問題は・・<竹>だ。
自然公園に接して住んでいる我が家には、
いろんな物が襲ってくる。
先日書いたツタであり、ウシガエルであり・・
その中でも、最大の襲撃者は、
竹である。
ツタやウシガエルの襲撃とは、時間の単位が違う。
ツタが一週間も待ってくれない単位とすれば、
竹は、半年単位である。
襲い方が、《ジワリ》なのだ。
っと思っていると、足元をすくわれる。
竹とは、地下茎(ちかけい)の代表だ。
自分を増やすのに、地下を使う。
目に見えない地下で、怪しい動きをする。
誰も見ていない内に、忍びの術を使用する。
地上に伸びた鉄筋コンクリートの塀など、全く気にしない。
なんたって、子孫繁栄に地下を使っているのだ。
言い換えれば、誰にも気づかれる事なく、
子孫を撒き散らしているのだ。
その子孫が雨が降ったあとに、突然伸び始める。
ジワリの襲い方が、急に、ドカ~ンになる。
塀の内側で伸び始める。
2~3日、余所見をしていると、
幼少の子供が、あっという間に、
青年になる。
オギャア~を見逃すと、
暴走青年に驚くことになる。
暴走青年を見逃すと、
ガンコなオヤジに驚くことになる。
それほど、成長が速い。
しかも、一端ガンコオヤジが居座ると、
地下茎は、その地域を手に入れたに等しい。
毎年毎年、暴走青年を送り出してくる。
しかして、我が家は徐々に、竹一家の進出に
怯える日々が続く。
逐一、幼少の子供竹を伐採する。
青年になる前に、征伐してしまう。
ところが、竹の恐ろしいところはココからだ。
まるで我が家が留守にする日を知っているかのように・・
しかも、思いもかけない場所に、
オギャア~と芽を出すのだ。
「え~いつの間に~」
っと気づいた時には、すでに竹は、
ずぶといオヤジになっているのだ。
う~む、問題はやはり・・竹だ・・