フクラハギを伸ばす器具が売られていた、通販で。
すぐに電話をかけた。
すぐに届いた。
すぐに乗った。
ふむ・・なかなか気持ちがいいな。
でも・・もうちょっと
角度がつかないかな?
な~んか物足りない。
試しに、ミュージカルの仲間に乗って貰った。
すると・・
「うわぁ~きっつう!」
『きつくて乗れないよぉ~』
みんな、足首が、それほど
曲がらないと言うのだ。
みんなとは、もの凄く身体が柔らかいヤツらばかりなのに・・
立ったまま、片方の足を
自分の耳に付けたり出来る人達なのに・・
なぜか、足首だけは固いのだ。
では、なぜ、私は
何ともないのだろう・・?
その答えは、意外なところにあった。
彼らは、私より随分年下の世代である。
試しに訊いてみる。
「トイレってさ、小さい頃、
和式だった?
洋式だった?」
『洋式でしたね』
ふ~むやっぱり!
私の場合、生まれてから30年くらい
和式だったのだ。
一日の内、随分の時間を、
足首曲げに費やしていたのだ。
フクラハギとアキレス腱のストレッチに、
明け暮れていたと考えてもいい。
一日として、この柔軟体操を休んだことがない良い子だったのだ。
あのイチローだとて一日くらい、
ストレッチを休んだ事があるのではないだろうか?
(たぶん、ないな)
しかし、私は、数千日、一日も休まなかったのである。
休ませて貰えなかったのである。
ガバガバ胃袋が、食うもんでね。
そのおかげと云うか、財産と云うか、足首が柔らかい。
私は・・と言ったが、私達50才以上の人達と言おう。
多分、みんな<おかげ財産>の恩恵をこうむっていると思う。
そうかなあっと思われた50才以上の方は、
単に、自覚していないだけかもしれないので、
早急に、通販カタログを開いて、
フクラハギストレッチ器具を手に入れた方がいい。
「ええ~こんなのに乗れるの!」
と孫に尊敬されるかもしれませんヨ。
物足りない私の足首