上の写真
とある町の駅近くを散歩していたら、この建物に出くわした。
古い民家の頭に付いている大きな看板が、
ココは、不動産屋だと主張している。
赤い文字で<家 土地>と書いてある。
書いてあると言ったが、いつ書いたのだろう?
相当の年月が経っていると思われる。
この不動産屋の建物を、不動産屋風に扱うと・・
【駅より徒歩1分、古民家あり、30坪、土地値】
てな事になりそうだ。
不動産屋を本当に必要としているのは、お宅じゃないの?
っと、つい口に出してしまう。
元来、不動産屋という職業柄、その建物は、小綺麗なものが多い。
表面的には、
磨きを掛けてます的なものが多い。
ところが、こちらの不動産屋さんは、その気が無い。
見てくれに一切の気遣いをしていない。
「私共は、見せかけで騙そうとはしていません!」
誠実さを、逆さまの手法で主張している。
そう云えば、こんなクイズ話があった。
「散髪屋に入ったら、二人のカットマンがいた。
一人は髪型が綺麗にカットされ、
もう一人は、ボサボサの髪型だ。
あなたは、どちらにカットして貰いますか?」
答えは、簡単だよね。ボサボサの方だ。
もう一人を綺麗にカットしているのは、彼だからだ。
この不動産屋を見ていたら、その話を思い出してしまった。
己の見栄えに手を掛けていないのだ。
では、問題です。
この隣に、とても綺麗な不動産屋があったとしたら、
あなたは、どちらの店に入りますか?
ん~~とネ、
やっぱ、綺麗な方かな・・
低い青い家