連日、ミュージカルの練習が続く。
6時間以上、歌いながら跳んだり跳ねたりしている。
(トンだりも、ハネたりも、同じ漢字なんだな)
汗が何リットルも出て行く。
Tシャツが、大量な汗の餌食となる。
腰までビッショリになったTシャツを着替える。
着替えた直後から、すぐに汗が噴出す。
この汗の量は、もはや
リットルではないな。
ガロンで言い表さなきゃな。
従って、水分補給もガロンと飲んでいる。
恐らく、私の体内の水分は、3日で入れ替わっているだろう。
白いバラの花が吸い上げる水に、
青い染料を入れると、
青いバラが出来上がる。
あの応用で、私が飲んでいる水に、
害の無い青い染料を入れたら、
私は短期間で
青くなるだろうか?
そんな妄想まで湧いてきてしまう。
あれだけ噴出す汗を見ていると、
私の汗は、喉を通過したあと、
直接皮膚に向かい、
流れ出ているのではないか・・と思えてくる。
試しに、左腕を見ながら、
右腕でペットボトルをグビグビやった。
するとどうだ!
グビっ、ッジワ~
グビっ、ッジワ~
見事にシンクロして噴出してくるではないか!
「見て見て!」
と隣で、
やはりガロンまみれになっている川平ジェイに問いかける。
すると一言、
『全~然、科学的じゃないネ』
でもね、この押し出されるかの様な、汗を見ていると、
どうしてもアレを想像してしまう。
<トコロテン>
口の入り口から、入った水が、その入った圧力で、
腕の汗腺から、飛び出してゆく。
もしくは、私の身体は<シャワー>と言ってもいい。
蛇口に水を注ぎ込むと、体中の汗腺が
シャワーのノズルと化して水を噴出すのである。
注ぎ込んだ分量が、シャワー化されて出てゆく。
どうだ、ジェイ!
実に、科学的じゃないか!