<トンソク>が好きである。
どの位好きかと云うと、毎日食べても構わない。
韓国風の、茹でたものを冷やしただけの真っ白な奴もいい。
台湾風の、紹興酒で煮たものもいい。
辛子酢味噌を付けて、ガリガリと齧る。
一見、脂だらけに見えるが、脂分は殆ど無い。
あのネチャネチャは、
コラーゲンである。
お肌の味方、コラーちゃんである。
一人前を腹に入れると、結構腹もちがいい。
ダイエットには、もってこいの食材なのだ。
行きつけの台湾料理屋<ファーファー>から
電話が掛かってくる。
「イシマルさ~ん、トンソク出来ましたよ~」
台湾人のお母さんの、とつとつとした喋りが、
トンソクの香りを運んでくる。
わざわざ、トンソクを名指しして、電話が掛かってくるのは、
私が、お店に行くと、必ずトンソクを注文するからである。
トンソクを食べずにお店を出たことがないのである。
「
イシマルさん」と呼ぶ所を間違えて、
「
トンソクさん」と言われた事があるほどだ。(うそだね)
私が食べた後のトンソクの骨の残骸は、
猫も跨いでいくと言われている。(ほんとだ)
これでもかこれでもか・・と歯でコサイでいるので、
ダシも採れないほどである。
猫ががっかりするので、私は、そんな骨を、
<猫ガッカリ>と呼んでいる。
では、猫ガッカリの魚の骨をお見せしよう↓