栃木県の鬼怒川に小さな橋が架かっていた。
その橋から、美しい川を眺めていたら、
妙なものを見つけたので写真に撮った。
上の写真では確認出来ないので、拡大しよう。
川の土手から土手にワイヤーを渡し、
何やら
箱がぶら下がっている。
はは~ん、あの形状は、モノを載せる木の箱だな。
急峻な山間部に行くと、時折あのようなリフトを目にする。
車で運べない山小屋などに、物資を運搬する為だ。
ところがところが、この場所は、鬼怒川でも中流地点。
両側に物を送る必要などなさそうである。
何より、
私が写真を撮っている橋があるのだ。
それに、あのリフトは、さほど古くない。
最近まで使用していたふしがある。
はて・・?
腕組みをして考えてみた。
たぶんアレは、子供の為に大人が拵えたものだナ。
その方は昔、川を渡るリフトに乗りたかったんだナ。
で、自分で造ってみたのだナ。
造ったものの、大人が乗るには、
強度が耐えられないものが出来たのだナ。
そこで、子供達を遊ばせたいと考えたのだろう。
ロビンソンクルーソーの世界である。
ワイワイと子供達は喜んで川を渡った。
空中散歩を楽しんだ。
そしてある日、禁止になった。
誰かが、
危ないと言い始めたのである。
それが故、こんな看板を立てて、
その場所に侵入出来なくしたのだ。
想像ばかりが膨らむ、謎の空中リフト