのだ。
完走しただけでも、素晴らしいのに・・
そして、実は、
このレースは、正式な世界大会の
模擬レースだった。
世界大会を2年後に行うと書いてある。
それぞれの
国代表チームを募ると書いてある。
その記事を見たイシマルがいた。
目をマンマルにしたイシマルがいた。
鼻に赤いティシュを詰めたイシマルがいた。
その話は、明日・・

イルカの群れ